旧登山口から猪ノ子伏までは踏み跡、不明瞭で目印テープ少ない初心者にはお勧めできない。新登山口からは急坂も短く問題なく歩ける。猪ノ子伏からは、標識もあり踏み跡もしっかりあるので、問題なく歩ける。急坂も少なく登山道も荒れてなく家族登山に最適だ。 |
近頃は熊本に出かけることが多くなり、その結果、熊本の山に登りことになる。今回は梅雨時で登れないと諦めていたが、幸いに晴れの天気予報にで白髪岳に登ることにする。 冬の西諸盆地(宮崎県)から、真っ白に山頂が冠雪し、一際目立っていた山が白髪岳で、いつかは登りたいと思っていた。山名の由来も冠雪した白髪岳の山容を老人の白髪にたとえて命名されたと聞いた。 人吉ICから約1時間で登山口に着く。 登山口までの10kmは、林道で一車線道路でカーブが多いがほぼ全線、舗装され走りやすい。登山口に着くと道標に「ここから400m上に楽な登山道があります」と書いてある。 楽より苦の登山道が良いと思い、A(旧登山口)から登ることにする。緩やか登山道を登ると山の神に着く。ここで登山の安全をお祈りして、道標に従い猪ノ子伏(いのこぶし)を目指すが、標識もない、踏み跡も明瞭でない、目印テープも少ない。 マップと少ない目印テープを頼りに山の神から猪ノ子伏を目指し急坂を登る。おかげでかなりの時間を要する。迷いが心配なので、初心者はE(新登山口)からの登山をオススメする。 猪ノ子伏ではモミやツガ、ブナなど巨木が迎えてくれる。白髪岳は「伐れたことがない」と案内板に書いてあるとおり、素晴らしい樹林帯に感動する登山道が続く。 ☆A(7:26)→(7:56)B(8:03)→ |
Bからは、ほぼ平坦な登山道を快適に歩き、下りから登りを繰り返すと、C(行こうか休もうか気モミノ木)に着く。登山道は荒れてなく急坂も短く楽に歩ける。登山道沿いの樹木や草花には名板で表示してあり、楽しい登山ができる。 設置された山の会の皆様へ感謝する。標柱に白髪岳はブナ林の南限と書いてある。Cから下ると急坂な登りとなる。急坂を登り切ると視界が開けてくる。バイケイソウの群落が迎えてくれる。バイケイソウには蕾がいっぱいついている。 開花は来週頃か。群落の花を見たいと思いつつ山頂を目指す。バイケンソウは有毒でレットが食べないか心配で注意すると「犬をばかにしないで臭いでわかるのよwon」とのことであった。 早春の頃、新芽のバイケンソウは美しいそうである。ここの登山道沿いには、ミヤマキシキミ(実が有毒)やバイケイソウの群落があちこちに点在している。有毒の植物が多いのである。(-_-) |
バイケイソウ群落を過ぎると登山道が広くなり広場もあり視界が開ける。視界が開けた登山道からは白髪岳が見える。大木の倒木もある。台風の影響だろうか山頂までの道のり沢山の倒木や枯れ木を見かけた。 何百年と生きてきた大木が風でなぎ倒される姿に胸が痛んだ。平坦に近い広い稜線の登山道から、緩やかな登り下りを繰り返すと三池神社の社に着く。 三池神社は広場にあり、ここで昼寝でもしたら気分が良かろうと思った。三池神社でお祈りをし山頂を目指す。Cからの登山道は荒れてなく急坂もなく快適に歩ける。登山道から見える樹林帯の風景を観賞しながら歩こう。倒木や枯れ木の姿は悲しいけどね。レットさんは元気に登っている。(^_^)v ☆A(7:26)→(7:56)B(8:03)→C→(8:50)D(8:59)→ |
Dから急坂、緩やかな登山道を下ると、急坂な登りになり山頂に着く。登山道は雨に浸食され少し荒れた箇所もあるが問題なく登れる。登山道沿いには鹿の食害防止のネットが張られている。 苔むした林が美しい姿を見せてくれる。途中、ホオノキの大木に沢山の花がついていたので、ズームで引き寄せ撮影した。手持ちだったのでブレを心配しながらの撮影であった。この一枚に掲載するので見てください。 山頂は広く、黒髪山(佐賀県)、白髪岳姉妹山調印(1992年)記念プレートが設置しある。山頂からの眺望は曇り空で霞んでおりよく見えない。それでも遠くの山が雲間に浮かび墨絵のようで美しかった。 いつものごとくレットをモデルに三角点を撮影しおやつタイムとする。山頂は心地良い風が吹き気持ちが良い。 ☆A(7:26)→(7:56)B(8:03)→C→(8:50)D(8:59)→(9:15)E(9:39)→ |
広々した山頂
E(山頂)で暫し休憩しF(新登山口)を目指し歩き始める。B(猪ノ子石)からFまでは登山道が狭い。一部浸食で荒れた箇所もあるが歩くには問題ない。短い急坂と緩やかな下りが続く。最後の短い急坂を下るとFだ。登山口は広く5台くらい駐車できるだろう。 登山口には立派な大きい登山届箱が設置してあり、記念スタンプまである。もちろん竹杖も置いてある。FからA(旧登山口)までは、美しい新緑の林を見ながらの緩やか下りの林道歩きとなる。林道沿いには空き地があり車を駐車するには便利だろう。約5分でAに着いた。 今回は夏山登山では、かなり汗をかくだろうと、たっぷりと水を準備して登ったが、必要なかった。Aに着いて車から降りるとヒンヤリと寒い感じであった。登山中は、樹林帯の心地よい風がふき、汗を殆どかかず登れた。 レットも舌を出さず気持ちよく歩いていた。もちろん山頂も涼しく快適な登山であった。3時間30分の山楽で、その夜レットは膝の上で鼾をかいて寝ていた。まるで猫だね。(^o^) ☆A(7:26)→(7:56)B(8:03)→C→(8:50)D(8:59)→(9:15)E(9:39)→(9:50)D→(10:07)C(10:09)→(10:26)B(10:29)→(10:39)F(10:47)→(10:54)A |
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