写真①:梶原康弘さん(左)所有の山林の一角に設けられた塩焼き釜
=福津市手光で、2010年1月30日分撮影
1月30日と31日、「津屋崎の塩」が製造、販売されている現場を取材してきましたので、皆様に報告します。江戸時代から明治にかけて〈津屋崎千軒〉の繁栄を支え、〝津屋崎は塩で保(も)つ〟とまで言われた「津屋崎塩田」が廃止された今も、古里・津屋崎で塩づくりに成功し、売られているのを見て、嬉しくなりました。
以前、私が住んでいた福津市津屋崎3丁目隣組の梶原康弘さん(68)が、同市渡の玄界灘に面した「恋の浦」で汲んだ海水で塩づくりをされていることを知り、30日午前、同市手光(てびか)の作業現場を訪れました。
作業現場は、梶原さん所有の山林の自動車道路に面した場所にあり、塩焼き用の釜や鍋が据えられていました=写真①=。梶原さんによると、12,3年前から「恋の浦」海岸で大潮の時、きれいな海水を10㍑入りのボトルに汲み取り、車で手光まで運び、釜で焼いて塩作りをしているという。
釜や鍋は廃品を利用、焚き付けの木材も廃材をもらって、試行錯誤を重ねて塩づくりに成功。近くの空き地で1~2日間、天日干し=写真②=し、「粗塩(あらじお)」は漬物用に、不純物を選別した「焼き塩(やきじお)」は料理用として利用されています。
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写真②:「粗塩」の天日干しをする梶原さん
=福津市手光で、1月30日撮影
梶原さんは、自宅近くの友人の青山宣比古さんが経営する水産物加工販売会社「若水」に「焼き塩」と塩作りの副産物の「にがり」を卸し、福津市勝浦の農水産物直販所「あんずの里市」で「焼き塩」(180㌘入り、300円)や「天然にがり」(250円)を販売=写真③=。青山さんは「福津市外の注文者にも焼き塩を送っていますが、評判がいい」と話されていました。
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写真③:販売されている津屋崎の「焼き塩」と「天然にがり」
=福津市勝浦の「あんずの里市」で、1月31日撮影
=福津市手光で、2010年1月30日分撮影
1月30日と31日、「津屋崎の塩」が製造、販売されている現場を取材してきましたので、皆様に報告します。江戸時代から明治にかけて〈津屋崎千軒〉の繁栄を支え、〝津屋崎は塩で保(も)つ〟とまで言われた「津屋崎塩田」が廃止された今も、古里・津屋崎で塩づくりに成功し、売られているのを見て、嬉しくなりました。
以前、私が住んでいた福津市津屋崎3丁目隣組の梶原康弘さん(68)が、同市渡の玄界灘に面した「恋の浦」で汲んだ海水で塩づくりをされていることを知り、30日午前、同市手光(てびか)の作業現場を訪れました。
作業現場は、梶原さん所有の山林の自動車道路に面した場所にあり、塩焼き用の釜や鍋が据えられていました=写真①=。梶原さんによると、12,3年前から「恋の浦」海岸で大潮の時、きれいな海水を10㍑入りのボトルに汲み取り、車で手光まで運び、釜で焼いて塩作りをしているという。
釜や鍋は廃品を利用、焚き付けの木材も廃材をもらって、試行錯誤を重ねて塩づくりに成功。近くの空き地で1~2日間、天日干し=写真②=し、「粗塩(あらじお)」は漬物用に、不純物を選別した「焼き塩(やきじお)」は料理用として利用されています。
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写真②:「粗塩」の天日干しをする梶原さん
=福津市手光で、1月30日撮影
梶原さんは、自宅近くの友人の青山宣比古さんが経営する水産物加工販売会社「若水」に「焼き塩」と塩作りの副産物の「にがり」を卸し、福津市勝浦の農水産物直販所「あんずの里市」で「焼き塩」(180㌘入り、300円)や「天然にがり」(250円)を販売=写真③=。青山さんは「福津市外の注文者にも焼き塩を送っていますが、評判がいい」と話されていました。
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写真③:販売されている津屋崎の「焼き塩」と「天然にがり」
=福津市勝浦の「あんずの里市」で、1月31日撮影