吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2013年3月11日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉056:貝の知識

2013-03-11 09:25:48 | 「貝寄せ館」物語

写真①:〈貝寄せ館〉に展示したカズラガイ(瓶入りの中央部)

     =2013年3月10日撮影

 

〈貝寄せ館〉展示の貝にアドバイスをいただきました

  「海とまちなみの会」の事務所・〈貝寄せ館〉に3月3日、北九州市八幡西区にお住まいの貝に詳しい男子大学生Oさんが来館され、展示している津屋崎の貝殻についていろいろとアドバイスをいただきました。10日、本会の〝貝博士〟の大賀康子会員に確認してもらい、展示の内容をよりわかりやすくしました。

 Oさんによると、〈貝寄せ館〉に展示しているカズラガイ(トウカムリガイ科)=写真①=は、正しくはナガカズラガイではとのご指摘のようでしたが、大賀さんによると、旧津屋崎町が平成8年に発行した『津屋崎町史 資料編下巻(二)』の「津屋崎町産貝類目録」に収録されている「カズラガイ」の和名に従って展示したそうです。カズラガイは、細かく分けるとカズラガイとナガカズラガイがあるようですが、その見分け方や津屋崎町で両方とも取れた記録の有無など、またOさんにご教示いただければ、「貝寄せ館」の貝の知識が増すことになり、うれしいです。

 津屋崎町出身の麦野裕会員(千葉県在住)から〈貝寄せ館〉に寄贈された『原色日本貝類図鑑』(保育社刊)によると、カズラガイは縦縞の褐色彩のある美しい貝です=写真②=。瓶に入れて展示していたカズラガイの縦縞の褐色彩が見やすいように10日、和名ラベルの真下に入れ直しました。

写真②:縦縞の褐色彩が美しいカズラガイ(保育社刊『原色日本貝類図鑑』から)

  また、Oさんが「貝寄せ館」にいた「海とまちなみの会」会員に和名を話された食用にもなる巻貝のマガキガイ(ソデボラ科、またはスイショウガイ科)=写真③=についても、ラベルに和名を書いて表示することにしました=写真④=。

 

写真③:食用にもなる巻貝のマガキガイ(保育社刊『原色日本貝類図鑑』から)

写真④:瓶入りの「コナガニシ」と「シドロガイ」のラベルの間に詰められたマガキガイ(和名入りラベルを貼って11日表示へ)

     =〈貝寄せ館〉で、10日撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年3月10日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉055:新パネル展示

2013-03-10 18:49:42 | 「貝寄せ館」物語

写真①:〈貝寄せ館〉の東側壁面に掲示した新パネル

    =2013年3月10日撮影

 〈貝寄せ館〉に新パネル展示

 

  「海とまちなみの会」の事務所・〈貝寄せ館〉に3月10日、〈津屋崎千軒〉の〝古風な趣のある町〟の特徴と、本会の活動を紹介した新パネルを展示しました=写真①=。

  3月2日、太宰府市の九州国立博物館で開かれた第7回福岡県景観大会「風景にきづく 景観をきずく~ともに」(県美しいまちづくり協議会と同県主催)で、同博物館1階・ミュージアムホールに展示して好評だったため、〈貝寄せ館〉の東側壁面に掲示しました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年3月10日/〈福岡・町歩き〉008・光明禅寺

2013-03-10 04:56:08 | 福岡・町歩き

写真①:「光明禅寺」の山門

      =太宰府市宰府2-16-1で、2013年3月2日午前11時30分撮影

 

〈福岡・町歩き〉・「太宰府天満宮」参道探訪 3

 光明禅寺

 光明禅寺(こうみょうぜんじ)=写真①=は臨済宗寺院で、太宰府天満宮の参道を上り詰め、右曲して突き当りにあります。裏庭には、青苔で大陸と島を、白砂で水と大海を表現した「一滴海之庭(いってきかいのにわ)」という九州唯一の枯山水の庭園があり、〝苔寺〟の名で親しまれています。紅葉(黄葉)とシャクナゲの美しい寺でも有名です。
 

 山号は神護山(じんごさん)。菅家(菅原道真家)の生まれとされる鉄牛円心(てつぎゅうえんしん)和尚が、鎌倉時代の文永10年(1273年)に創建したという。本尊の薬師如来が鎮座する「本堂」=写真②=は、落ち着いた風情があります。あいにく拝観(拝観料2百円)できず、残念でした。

写真②:「光明禅寺」の本堂

     =3月2日午前11時30分撮影

  「本堂」前庭の石を配して「光」の字を書いた「仏光石庭(ふっこうせきてい)」が、渋くていいですね=写真③=。茶室から見る「一滴海之庭」の紅葉も素晴らしいそうで、ぜひ今秋には訪ねてみたいです。

写真③:本堂前庭の「仏光石庭」

     =「光明禅寺」で、2日午前11時10分撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年3月9日/〈日記〉498・津屋崎千軒まちなみガイドライン案の紹介

2013-03-09 17:53:28 | 「貝寄せ館」物語

写真①:九州大学院生による「津屋崎千軒まちなみガイドライン」案についての発表

     =福津市まちおこしセンター「津屋崎千軒なごみ」で、2013年3月9日撮影

 シンポジュウム「福津市で活動する学生と語ろう」(主催・同市、福岡女子大学)が3月9日、市まちおこしセンター「津屋崎千軒なごみ」で開かれ、九州大学院生による津屋崎千軒まちなみガイドライン案の発表=写真①=がありました。

 これまで福津市都市計画課が、〈津屋崎千軒〉の建物調査を2008年に行った田上健一・九州大学大学院芸術工学研究院准教授(建築計画・建築設計)や同大学院生の協力で、「津屋崎千軒まちなみガイドライン作成のためのワークショップ」を13年1月19日までに5回重ね、市の公募に応じた市民ら約30人が参加してガイドライン案を作成。この日のシンポジュウムで、九大院生の取り組んだワークショップの報告として、編集中のまちなみガイドライン案冊子・『町並みづくりの道しるべ』をもとに、建物の高さや色をそろえ、デザインを工夫するなどの内容にまとめた成果が紹介されました。

 福津市は、策定した市景観マスタープラン(2008-2017年)の「景観まちづくりの基本方針」に基づき、住民の協力のもと「景観の自主的ルールづくり」を津屋崎千軒などで先導的に行う計画。まず住民参加で作った景観の自主的ルール・「津屋崎千軒のガイドライン」案作成で、「福津らしい景観」についての市民の合意形成と、それを守るためのルール作りへの第一歩を踏み出します。かつて千軒も町家が並ぶほど栄えたといわれる〈津屋崎千軒〉の情緒あるまちなみを未来に継承していくため、今後、同ガイドラインに基づき景観重点整備地区を指定して景観まちづくり計画に取り組みたいとしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年3月8日/〈福岡・町歩き〉007・変圧器

2013-03-08 00:02:53 | 福岡・町歩き

写真①:石畳の参道両脇に設置されている白い大きな箱

      =太宰府市の「太宰府天満宮」門前町大町参道で、2013年3月2日午前11時10分撮影

 

〈福岡・町歩き〉・「太宰府天満宮」参道探訪 2

:変圧器

  「太宰府天満宮」門前町の石畳の参道を歩いていると、白い大きな陶磁器製の箱が参道両脇に約60㍍間隔で設置されている=写真①=のに気付きました。しゃれた感じのゴミ箱かな、と思って見たら「変圧器」と小さい字で書かれており、電線の地中化に伴う設備だという。

  側面には「太宰府史跡めぐり ロマンの里太宰府」と大きな文字入りで、史跡名所の案内地図が描かれています=写真②=。

 

写真②:「太宰府史跡めぐり ロマンの里太宰府」と表示された側面

     =「太宰府天満宮」門前町大町参道で、3月2日午前11時10分撮影

  上面には「太宰府の史跡・文化財 観世音寺」などの見出しと写真付きで、解説文が書かれていました=写真③=。

写真③:上面にある「太宰府の史跡・文化財 観世音寺」の見出しと写真が付いた解説文

     =「太宰府天満宮」門前町大町参道で、2日午前11時10分撮影

  電線の地中化で門前町参道の景観はすっきりして好印象ですが、福津市・〈津屋崎千軒〉通りで電線の地中化をしようとした場合は、車がすれ違うのがやっとの道幅しかないため、どの家の前に設置するかが課題になりそうです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年3月7日/〈福岡・町歩き〉006・「太宰府天満宮」参道探訪

2013-03-07 08:44:33 | 福岡・町歩き

写真①:伊藤伝右衛門寄贈の石鳥居「二の鳥居」

      =太宰府市の「太宰府天満宮」門前町馬場参道で、2013年3月2日午前11時10分撮影

 3月2日に太宰府市の九州国立博物館で開かれた第7回福岡県景観大会「風景にきづく 景観をきずく~ともに」に参加、「太宰府天満宮」参道を散策したリポートを、〈福岡・町歩き〉・「太宰府天満宮」参道探訪シリーズとしてきょう3月7日から掲載します。本来なら〈太宰府・町歩き〉のカテゴリーで掲載したいところですが、カテゴリーが限度数の30に達しているため、〈福岡・町歩き〉のカテゴリーに収容しました。

 

〈福岡・町歩き〉・「太宰府天満宮」参道探訪 1

 :伊藤伝右衛門寄贈の石鳥居

 第7回福岡県景観大会は、県美しいまちづくり協議会と同県の主催。私が所属している「津屋崎千軒 海とまちなみの会」も同協議会に加盟しているため大会に参加し、いい風景を見つける「まちづくりワークショップ体験」で「太宰府天満宮」門前町参道を歩きました。

 一番の収穫は、〝筑豊の炭鉱王〟・伊藤傳(伝)右衛門(1860-1947)が明治45年(1912年)に寄贈した「太宰府天満宮」門前町馬場参道の「二の鳥居」=写真①=を撮影できたことです。この石柱に「伊藤傳右衛門」の名と「筑前津屋崎町 石工花田市助」の名が刻まれています=写真②=。

写真②:石鳥居に刻まれた「伊藤傳右衛門」と「筑前津屋崎町 石工花田市助」の名

     =「太宰府天満宮」門前町馬場参道で、3月2日午前11時10分撮影

 反対側の石柱には、寄贈年月日の「明治四十五年六月吉日」=写真③=と刻まれていました。

写真③:石鳥居石柱に刻まれた「明治四十五年六月吉日」の寄贈年月日

     =「太宰府天満宮」門前町馬場参道で、2日午前11時10分撮影

 花田市助は福津市渡(わたり)の石工で、同市宮司元町にある商売繁盛の神様・「宮地嶽神社」門前町参道の石段上り口に建つ「伊藤傳右衛門」の明治三十九年(1906年)寄贈の石鳥居も彫刻しています。

 渡地区は字蛭子ノ元から京泊に至る海岸に採石できる「渡石」(水成岩)があったことから、明治以前から石屋があり、昭和元年から10年ごろには約20軒の石屋で親方や職人の石工を含め約50人が鳥居や石塔などを彫刻していました。渡の石工が彫刻した「伊藤傳右衛門」寄贈の石鳥居が、学問の神様・「太宰府天満宮」の門前町馬場参道と「宮地嶽神社」門前町参道の石段上り口に建てられていることは、津屋崎の石工、石屋さんにとって誇りです。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年3月5日/〈津屋崎の四季〉948:お魚ゲット

2013-03-05 06:26:52 | 風物

 福津市渡の「津屋崎干潟」の浅瀬で、冬鳥のヘラサギ(トキ科)がお魚をゲット――。2013年2月28日午前7時19分から1分間の撮影です。

  

       写真①          写真②         写真③

写真①:お魚をナイスキャッチ

写真②:ゲットした獲物は、大きいぞ! ボラかなァ? 取り落としても逃げられないように砂地へ歩いていこうっと。

写真③:あれ、ツクシガモ(カモ科)がいるな。ここらで呑みこもう。ムグッ、ムグッ…大きいい獲物だな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈催事〉0224:太宰府天満宮の梅見ごろ

2013-03-02 21:26:55 | 行楽催事

写真①:見ごろの紅白の梅の花を楽しむ観光客

     =福岡県太宰府市の「太宰府天満宮」境内で、2013年3月2日午前11時撮影

   

見ごろの紅白の梅の花楽しめました

ワークショップで「太宰府天満宮」の境内を散策

  福岡県太宰府市の九州国立博物館で開かれた第7回県景観大会「風景にきづく 景観をきずく~ともに」(県美しいまちづくり協議会と同県主催)に出席した3月2日、久しぶりに太宰府天満宮の境内と参道を歩きました。風が強かったものの、紅白の梅が見ごろの境内は多くの観光客で賑わっていました=写真①=。

  午前10時55分から太宰府天満宮参道や光明禅寺などを歩き、いい風景を見つける「まちづくりワークショップ体験」に参加。行き交う参拝客で混雑する参道沿いの店をのぞいたり、梅ケ枝餅を買ったりしながら約2時間の町歩きを2時間近く楽しみました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈催事〉0224:太宰府天満宮の梅見ごろ

2013-03-02 21:26:55 | 行楽催事

写真①:見ごろの紅白の梅の花を楽しむ観光客

     =福岡県太宰府市の「太宰府天満宮」境内で、2013年3月2日午前11時撮影

   

見ごろの紅白の梅の花楽しめました

ワークショップで「太宰府天満宮」の境内を散策

  福岡県太宰府市の九州国立博物館で開かれた第7回県景観大会「風景にきづく 景観をきずく~ともに」(県美しいまちづくり協議会と同県主催)に出席した3月2日、久しぶりに太宰府天満宮の境内と参道を歩きました。風が強かったものの、紅白の梅が見ごろの境内は多くの観光客で賑わっていました=写真①=。

  午前10時55分から太宰府天満宮参道や光明禅寺などを歩き、いい風景を見つける「まちづくりワークショップ体験」に参加。行き交う参拝客で混雑する参道沿いの店をのぞいたり、梅ケ枝餅を買ったりしながら約2時間の町歩きを2時間近く楽しみました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする