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ウォーキングin志和地スタッフで参加・田の神の話し

2012年11月24日 | Weblog
山の案内 歩き日記 志和地ウォーキングコースの案内

 「田空の会」よりスタッフ参加要請があり、田園空間博物館説明(参加者全員)、「田の神」説明(中学生)、カメラ担当で参加しました。当日は薄曇りで暑くもなく、寒くもなく絶好なウォーキング日和です。スタッフは7時30分集合。スタッフの皆さん、受付机の配置や名簿の点検、「田空の会のぼり」を立てたりと準備に余念がありません。

 8時受付開始、沢山の参加者で賑わっています。今回のウォーキング参加者数は、当初の予想80名を大きく上回る、163名でした。9時開会式・体操の後、志和池中生の団体(30名)を先頭に出発。

 途中、歴史的価値の高い農業用施設、史跡、名跡の説明を聞きながら、美しい田園風景の中を、参加者の皆さん、それぞれのペースで、写真撮影をしながら、楽しく歩いておられました。

 事故もなく、参加者の皆さん全員、無事ゴールできました。ゴールの後は、アンケートに答えていただき、お楽しみの昼食、農協婦人部の手作り料理で、志和池地取れのそば粉、里芋、野菜のそば汁と新米のおにぎり、大変美味しかったです。私は、そば汁のおかわりしました。これで会費500円は安すぎと思いました。(^_^)v

折角ですので、ここで「田の神」と「田空の会」の説明をします。

★「田のかんさあ」、なんじゃろかい

 都城には約130の「田の神」がおられると言われています。諸県弁では「田のかんさあ」と言います。都城の「田の神」は、神官型と農民型が主流で、僧侶型、地蔵型、自然石ながあります。宮崎県で田の神が一番多いのは、えびの市で140の「田の神」がおられます。(「田の神」数は、平成9年発行の「宮崎の田の神像/青山幹雄氏著」のデータです。)

 下水流の「田の神」は農民型です。農民型は、頭にシキ(縄で編んだ敷の物。日よけ笠?)を乗せ、右手にメシゲ(しゃもじ)とおわんを持っているのが、農民型の典型です。

 下水流の田の神が「男根の形に似ている」と、説明があったそうですが、それ間違いと、私は思いますし、冬は山の神となり、春は里におりて「田の神」となって田を守り、豊作をもたらし、続けた、「田の神」に対して、失礼と思いました。上水流の「田の神」は、太い眉とつり上がった目、両手を胸の前に組み合わせた姿が特徴の神官型です。宝暦2年(1752)に建立されています。

写真右:下水流の農民型「田の神」(Kさんよりお借りしました。「何見てるの」の題が付いています。田の神が、田んぼを見守っている感じが、とても良いです。)鼻先が欠けています。 写真左:上水流の神官型「田の神」(豊作を祈っている姿と思いますが・・・・)

 「田の神」は、300年前に出現したと言われています。「田の神」の発祥は、定かではありませんが、青山幹雄氏が、小林史談会の機関誌「ひなもり」の誌上で、焼酎を腹一杯飲みたい、知恵ものの農民が、神様に焼酎を上納してもらうために、豊作祈願の「田の神像」を作ったと書いておられます。「田の神」は、薩摩藩の新田開発で急速に広がりました。また、享保期の霧島大噴火で、広がったとの説もあります。

 地方によっては、「おっとい田の神」の風習があります。諸県弁でおっといは、盗むことです。田の神のない村が、豊作の村から「田の神」を盗んで、村の「田の神」にするのです。盗む時は、「しもずいに よか水路が できもしたげな ちょこっ みに いたっきもんさ」などと、ユニークな文面の手紙を置いていきます。

 そして3年たつと、盗んだ村の村人たちが総出で「田の神」を車にのせ、米俵、餅、酒などを添えて返しにやってきます。盗まれた村の村人は総出で出迎え、二つ村の村人たちは、そこで「田の神受け取り」の宴会を開いて交流したそうです。

 今、「田のかんさあが おっとられんごつ コンクィで かたむいが」と、コンクリートの上に固定された、「田の神」が増えたとの話もありますが・・・

★「田空の会」、なんじゃろかい

 田園空間博物館は、従来の箱物博物館でなく、地域にある、美しい田園風景や歴史的価値の高い農業用施設、史跡、伝統芸能などの資源を展示物として捉える博物館で、『屋根のない博物館』と言われています。また、地域の祭り、ウォーキング、農業体験などに参加する、『参加型博物館』とも言われています。地区内外の住民との交流を図ることも、田園空間博物館の重要な役割です。

 田園空間博物館都城地区は、平成12年度に、志和池、関之尾、横市、正応寺の4つのゾーンが指定され。その各ゾーンの代表者による「田空の会」が平成20年に結成され、、様々なイベントを企画し、開催しています。その活動の一環として、今回のウォーキング大会が開催されました。

 各ゾーンでは、平成12年度からの田園空間整備事業として、約12億7千万円で、石積水路の復元や、農村公園、散策道路、コミニュティ施設など整備が実施され、平成20年度に完成しました。志和地ゾーンでは、田園空間整備事業として、約2億円が投じられ、上下水流用水路石積水路の復元や谷津田の里公園、散策道路、案内板設置などの整備を実施しています。写真は復元された、上下水流用水路石積水路です。


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