とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018天城縦走路トレイル&ラン

2018-06-04 23:53:26 | マラソン
昨日は、伊豆の天城山をトレランで走ってきた。前日の夜、道の駅「天城越え」で仮眠してから、水生地下のバス停前にある駐車場に車を止める。早朝5時過ぎだったが、既に駐車している車があった。


5:19。まずは、スタート前の集合写真を撮る。今回は、6人のメンバーで天城縦走路を走る予定だ。


水生地下のバス停から数分歩くと、天城峠バス停だ。バス停の脇から、天城縦走路が始まる。


国道脇の登山道は、石ころだらけで歩きにくく、いきなりの急坂だ。


10分ほどで、旧天城トンネルの入り口に出た。今回は、トンネルを通らず、トンネルの脇からさらに山を登って行く。


5:46。天城峠に到着する。まさにここが天城越えの峠だ。トンネルができる前までは、天城越えというのは相当難儀な場所であったという事が良く分かる。


天城峠からは、それほどきつい道ではなくなり、トレランで気持ちよく走って行けそうな道が続く。道中には、朽ちた木の幹に空洞ができていて、雨宿りでもできそうなとこもあった。


新緑の中に清らかな水の流れもあったりして、気持ちよい森が続く。


天城縦走路の一部は、昭和天皇が八丁池まで歩いたことにより御幸歩道とも呼ばれているそうだ。


アセビのトンネルの中を進む。


7:20。八丁池入り口にあるトイレまで来た。足場が建てられていたが、新しくてきれいなトイレだった。


トイレ前に展望台に行く道があったので、ちょっと道草をしていく。しばらく歩くと立派な展望台があって、八丁池やら周囲の展望を360度見渡すことができる最高のスポットとなっていた。八丁池の上の方には、富士山の頭がしっかり見えていた。


展望台で眺望を楽しんだ後、八丁池の畔を歩く。八丁池は、標高1,170m付近にあり、周囲が8丁(約870m)あることが名前の由来といわれている。こんな高い場所に森の中から突然現れる神秘的な池で「天城の瞳」とも呼ばれているそうだ。


ところどころでヤマツツジの赤い花を見かける。


8:38。戸塚峠に到着する。


縦走路の途中で、“ヘビブナ”という看板があり、何だろうと思って脇道に入って行くと、まるでヘビがのたうっているようなブナの巨木を見つける。ブナの生命力の強さを感じさせる見事な自然の造形だ。


9:44。万三郎岳1405mに到着する。日本百名山の天城山最高峰の山である。伊豆半島の最高峰でもある。


当初は、万二郎岳にも行ってシャクナゲコースを一周して帰る予定でいたが、シャクナゲが完全に終わっており、万二郎岳に行っても展望を楽しめないことから、万三郎岳で引き返すことにした。

山頂から少し下った場所から富士山が見えた。登って行く時は気付かなかったが、本当に限られたスポットだけからは富士山が見える。


そして、頭の上を見るとサラサドウダンも咲いていた。下ばかり見ていると気付かないものだ。


12:13。再び八丁池まで戻ってきた。静かで鳥の声しか聞こえない神秘的な場所だ。


八丁池のトイレの手前に分岐があった。御幸歩道の下りルートだ。地図を見ると水生地まで行けるらしく、元来た道で帰るより距離も短いようなので下り御幸歩道で行く事にした。


下り御幸歩道にも、面白い形のブナがたくさんある。まさにブナの原生林がそのまま残っている感じだ。




木の階段は後ろ向きに降りる。


下り御幸歩道が終わると舗装道路だ。下り道なので、問題なく走って行ける。


13:44。車止めの柵をくぐって行く。


水生地を過ぎると、川端康成の「伊豆の踊子」文学碑だ。


14:00。水生地下バス停の駐車場に到着。ここでゴールとなった。朝来た時よりも満車に近い状態で車が止まっていた。


走行時間は8時間40分、走行距離は24.1キロというトレランとなった。当初は、30キロほどの予定でいたが、このくらいの距離でちょうど良かった。天気は快晴だったが、山の中は風が涼しく気持ちがよかった。ただ、シャクナゲが全く終わっていたのだけが残念だった。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図

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