とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019経ヶ岳

2019-06-18 23:06:56 | 山登り
日曜日の翌日は天気がいいと分かっていたので、平日の月曜日に山に行くことにした。平日でも付き合ってくれそうな人に声を掛けたら、KさんとMさんが来てくれることになった。行くことにした山は、中央アルプスの最北端に位置する経ヶ岳だ。日本二百名山の一つだが、知名度は低く、登山客も少なくて静かな山歩きができる。

早朝、家を出て伊那インターから登山口の大泉所ダムに向かう。経ヶ岳の登山道は現在二つのコースがあり、伊那市西箕輪仲仙寺を登山口とするコースと南箕輪村大泉所ダムを登山口とするコースの二つだ。南箕輪村のHPによると、大泉所ダムからの方が標高が高い分、歩行時間も短くなるという事で、このコースにした。

大泉所ダム付近にある大泉林道を進んでいくと、車が5~6台止められる駐車スペースがあり、トイレもあるのでそこに車を止める。駐車場から少し戻ったところに、登山口があり、案内看板も建てられている。


9時ちょうどにスタートする。しばらくは、林道の支線を進んでいく。


15分ほどで、1合目の看板があり場所まで来た。2合目まで15分とあり、歩く上での目安ができてありがたい。この先、1合毎に看板が出ていてわかりやすい登山道になっている。このコースは、毎年5月、南箕輪村立南箕輪中学校の経ヶ岳強歩大会が開かれているそうで、しっかりコース整備が行われているようだ。


10:09。4合目に到着する。ここは、仲仙寺からのコースとの合流地点だ。


4合目から先に進むと、所々にヤマツツジが咲いているところが見られるようになってきた。




11:12。6合目を通過する。


経ヶ岳は、山麓から見るとなだらかな優しげな山容だが、眺めると登るとでは大変な違いで、カラマツ林の単調な長い急坂が続く。そんな登山道で、面白い形のブナの木が一際目を惹いた。


白い花が房のように咲いているのが気になった。ウツギの仲間だろうか?




7合目を過ぎると、展望が良い場所が出てきた。東側に見えるのは、南アルプスの山並みだ。甲斐駒ヶ岳や仙丈岳等の絶好の展望台である。少し目を北側に転ずれば、八ヶ岳連峰も一望できる。


12:30。8合目に到着する。8合目は、このコースの中では、一番の展望スポットだ。南アルプス、八ヶ岳の展望もここからもよく見える。弁当を広げて景色を見ながら休憩するのは一番いい。頂上までには、まだ時間がかかりそうなので、我々も昼食とする。


西側に見えるのは、御岳山だ。剣ヶ峰近くには雲がかかっている。


空を見上げると、うっすらと彩雲がかかっている。山頂までは、まだ時間がかかりそうなので、お昼を簡単に済ませ、先に進む。


13:04。9合目に到着する。


13:21。経ヶ岳山頂2296mに到着する。経ヶ岳の山名の由来は、その昔、慈覚大師が信濃に下向していた折、霊木を得てそれに十一面観音像を刻み、その木片にお経を書いて納めたことによるらしい。かつては山岳信仰の対象の山だったという。


山頂は樹木で覆われているので、ほとんど展望はない。木々のわずかな隙間から、中央アルプスの山並みが見えるのみだ。


山頂まで4時間以上もかかってしまったので、早々に下山することにする。元来た道を引き返し、一気に駐車場まで下りる。16:25。駐車場に着いた時には、我々の車1台のみしかなく、途中で会った数人の登山者もすべて帰ってしまっていたようだ。


経ヶ岳は、山頂までの標高差が1200m以上もあり、累積標高差は1400m以上もあった。思っていたよりも登りがいある山だった。天気が良かったから、所々で展望を楽しむことが出来、本格的な登山のトレーニングには最適だったといえる。ただ、虫が非常に多く、休憩していると大量にたかってくるのには閉口した。

下山後は、直ぐ近くの「大芝の湯」に寄っていく。信州大芝高原の澄んだ空気の中で四季の彩りと森林浴を楽しみながらゆったりとくつろげる大きな温泉施設だった。

参考1.経ヶ岳のコースマップ


参考2.経ヶ岳の高低図


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。