fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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講演会のお知らせ

2016年06月13日 | 日記
 7月10日(日) 14:00~
 国分寺市立本多図書館で、講演会を行います。
 国分寺は、20年ほど住んでいた町で、本多図書館、公民館には大変お世話になりました。そこで、講演会をすることになろうとは、あの頃の自分には考えられないことでした。

「ふつうの主婦が作家になった~『しゅるしゅるぱん』ができるまで」という演題。作家と言っちゃっていいのかい? というつっこみが自分の中からわき上がりますが、そういうことも含めてお話をしたいと思っております。

 近づきましたら、また改めてご案内いたしますが、ぜひおいでください。

 *11日(土)のせいのあつこさんのお祝い会では、小学校の同窓生との思いがけない出会いもありました。となりのクラスだったらしく、家もたぶん徒歩15分程度。10才前後の私達は、学校の廊下ですれちがうこともあったことでしょう。つながってるなー。

「児童文芸」2016・6/7月号

2016年06月12日 | 日記
 児童文学評論家土山優さんが、「ブックプラザ」というコーナーで、『しゅるしゅるぱん』(福音館書店)を取り上げてくださっています。

 (前略)この物語が為す重層構造。そして世界観の対比、陰と陽、実と虚、具と不具らが描かれる。表現力が素晴らしい。ふと「遠野物語」を想起する。興味をそそられる記述は読むほどに増えていくが、何度読んでも惹きつけられるのは庭の桜木をただ眺め続け、物言わぬ老女妙である。(中略)老女妙に一切を語らせぬ作家の心持ちが潔い。

 語らせずに表現する。意図してやったわけではないのですが、それができていたら、こんなに嬉しいことはないです。
 ありがとうございました。

 嬉しい、楽しい、美しい、きれいなどの言葉を使わずにそれを表現することが文学。という初心を思い出させていただきました。 児童文学、特に幼年のものを書くと、ついこの上の言葉、他にも「怖いとか、悲しい」を使ってしまうんです。

  泰山木

 

東京ステーションホテル 

2016年06月11日 | 日記
 泊まったわけではありません。(あたりまえ)
 地下のレストランで食事をしました。しち十二候 という和食のお店。
 白い布でしきられた個室で、心づくしの松花堂弁当。



 そして、ラウンジでお茶を。

 おしゃべりも楽しく。また、がんばろうと。

きょうは、せいのあつこさん『ガラスの壁のむこうがわ』のお祝い会です。私、司会。
 その前に、句会も。中野の南口から北口へ、GO。

第3回童話塾in仙台

2016年06月10日 | 日記
    

 7月17日(日)
 仙台にて。
 児童文学作家佐々木ひとみさん、高橋秀雄さんの講演会+合評会。と盛りだくさんです。
 すみません。おおざっぱで。(チラシも小さくて……)左のブックマークの児童文芸家協会で告知されていますので、ご興味のある方、ぜひごらんください。
 そして仙台方面の方、東北の方、ぜひおいでください(いや、行きましょうというべきか)。
 私も今年は行きます! この前泊まったホテルがいいと思ったら、連休なので、とれず、やっと安いところをなんとか押さえました。ちょっと不便かもですが、しかたない。
 東京の会のときは、地方から来るかたは、こうやって苦労してホテルをとってらっしゃるんだよなあとも思った次第です。

 準備をしてくださっている作家の皆様、お世話になります。

生田緑地&岡本太郎

2016年06月08日 | 日記
       
 
 川崎市にある生田緑地に行ってきました。メタセコイヤの林が美しかった。
 その奥にあるのが、岡本太郎美術館

 今の時代なら、そんなに驚きませんが、あの時代にあんな絵を描いていたってことは、やはりすごいと思いました。
 
 
 この椅子の手前には、「座ることを拒否する椅子」というのも。
 学生の頃、私も「座れない椅子」というのを制作したことがあったなあと思い出しました。私のは、座面に球を置いたものでした。あれ、そのまま大学に置いてきたけど、学校側は迷惑だっただろうなあ。不燃物で出されたのかしら。(金属加工で作ったものだったので。球は、木で作って銀箔を貼ったんだったな)

 それにしても、ガビチョウ(画眉鳥と書くのか?)がけたたましい季節になってきました。生田緑地には、そこにいるいろんな鳥の剥製が展示しているところもあり、へえ、こんな鳥まで? と思ったけれど、聞こえるのはガビチョウの声。うちにいても、そうです。
 岩手や秋田にはまだいないかな? どうぞ、北上しませんように。

読むに値するもの

2016年06月07日 | 日記

 読むに値するもの。
 1.誰もが心に思っている事柄を、再認識させ共感させる。
 2.誰もが知りながら心で見過ごしている事柄を、改めて再認識し実感させる。
 3.人に知られていない事柄を書き表して、そこに意味を発見し光を当てる。(村田喜代子)

 物語もそうだし、俳句もそう。

     捻花

秋田さきがけ新報の記事

2016年06月07日 | 日記
 5日(日)の秋田さきがけ新報の首都圏発というコーナーで、記事にしていただきました。



 一時間半もお話をした中から、上手にまとめられていて、さすがプロだなと思いました。


 姪もツイッターで、ツイートしてくれました。←オスロで頑張ってる。ヤフーニュースで、ちょくちょくノルウェーの文化や政治のことを書いています。意外に硬派。

本郷界隈

2016年06月06日 | 日記
 本郷界隈の散策をしました。「季節風」大会でもないのに、あっちに出かけて。

       一葉が住んでいたあたり。

  

  

  三四郎池(東大内)

 あの路地の雰囲気、いつまで残っているでしょうか。残ってほしい。

ドラマ「重版出来」

2016年06月05日 | 日記
 先週の贈呈式(あれ? 先々週になる?)は、たくさんの児童文学作家さんと編集者さんの集まりでした。「『重版出来』見てる?」的会話があちこちでありました。「泣けるよね~」とか。
 でも視聴率はイマイチなようで、録画して見ている人も多いのかもしれません。あと、業界と関係ない人にはそんなに? なのか。

 黒木華さんが、素晴らしいし。オダギリジョーもいいし。荒川良々さんもいいし。みんないい。翌日、このドラマについてつぶやいているツイッターなんかまで見てしまっています。

 贈呈式では、何年も前にアンソロジーでお世話になった編集者さんともお会いできたし、(お声をかけてくださって、感激)「この前お兄さんとお会いしました」とかっていう編集者さんもいらしたし」(秋田でたまたま会ったらしい。しかも、『しゅるしゅるぱん』を読んでくださった直後だったらしく)
 つながってるなあと思ったことが、いろいろでした。
 
 児童文芸家協会のHPに当日の写真がたくさん出ています。
 私、てかってる・・・。
 着ていく服を決めたのが、岩手へ行く前で、岩手にいる間もまだほとんど寒かったので、裏地のついたジャケットなんて着てしまい、(エアコンもきいているだろうと)暑くて汗だくでした。(恥)
 でも、みなさんいい笑顔。

  児童文芸家協会の贈呈式のあったホテルのロビーには、この御神輿がありました。
 お祭りの季節だ。
 
 追記 先日末吉暁子先生のご葬儀に行った際、駅からの道がさっぱりわからず、喪服を着た女性がエスカレーターでいっしょだったので、末吉先生のご葬儀ですか? と声をかけいっしょに行っていただきました。一人だったら、絶対行き着けなかった。その方と道々、少しお話したところ、某雑誌の編集者さんだったときに先生にお世話になったとのこと。その雑誌、私にとってとても思い出深い雑誌だったので、もう少しそのお話ができたらよかった。…なんてことも後から思いました。ご縁があればつながるかな? (このブログからつながらないかなあ、なんていう下心でした。←自分の作品というものが、初めて活字になったのがその雑誌だったので、そこから始まっているというようなこととか、お礼を伝えたかったわけです。北柳杏子という名前で短歌を何度も載せていただいていました。でもなにしろ教会へ行く道々だったので、不謹慎かなという気持ちも働きました)

展覧会

2016年06月04日 | 日記
 終了してから一週間も経ちました? 上野でやっていた若冲展、すごい評判でした。3時間待ちとかって。
 上野での企画展には、行く気ゼロです。
 絵はゆっくりと、ゆったりとした空間でじゃなきゃ、観たくない。

 でも、私たぶん10年くらい前だと思うけど、上野で若冲を観ています。
 何かふらりと入ったら、2枚くらいすごい絵があって、びっくりして。それが若冲でした。いろいろな人の絵の中にあったのか、よく覚えていません。でも若冲の絵に驚いたことだけは鮮烈でした。それまで知らない画家だったので。
 見ると、宮内庁所蔵と書いてあって、江戸時代にこんな絵を描いた人がいたことに驚いたのと、宮内庁はすごい絵を持っているものだと思ったのでした。
 ガランとしていましたよ。(笑)

 絵を観るときは、地方の美術館に行くに限りますよ。すごい絵があるのです。
 岩手県立美術館もいい。
 秋田は新しくなってから、ちょっと……ですが。いや、前との比較で。前の美術館のゆったり感がすばらしかったので。

   茅花

ルーシーの台詞

2016年06月03日 | 日記
 左のブックマークにもあるmiyukiさんのブログに、スヌーピーの漫画のことが書かれていました。

 最後のルーシーの台詞、なるほど~。お嬢さん達は、年頃なので自分が「好きじゃないから」と言われた場合を想定して「傷ついた」と受け取るんだなあと。
 私はどう解釈するか……。
 実は、ぱっと答えが出せずに悩みました。(笑)

 ルーシーが傷ついていないとは、思わない。だって、好きなんだしね。
 でももしかしたら、シュローダーが自分を好きかどうか? は実は彼女にはあまり重要ではないのかもしれない。自分がどうなのか? という方が大事。なのかなあと思ったり。
 だから、「あなたが私を好きかどうかじゃないの。ただ、私はあなたからお花をもらいたいってだけ」ということを言いたいのか、とか。
 いや、彼女はシュローダーが決して自分を見ないことをもうわかっている。それでも彼のそばにいたい、ピアノを聴いていたい、そしてお花をもらいたい。
 ルーシーの強さを物語っている、ワンシーンなのかも。です。
 
 これが、大人なら高慢ちき。でもスヌーピーの世界だから、あり。
 この哲学的な会話が、世界中で愛されている理由のひとつですよね。

 絵本でなら、これができるなあと思うけど、それは他の人にやっていただく事かな。とか、ちょっと自分の創作に置き換えても考えさせられました。

   桑の実

追悼末吉暁子先生

2016年06月02日 | 日記
 児童文学作家の末吉暁子先生が、お亡くなりになったとのこと。
 児童文学界を長く牽引してくださった作家のお一人です。
 

 遠野の座敷わらしを題材にした『雨ふり花咲いた』のような長編ファンタジーから、NHKの人形劇になっている『がんこちゃん』シリーズまで、幅広く作品を遺されました。
「鬼ヶ島通信」という雑誌に載せてらした「海ばばがいた日」という作品を連載中でした。次号には載るのでしょうか・・。「海ばばがいた日」は、特に楽しみに読んでいました。

 2度お目に機会がありました。2回目は人見知りをしてお声などかけられずにいたら、会の終わりころ、先生のほうから「おおぎやなぎさん」と声をかけてくださったのでした。(名札をしていたとはいえ)
 そのとき、「海ばばがいた日」、先生のお作品の中で、一番好きな作品になると思います。楽しみにしております。と申し上げることができました。
「海ばばがいた日」。きっとこのあと出版されると信じています。ぜひぜひ!

ニキドサンファルの絵はがき
 『しゅるしゅるぱん』も送らせていただき、おはがきをいただいていました。写真はそのはがきです。消印は昨年の11月。
 これからゆっくり読みますと書かれていましたが、とても本をお読みになれる状況ではなかったのだろうと思います。(左上の蝶は、そこに書かれていたものを隠すため、私がおきました)
「おめでとう」と言っていただいた(書いて)、それだけでも光栄です。

 たくさんの作家を育てられた方で、私はその枠の外にいるのか、それともぎりぎり片足くらい入っているのか……。そんなことを考えていた数日です。ともあれ、今日はお別れをさせていただきます。
 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

北海道新聞でご紹介いただきました。

2016年06月01日 | 自作紹介
 5月22日の北海道新聞で、『しゅるしゅるぱん』をご紹介いただいていました。

   

 小さくて読めないですね。でも、オリジナルサイズだと、

  

 でかすぎ。
 うーん。なぜだ。

 河田由美子さんとおっしゃる方が、書かいてくださったものですが、短い中にとてもしっかりと、作品の魅力を伝えてくださっています。ありがとうございました。