とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

「半沢直樹」の最終回視聴率は、40%超え

2013-09-25 23:12:47 | ドラマ
22日夜に放送されたドラマ「半沢直樹」最終回の平均視聴率が関東地区で42.2%、関西地区で45.5%だったそうだ。最終回は40%超えが予想されていたが、当然のごとくクリアしたのだから凄いものだ。初回からは、見ていなかったのだが、反響の凄さから中盤から見るようになり、最終回もしっかり見てしまった。

後半の大和田常務(香川照之)に「100倍返し」をして、土下座を迫るシーンはかなり迫力があった。半沢直樹(堺雅人)の眼光の鋭さと、大和田常務(香川照之)がヒクヒク体を震わせながら土下座していく状況は、まさに息を飲むシーンだ。この二人の役者の迫真の演技は、このドラマがヒットした最大の要因だろう。そして、悪役はとにかく憎らしいほど悪い奴らで、半沢がその仕打ちを「倍返し」で返す様が爽快なことから多くの男性に受けたという。先日の同窓会でも、男性陣はみんな見ていたようで、このドラマの話で盛り上がっていたし、現役銀行員の同級生は、共感する内容が多いと言っていた。

このドラマは、池井戸潤の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作である。池井戸潤は、「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」など読み応えのある作品が多く、好きな作家ではあったが、「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」というタイトルが軽めの小説のように思えて、読んでなかった。「ロスジェネの逆襲」はドラマが始まる前に読んでいたのだが、半沢直樹シリーズの3作目とは思ってもみなかった。ここまでヒットする作品と判っていれば、シリーズ第1作から読んでおけばよかったと今思っている。

さて、ドラマの最終回では、今までの功績とは裏腹に半沢は、中野渡頭取(北大路欣也)から子会社である東京セントラル証券への出向を言い渡されて終わる。一見すると左遷としか思えない人事だが、これは次に繋がる伏線だ。間違いなく続編が作られるであろう。原作も第3作の「ロスジェネの逆襲」に続いている。そして、第4作も現在雑誌に連載中というから、このシリーズは当分続くこと間違いなしだ。

半沢直樹が、何故子会社への出向を言い渡されたかについては、いろんな憶測が飛び交っているそうだ。悪い風にとらえると、出る杭は打たれるという考え方と、上司に対する土下座強要などの振る舞いに問題があるという指摘。いいようにとらえると、半沢直樹を出世させて出向させることで頭取のお目付け役としての目的を与えているという指摘がある。はたしてどれが真相かは、次回シリーズで明らかになるのではないかと思っている。

話は変わるが、今日の「あまちゃん」では、ついに鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が「潮騒のメモリー」を歌った。音痴でどうしようもないという設定だったが、さすが大女優と思わせる歌声でホッとした。やっぱり、薬師丸ひろ子の声はいい。最終回間近になって、彼女の生歌を聞けたのが一番良かった。