とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

昼寝の効果

2014-06-05 23:16:42 | いろいろ
新聞記事で、ちょっと面白い内容の記事があった。福岡のある有名な進学校では、毎日午後1時15~30分まで、生徒も教職員も机に伏せて寝る「午睡」の時間を設けているという。この高校が昼寝の時間を設けたのが2005年度からだというが、大学入試センター試験の結果は、導入前が全国平均より1.15~1.17倍程度高かった点数が、現在では1.18~1.25倍も高くなり、東京大などの合格者数も右肩上がりになった。さらに体育・文化系を含めた部活動も県大会ベスト16以上の延べ出場回数が27回から43回にアップしており、明らかに昼寝の効果が表れているというのだ。

このわずか15分の昼寝になぜ効果があるのかというと、人間の体内時計は日中なら昼食後の時間帯に眠気を最も強く感じるので、その直前のごく短時間の昼寝をすることで、その後に訪れる眠気を軽減し、効率的な活動を維持することができるという。人間は脳の体内時計の影響で、1日の眠気のピークが午後2~4時と午前2~4時の2回訪れるそうだ。つまり、その時間帯に眠らないでいると脳内に「睡眠物質」がたまって眠気を引き起こす原因になる。そこで、昼寝をごく短時間することで、脳内にたまった睡眠物質を減らして眠気を軽減させ、効率的な活動を維持できる可能性が高まるというわけだ。

人間の活動に効果があるといった事だけでなく、健康面でも有効とされ、昼寝をすることで心筋梗塞のリスクが低くなったり、高血圧や肥満の抑制につながるというデータもでているそうだ。また、習慣的に1時間以内の昼寝をする高齢者は、認知症になるリスクが5分の1程度にまで低下するというデータもあるという。ただ、あまり寝すぎるのはよくない。夜しっかり眠るため、午後3時以降の昼寝は禁物で、高校生や大学生なら10分程度の昼寝で十分。30歳代は10~20分、40~50歳代は20~30分以内がいいそうだ。

このところ、寝不足気味を感じている人には、昼食後の短時間の昼寝を是非お勧めしたい。そんな短時間では眠れないという人でも、目を閉じて頭を空っぽにするだけで脳はリフレッシュできるというから、昼寝の効果は十分あるといえるだろう。

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