とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2017白山:2日目ご来光&室堂平~観光新道~別当出合

2017-09-07 07:06:35 | 山登り
2日目の明け方、小屋の部屋では3時半くらいから登山者がガサガサと起床の準備をしていた。ほとんどの宿泊者は、御前峰からご来光を拝むため、早起きだ。我々も一部のメンバーを除いて、ご来光を拝むため起き出す。

日の出は、5時20分頃という事で、4時半には白山室堂を出発する。御前峰に向かう登山道は、既に登山者のヘッドライトで光の帯となっていた。9月上旬とはいえ、標高2500mを超えると明け方の気温はかなり低い。カッパ、ウインドブレーカー、長袖シャツなどありったけの衣類を着こんで山頂に向かう。5時過ぎに山頂に着くものの、既に大勢の登山者で埋め尽くされていた。それでも、何とかいいポジションを見つけご来光の瞬間を待つ。

東の空は、黄金色に染まり雲海の上に北アルプスの山並みがしっかり見えている。手前の山並みには、雲が滝のように流れ込んでいる。素晴らしいご来光が期待される天気となっていた。


槍ヶ岳、大キレット、穂高連峰辺りが特に金色になっている。この辺りからご来光が上がってきそうだ。


御前峰から見える山並みと雲海を動画で撮ってみた。剱岳、立山連峰、槍ヶ岳、穂高連峰、乗鞍岳、八ヶ岳、御岳山など名だたる山々が一望だ。


ご来光の数分前。上の雲が金色に染まり、神々しいまでの美しさだ。


5:22。穂高連峰の後方からご来光が上がってきた。涸沢からは、素晴らしいモルゲンロートに染まる穂高岳が見えたことだろう。




ご来光の瞬間を動画でも撮ってみた。


何度もご来光の瞬間を見ているが、今年一番のご来光だったと言えるだろう。みんな素晴らしい瞬間に出会えて声も出ないようだ。


やがて、登山者たちから誰からともなくバンザイの声が上がりだしていた。


山頂から下っていく途中からも、乗鞍岳、御岳山がくっきり見えている。


一旦白山室堂に戻り、6時からの朝食を済ます。ビジターセンター前で集合写真を撮ると、あとは別当出合まで下山するだけだ。


弥陀ヶ原に向けて下って行く。


別山もくっきり見えている。


別山、弥陀ヶ原をバックに記念写真。


青空に広がる筋雲が如何にも秋めいている。


黒ボコ岩まで戻ってきた。右に行くと観光新道、左に行くと砂防新道だ。


1日目は黒ボコ岩で遊んだが、2日目も黒ボコ岩付近の別の岩にも登って遊んでいく。


帰りは観光新道のコースだ。トラノオの群落があった。


殿ヶ池避難小屋が見えてきた。


マツムシソウ。


岩場も通過する。




巨岩でできたトンネルが、見えてきた。


岩のトンネルの前では、みんないろんなポーズで写真を撮りたくなる。




11:10。1日目に渡った吊り橋が見えてきた。


別当出合に無事到着だ。


白山国立公園の看板前で最後の集合写真。


すぐに市ノ瀬までのシャトルバスに乗ることが出来、15分ほどで駐車場に到着する。駐車場のすぐ前には、「日本秘湯を守る会」の永井旅館があり、そこの温泉に入ってから帰路についた。急遽、予定を変更して白山に行くことになったのだが、思いもよらない好天に恵まれ、自分にとっては2回目の白山登山が忘れがたい山行となった。

参考1.2日目のコースマップ


参考2.2日目の高低図