新刊のカバーを開くと、一枚の絵になっています。
雪景色なのに、暖かい。雪におしつぶされそうな小さな家。ここで、主人公はがんばります。
ところで、
昨日オビをはずして、はっと気づいたのが装丁家のお名前。中嶋香織さん!
本を作るとき、イラストの方は前もって希望をきかれたり、「この方でどうでしょうか」と提示されたりします。くまおり純さんは、私が希望した数人の中から新日本出版社の編集者さんが決めてくださいました。中にも、くまおりさんのイラストがたくさん! 嬉しい~。
装丁、ブックデザインの方は、この方にお願いしますと教えてくださる場合と何もない場合があります。私から希望を出すことはありません。今回は、最初から最後までお名前を聞くことなく本作りが進んでいました。見本をいただいたのは、一週間以上もなっていて、今になって気づきました。
なので、びっくり。
そして、感激。
というのも、ずっと中嶋香織さんのデザインする本のファンで、いつかこの方に本をデザインしていただけたらなあと思っていたのです。
朽木祥さんの『引き出しの中の家』が最高です。図書館で見てもだめです。カバーをはずすと、そこが素晴らしいんですから!
そういえば、『ジャンプして~』も、カバーをはずすと淡い黄色で、リンゴの絵が全体にあるのに、わあーっと思っていたのです。なるほど、中嶋さんだったんですね!
もちろん、これまで出した本は、それぞれデザイナーさんがついてくださって、みんな好きです。『しゅるしゅるぱん』『オオカミのお札』『どこどこ山はどこにある』のデザイナーさんとはお会いする機会もありました。
今回、思いがけず、願いが一つ叶いました!
中嶋さん、ありがとうございます!!
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