「万里の長城は、元々春秋時代に各国が北方の騎馬民族からの自国防衛の為個々に作っていた塀を、中国統一した始皇帝が繋げた」もの。
始皇帝の頃は「塀は馬に乗って越えられないくらいに土を盛ったもの(北方の騎馬民族からの防衛には十分)」が多かったそうです。なんだかイメージと違いますよね…。
それもそのはず、今現存しているものはほとんどが明の時代に築かれたものだそうです。レンガや石灰が使われて強固になったそうな。
(1番有名な、北京郊外にある八達嶺長城は明時代に修築されたもの。)
明といえば日明貿易(勘合貿易)の時代、つまり日本は室町時代くらいですね。
・明(1368~1644)
・室町時代(1336~1573)
始皇帝=万里の長城っていうイメージで、
てっきりこの人が全部築いたとばかり思ってたんですが違ったとは…びっくり。
万里の長城っていう名称は司馬遷の「史記」から。
案外知らなかったこともたくさんあったりして、世界遺産検定の勉強はすごく楽しいです!
画像はWikipediaの八達嶺長城の項目からお借りしました。