産経新聞のネット記事によれば、韓国の裁判所は、長崎県対馬市の観音寺から盗まれ韓国に持ち込まれた「観世音菩薩坐像」を同国中部瑞山の浮石寺側に引き渡すよう命じた大田地裁の判決を巡って、判決確定前に寺側に仏像を移すことを認めない判断を出したという。
当然のことだと思う。元々出された判決自体がまったく根拠に乏しいものだ。仏像が数百年前に倭寇により略奪されたという主張だが、明確な証拠でもあるのだろうか。仮に百歩譲ってそれがあったとしても、物事には時効というものがある。
それとも韓国では、例えば自分の住んでいる土地が数百年前に奪われたものだから返せと言われれば、それに応じないといけないのだろうか。もしそんな決まりがあったにしても、世界では通用しない。
もしこの判決が上級裁でも通るようなことがあれば、韓国は世界から信用をなくすことになるのではないだろうか。上級裁では理性的な判断を望みたい。