Nao★Maekawa

育児と議会~なんくるないさ~の徒然記

成年後見制度について学ぶ

2019-02-17 12:36:28 | 制度など
寝屋川市のみつわ会を支える会主催で「知っとこ!成年後見制度~自分らしい生活を送るために~」に参加しました。みつわ会は、精神障害を持つ人の地域生活をサポートする団体。

成年後見制度についてほぼ無知なので、この機に勉強。
日常的なお金の管理は寝屋川市の社会福祉協議会の日常生活自立支援事業もあるけど、社協ではサポートしきれない部分もあるので、知っておいたらいいだろうなあと。



講師は、NPO法人の権利擁護たかつき事務局長の増田和宏さん。法人として現在約130人の後見人になっている。
増田さんの話は、主に「法定後見制度」について、具体的な事例も交えてわかりやすく、とても勉強になった。

かいつまんで紹介すると、こんな感じ。

◆成年後見制度とは、認知症、知的障害、精神障害などによって、物事を判断する能力が十分でない人が対象。

◆法定後見制度は、一人一人の判断能力の程度に応じて、軽い順に「補助」「保佐」「後見」と3つに別れる。判断するのは主に医師(迷う場合は裁判所も鑑定する)。
ちなみに、現在は判断能力があっても将来に備えたいという人は、任意後見制度がある。

◆後見人は、家庭裁判所に申し立て、面接などを経て許可された人がなれる。家族でもOK(親族でも裁判所に申し立てて許可されなければならない)。第三者には弁護士や司法書士、社会福祉士、市民、法人などがなれる。

◆後見人の主な仕事は、
 ①財産管理(通帳や印鑑を預かる、生活費を届ける、公共料金の支払いなど)
 ②身上監護(住居や施設入所の契約、入院手続き、本人の様子を見るための訪問など)
ちなみに、本人が亡くなった場合、後見人としての役目は終えるが、身寄りがいない場合、葬儀・火葬、納骨などの手配はやむなく後見人だった人が引き受けざるを得ない場合が多い。

◆後見人の権限は大きく、利用者が後見人の許可なく不要な契約をしてしまった場合、後見人が取り消すことができる(契約無効にできる)。
たとえば、預貯金の払い戻し、債務保証契約の締結、通信販売、クレジット契約の締結、訴訟行為などかなりたくさんある。
衝動的に車や家を買ってしまう、同じ品物を何度も購入する、詐欺に遭う、ネットでのトラブルなど。

◆本人に代わってさまざまな手続きができる(代理行為)。不動産、預貯金、保険、相続、税金、証券、身上監護関係など多岐にわたる。

◆後見人ができないこともある。手術の同意や延命治療の決断、結婚や離婚、連帯保証人や身元引き受け人。

◆後見人をつける代金は、家族で手続きすれば2万円前後が目安。
・診断書料・住民票や戸籍をとる手数料、切手、印紙
弁護士など専門家に手続きをお願いした場合は10万円~

◆後見人に支払う代金は、家庭裁判所が決める。
1年間の報告書を提出する際に、報酬決定を依頼する文書を一緒に提出する。仕事内容によって裁判所が金額を決定し、年払いする。後見人が親族の場合は報酬なしの場合もある。

後見制度の基本のキだそうです。

参考までに。
権利擁護たかつき 高槻市上田辺町3ー29
TEL 072ー686ー3400
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発達障害の理解と支援

2019-02-14 13:02:12 | 日記
寝屋川市発達障害者理解促進研修「発達障がいの理解と支援」で医療法人サヂカム会三国丘病院の医師・河口剛さんの講演を聞いてきました。
写真は参加者少ないですが、講演開始の午前10時にはほぼ満席状態。家族や学校関係者、福祉関係者が参加されていたようです。


河口さんは児童精神科外来の担当医師で、毎日発達障害の診断などを行っています。
講演では、自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如多動症(ADHD)を中心に、年代別(幼少期・学童期・思春期・成人期)の障害の特徴や支援のあり方、告知、ひきこもりやうつ病など二次障害など、とても具体的でわかりやすいお話でした。

印象的だった話を少し。

・発達障害の診断は難しく、医師によっても状況によっても変わる場合があるということ。
・被虐待児との鑑別が困難な場合があるということ(抑制型・脱抑制型の反応性愛着障害)
・診断にとらわれず、その人(子ども)の特性を理解することが大切なこと。
・その人(子ども)を多数派に合わせようとするのではなく、その子を支援する環境を整えること(たとえば親や学校、職場などの理解)。
・勉強も友達も、無理をしない・させないということ。
・親のしんどさ(特に母親)を受け止め、労うこと。
・薬に頼る前にまず環境調整を(薬は子どもを守るために使用することはあるが最終手段。薬によって子どもの目の輝きがなくなったらだめなのではないか)
・小中生の引きこもりは必ず解決する(合併症などがなければ)。親は辛いが待つことが必要。
などです。

河口さんは最後に、ドロシー・ロー・ノルトの「子どもが育つ魔法の言葉」を読み上げました。
・けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる。
・とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる。
・不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる。
・「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる。
・子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子どもになる。
・親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる。
・叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう。
・励ましてあげれば、子どもは、自信をもつようになる。
・広い心で接すれば、キレる子にはならない。
・誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ。
・愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ。
・認めてあげれば、子どもは、自分を好きになる。
・見つめてあげれば、子どもは、頑張りやになる。
・分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ。
・親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る。
・やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ。
・守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ。
・和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる。

発達障害の有無に関わらず、日々の子育てや人間関係についてもとても参考になりました。

さて午後からは次男坊の参観・懇談会と生活相談1件です!
生活保護申請に同行するときだけでいいからお酒飲まずにいきましょうと何度言っても飲んでしまう70歳代男性。どう支援すればいいか悩みます。手持ち金の額から考えて、本人が「飲まずに行くぞ!」となるまで待つ時間があるかどうか。。。

もうひとつのお悩み。
ここんとこ右足踵が痛くてランニングはお休み。寝屋川ハーフマラソン来週なのにー。
わたしが走るのは4分の1の約11キロですけどね。。。
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人権と再エネの勉強を

2019-02-12 09:45:03 | 日記
人権と書くと、表面的には終結している「同和問題」を想起してしまう人もいるようですが、人が生まれながらにして持っている権利のことです。
憲法に明記されていますね。
いまさら何をと思う人もいると思いますが、人権を深く掘り下げていかないと、今起こっているさまざまな課題に対して解決できないように感じているので、書籍を読んだり専門家の講演を聴いたりしています。
人権を学ぶ中で、自分自身への肯定にもつながっていると感じています。

社会の各制度はマジョリティーが生きやすいように設計されています。
たとえば駅の改札は右利きの人が通りやすいようにできているので、左利きの人は定期券をピッとするのに腕を交差させるか持ち替えないといけません。
自らの性に違和を持つトランスジェンダーの人がトイレに困るとか、自分の意に添わない服装をさせられるとか、戸籍を変えるには性転換手術をしないといけないとか、同性愛のカップルは日本で結婚できないとか、社会的日常的な「不便」をあげればきりがありません。

そもそも、生きていくために一番大切な、他者から自分の存在を認められているかどうか。
性的マイノリティの人々はその前提が崩れていると思います。
自分は何者なのか。
カムアウトしたらどうなる?
ずっと隠して生き続ける?
悩んで悩んでカムアウトしても否定されたら?
同じような仲間に出会えなければ、人生の見本があまりにも少ない。
性的マイノリティーが自死のハイリスク層ともいわれるゆえんです。
当事者に会って話したりする中で、人権の尊重について考え続けています。


再エネについてはドイツの脱原発、再生可能エネルギーの転換政策に感心しました。
政府と企業等が発電所をつくり、地域で電力の地産地消を行っているとのこと。
たとえばボーデン湖地方(人口8千万人)は石炭やガス、大型発電所もないため、9割のエネルギーを輸入していました。1人あたりの1年間のエネルギーコストは2650ユーロ(約34万円)だそうです。
それを太陽光やバイオマス、風力、水力など地域の実状に応じた再生可能エネルギーへと転換することで、輸入に頼っていたエネルギーを地域でつくり、地域で消費して、地域経済に貢献しているとのこと。
特に農村部で再エネ転換を推進し、余剰電力を都市部に供給する体制をつくりたいとのこと。

ドイツでは1970年代から原子力の「平和利用」について激しい議論がありました。日本の福島原発事故を受けて、脱原発へ梶を切ったのです。
ヨーロッパでは地球温暖化の防止へ、中高生や大学生など若い人たちが政府に対策の強化を求めてスクールストライキやデモを繰り広げています。
すごいです!
学校の勉強も大事だけど、地球温暖化の方が大事と自分で考えて行動しているヨーロッパの若者たち。
日本は?と考えてしまいますね。歴史や教育が違いすぎるのだけど。

日本政府は2030年に向けてのエネルギー政策では原発2割、化石燃料6割、再エネ2割です。
ドイツから講演にきたソーラーコンプレックス社のマレーさんは、「日本はドイツより日照時間も長いし海に囲まれているから風力発電にもいいのに、なんでかな?」と首を傾げていました。
持続可能な社会を目指すんだったら、再エネの割合を上げる努力をしようよ!
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ジェンダーにまつわるクイズ2題

2019-02-06 13:36:03 | 政治・社会のこと
ジェンダーに関する書籍や講演の中からクイズを2つ。

■①「LGBT子どもの人権」講座より

父と息子が道を歩いていました。
2人は交通事故に遭い、父親は即死。息子は大けがをしました。
大けがをした息子を救急車で大病院に運んでいくと、そこに有能な外科医が出てきてこう言いました。
「息子!これは私の息子!」
さて、この有能な外科医と息子の関係は?



■②「母性愛神話の罠」の中から“ある人生相談”より抜粋

「家事・育児の負担が私にかかるばかり、“離婚”も頭をよぎるこのころです」
私は32歳の公務員で、2歳の女児がいます。パートナーは同い年で出版社の編集者をしています。
結婚に際しては、お互いに仕事も家庭も両立できるように助け合っていくことを約束して結婚生活をスタートしました。
ところが子どもが産まれてからは、育児や家事の大半が私の肩にかかってしまっています。
もともと定時に帰宅しやすい私の仕事と違って、パートナーの仕事は不規則でしたが、最近は年齢的にも仕事に油が乗ってきたようで、連日帰宅が遅くなります。
パートナーが育児や家事を分担できるのはせいぜい休みの日ぐらい。
子どもも私にばかりなついてしまっています。
結婚時の約束はどうなったのかとパートナーに言っても、「今は自分のほうが仕事が忙しいのだから、時間の都合がつくほうが助けてくれてもいいのではないか?出来る人ができることをするのも、分かち合いではないのか?」と言っていっこうに取り合う気配がありません。
どうしたらいいのでしょうか。

さて、あなたなら、どう回答しますか?


②の人生相談の回答は一人ひとり違うと思いますが、どちらもジェンダーに関するクイズということで、考えてみてください。
回答(と言っていいかどうか微妙)は後日。
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暮らしの相談★なおニュースNo.95

2019-02-02 13:03:46 | ニュース
「さっき電気とまった。助けて」
「住宅立ち退きの期限すぎてるけど家決まってない」
などの相談が入って、生活保護課や社協や不動産屋につないで付き添って、何とか暮らしを繋ぐ。
でも、金銭管理やアルコールの問題など、あとのフォローも必要なことが多い。
保護課のケースワーカーや社協の職員は本当に丁寧に対応していて、すごいなあと思う。

付き添ったときに出身地や家族や仕事やいろいろな雑談の中で、その人の人生を考える。
ある人は、
「71にもなって独身で日雇いで…きょうだいによう連絡せん」とつぶやいて、生まれ故郷を懐かしむ言葉を吐き出す。
日雇いのガードマンを25年続けて生きているのは立派だと思うと伝えたが、本人はそう思わないらしい。
なんともやりきれない。
私にできることはほんのわずかだけれど、少しでも困りごとが減ればいいと思うし、ケースワーカーなどの力になれたらと思う。

なおニュースも95号。100号でスパッと打ち切れるかな!
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