とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

林道ゲートの合鍵が出回って遭難とは!

2010-09-28 21:37:08 | ニュース
先日、毎日新聞にこんな記事が載っていた。

「閉鎖されている林道ゲートの合鍵が出回り、無断で解錠する…」
 ◆閉鎖されている林道ゲートの合鍵が出回り、無断で解錠するアウトドア愛好家が後を絶ちません。
  ◇環境保護、安全性に問題 林野庁が全国で実態調査
  ◇官民協力し、地域に合った林道管理を
アウトドアレジャーを楽しむ人たちの間で、林道を閉鎖しているゲートの合鍵が出回り、問題になっているという。8月には北海道の日高山系で、ゲートを無断で解錠した登山ツアーの一行が遭難し、8人がヘリコプターで救助される騒ぎが起きた。登山者らのモラルが問われる一方、行政の周知不足や手続きのあいまいさを指摘する声もある。


私も、いろんな山に行っているが、林道の入口ゲートに鍵が掛けられ車が進入できなくなっている林道を良く見る。鍵がかかってなければ、車でもっと中にはいり楽に山に登れそうだなという場所も良くある。だが、車で入ることが出来ないのでその手前から歩いていくしかない。確かに、鍵を開けることが出来たら楽チンである。でも、これらは、理由があってお役所で車両が進入できないようにしているわけだから仕方ないと思っていた。

しかし、そんな事はお構い無しに、合鍵を作ってゲートに無断で進入している輩がいるということは残念至極である。鍵が掛けられているのは、土砂崩れなどの危険を避ける為の安全確保、産業廃棄物の不法投棄の防止、環境保護などの理由があるそうだ。合鍵を使う人たちの「手軽に目指す山の近くまで車で行きたい、いい釣り場のある上流に行きたい」という利用者のエゴが根底にあり、アウトドア愛好家のモラルの低下が大きいといえる。

ただ、簡単に合鍵を作られてしまうようなお粗末な鍵が多いことも事実であり、森林管理署の管理がしっかりできていないというが実態のようだ。正規に施錠された林道を一般の人が通行するためには、事前に管轄の森林管理署に申請すれば、鍵を借りることができるらしい。だが、借りる手続きの煩雑さや平日しか対応してないというお役所仕事により、行政の対応にも問題があるようだ。

今回の、日高山系での遭難騒ぎにより、林道ゲートの利用方法についての論議が高まり、公正に利用できるルールが定まるのを期待したい。