とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014南伊豆みちくさウルトラマラソンツアー:2日目

2014-11-18 20:38:41 | 観光
マラソンの翌日である。みんなウルトラの達人ばかりなので、翌日も何事もなかったかのように元気だ。朝食には、夕食に出た伊勢海老を出汁にした味噌汁が出てきた。いい出汁がでて、美味しい味噌汁になった。


みんなスマホで写真を撮るのに忙しい。


民宿の玄関前で集合写真を撮って、解散。関東方面に帰るメンバーとは、ここでお別れだ。


残ったメンバーで、弓ヶ浜海岸に立ち寄る。白砂で遠浅の海岸は、海水浴シーズンになると大いに賑わいそうだ。


その後は、昨日走ったコースを一部なぞるようにして西伊豆方面に向かった。西伊豆は、何度も来たことのある場所だが、それでも知らない場所はまだまだある。ヒロボーさんのお勧めで、松崎町の「明治の街並み」を散策していく事にした。ガイドマップ等をもらうため松崎町観光協会に立ち寄る。観光協会も、明治の雰囲気を漂わせるレトロな外観だ。


那賀川に架かる「ときわ大橋」を渡ると、中瀬邸があり明治時代の道具類などが展示されている。近くには古い時計台があったが、修復工事中で良く見えなかった。


浜丁橋の袂にあるのが依田邸。白いナマコ壁の蔵が素晴らしい。ナマコ壁とは、壁面に平瓦を並べて貼り、瓦の継ぎ目に漆喰をかまぼこ型に盛り付けて塗る工法である。その目地がナマコに似ていることから呼ばれている。防火、防水などの効果があるそうだ。


伊豆分邸前の足湯で一休み。


伊豆分邸は、明治43年の建築でかつては呉服商が営まれていた。母屋は、木造2階建てで、正面の帳場や土間などが当時の面影を残しています。建物裏には、ナマコ壁造りの土蔵2棟が残されている。松崎町では、明治時代を代表する貴重な歴史建物として内部を整備し、無料休憩所として開放されている。


呉服屋の帳場だった部屋。


居間には、古いラジオや扇風機があっていい雰囲気だ。


ナマコ壁通りを歩く。




松崎でのんびりした後、土肥に向かう。土肥からはフェリーで清水に向かう予定だが、フェリーの出発時間まで時間があったので、近くを散策する。土肥の松原海岸公園にある花時計は、直径31メートルあり平成4年3月5日にギネスに「世界最大の花時計」として認定されたそうだ。


花時計の近くにあるのが、足湯「黄金の湯」だ。温泉噴湯の両脇にあり、屋根の下に腰を掛けて、のんびり楽しめる。


松崎で入ってきたばかりというのに、また足湯に浸かってしまった。熱いけど、しばらく浸かっているうちに慣れてきた。出る時は、足だけ真っ赤になっていて、血行促進・新陳代謝促進には大いに効果があったみたいだ。体もポカポカと温まっていた。




そろそろフェリーの時間になり、土肥港でフェリーの到着を待った。




土肥から清水までの航路は、県道223号清水港土肥線として認定されている一般県道である。「223」は「ふ・じ・さん」に掛けている。


伊豆半島が、だんだん遠ざかっていく。


この駿河湾フェリーは、清水港と西伊豆土肥港をわずか65分で結んでおり、ちょっとした船旅気分が味わえる。天気がよければ、こんなにも大きい富士山が見える。


船室内は、ゆったりした座席が用意され、テーブルもあってくつろぐことが出来る。


子供用のジャケットしかなかったが、帽子をかぶり船長の気分になる。


清水港に近づいたころ、富士山が少しだけ顔をのぞかせていた。


日本平も見えてきた。


船底では、出発を待つ車がずらっと並んでいる。


歩行者が降りたら、車も下船だ。


あとは、そのまま清水インターへ向かい帰宅する。伊豆半島からの帰りは、この駿河湾フェリーを使うと時間短縮になるのはたしかだ。マラソンを楽しみ、風景抜群の南伊豆を満喫できた旅となった。