マグロチャンピオンの料理道場

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肉屋さんのコロッケ(9月の日替わりランチ)

2011年09月01日 | 日替わりランチ
今日から9月となるが、本当に1か月が経つのはあっという間だ。

月が変わることで、「日替わりランチ」も今日から新しいメニューがスタートするが、今月は「ポークソテー」と「肉野菜炒め」と「秋刀魚のフライ」と、「牛肉コロッケ」を新たに加えて、「和風ステーキ」はかなり好評なのでそのままメニューに残した。

これで、5品だが、オフィース街にある店では、土曜日と日曜日のランチタイムはお客さんも少なく、土曜日の「松花堂弁当」と日曜日の「和さ美ご膳」も、30%引きとしてそのままメニューに残した。

さて、先月の「メンチカツ」もかなり好評だったようだが、「メンチカツ」のポイントは牛と豚の合挽き肉に、玉ねぎと「キャベツ」を加えることだ。これで、キャベツの甘味が加わり数段旨くなる。

そして、今回は「牛肉のコロッケ」をつくるポイントについて話をしよう。

さて、美味しい「コロッケ」を食べた記憶というと、皆さんも同じではないかと思うが、昔、商店街にあった肉屋さんの手作りコロッケではないだろうか?

中学の時には部活は水泳部に所属していたのだが、きつい練習が終わって学校から家に帰る途中の肉屋で買って食べた揚げたての「コロッケ」のパリッとした衣とジューシーでコクのある味は今でも忘れられずに、思い出すだけで口の中によだれがいっぱいになってしまう。

何とかあの味を再現したいと思うのだが、日本料理店では天ぷらや鶏の唐揚げなどを「ラード」で揚げたりはしないので、肉屋さんの「コロッケ」のようにラードで揚げるといったこともできない。

そこで、少量のバターと、生クリームを使うことで、ポテトのモソモソとした食感をなくし、ジューシーでコクのある肉屋のようなコロッケとなる。

尚、じゃがいもは茹でずに蒸した方が美味しい(これもポイントだ)

下は、「牛肉コロッケ」の完成写真だ。



◆「牛肉コロッケ」の作り方
1)材料
①じゃがいも  500g
②牛豚ひき肉  150g
③玉ねぎ     1個
④バター     30g
④砂糖      適量
⑤塩、コショー 適量
⑥料理酒    適量
⑦醤油      適量
⑧生クリーム  50CC
⑨ネリヤ(小麦粉、卵、酒)を混ぜてネリヤを作る。
⑩パン粉


2)作り方
①ジャガイモを皮つきのまま蒸し器で蒸す。(竹串を差して中心まで串が通ればOK)
②茹で上がったジャガイモの皮をむいて細かくつぶして、生クリームを加え混ぜ合わせる。
③フライパンを火に掛け、バターでひき肉とタマネギを炒め、砂糖、酒、醤油、塩、コショーで味を整える。
④冷めたら、②のジャガイモと混ぜ合わせて手のひらで小判型にまとめる。
⑤ネリヤにくぐらせて、パン粉を付けて揚げる。

コロッケ等を作る場合には「ネリヤ」にくぐらせてからパン粉を付けると綺麗に揚げることができる。

ネリヤは、小麦粉が1カップなら、料理酒も同量で1カップ、それに卵を1個、よく混ぜ合わせれば簡単にできる。
(酒を牛乳に換えてもいい)

さて、次回はオイスターソースを隠し味に使った「肉野菜炒め」の話をしよう。

尚、8月いっぱい「アクセスランキング」に参加してきたが、やはり中止することにした。

「閲覧数」を増やすことが目的のようになってしまい、自分の性分には合わないようだ。

これからも気ままにブログを続けて行きたいと思うので、このブログを見てくれる人には、これからもよろしくお願いしたい。





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