とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

映画『バイオハザードIV アフターライフ』

2010-09-19 07:18:18 | 映画
『バイオハザードIV アフターライフ』予告編


チェック
ミラ・ジョヴォヴィッチが最強ヒロインを演じて大ヒットしたサバイバル・アクション・シリーズで、初の3D仕様となる第4弾。ウイルス感染により荒廃した世界を舞台に、生き残った人間を救うために立ち上がったヒロインのし烈な死闘を描く。シリーズ1作目でメガホンを取ったポール・W・S・アンダーソンが再び監督として返り咲き、テレビドラマ「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラーと「HEROES/ヒーローズ」のアリ・ラーターが共演。3作目のラストシーンに登場した東京から物語が始まることにも注目だ。

ストーリー
ウイルス感染のまん延で世界は荒廃し、人間は滅びつつあった。そんな中、生き残りの人間を探して世界中を旅するアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、ロサンゼルスの刑務所に隠れて生き残る人間たちを見つける。彼らを刑務所から脱出させるため、アリスはアンデッドとの闘いに挑む。
 (シネマトゥデイより)

注:ネタばれあり

『バイオハザードIV アフターライフ』3D版を早速見てきた。3からの続編で、東京の渋谷の歩行者天国から物語が始まった。3Dだから、人ごみや降りしきる雨の様子も臨場感がある。大勢の人が傘を差して行きかうスクランブル交差点の中で、傘も差さず一人で突っ立ている女がいた。カメラは足元から徐々に上半身、頭と上がっていく。そして、女の顔が見えた瞬間、女は男に襲いかかった。これが、日本におけるアンデッド化(ゾンビ化)現象の始まりである。やがて、あっという間に日本人はアンデッドとなって日本は暗黒の世界となっていく。有名ゲームの映画化だけあって、展開は派手である。この最初にアンデッド化した女が、歌手の中島美嘉だったとは後で知ってビックリ。彼女はこういう役が結構あっているのだろう。

さて、アンデッド化現象の原因となる生物兵器を作ったアンブレラ社の東京本社に地下要塞がある。そこに、アリスのミラ・ジョヴォヴィッチが自身のクローンたちと共に襲撃する。しょっぱなからアリスが殺されてしまい一時はどうなることかと思ったが、何のことはない。次から次とアリスが出てくるのだ。全部アリスのクローンだったのだ。こんな強い女たちが何十人もいたら、兵隊もタジタジである。やがて、アンブレラ社の幹部ウェスカーは地下要塞を核爆弾で破壊し脱出する。これで東京は壊滅する。しかし、アリス本人は逃げたウェスカーの飛行機に忍び込んでいたため生き残るのだ。アリスは飛行機内でウェスカーを追い詰めるが、不意打ちを受けて取り逃がしてしまう。

その後、アリスは生き残った人類を捜し求めアラスカからロザンゼルスに移動し、生き残った人間達と出会う。アラスカで出会ったクレアとともにロサンゼルスの刑務所に着いたアリスはクリスとも出合う。クレアとクリスは兄妹であった。クレアとクリスを見たとき、なんか見覚えのある顔だと思った。クレア役はドラマ『HEROES』でトレーシーを演じていたアリ・ラーターだ。特徴のある鋭い目つきに見覚えがあった。そして、クリスはドラマ『プリズン・ブレイク』のウェントワース・ミラーである。後半は、この二人のアクションも見所である。特にクレアと頭巾を被った巨漢のマジニとの戦いのシーンは圧巻である。アリスとクレアのダブルヒロインといった展開だ。

その後、ロス沖に停泊している船「アルカディア」で再びウェスカーとの戦いになる。このあたりは、『マトリックス』を彷彿させるシーンが続出する。『マトリックス』を初めてみたときは興奮したが、今となってはそれほど驚く映像ではない。ウェスカーとの戦いにけりをつけ、船に残された人たちを無事救出するも、新たな敵が攻めてきたところで映画は終わる。完全にパート5を意識した終わり方だった。

ストーリー的には、それほど目新しいものはない。最強ヒロインがバッタバッタとゾンビをなぎ倒していくという単純な話だ。しかも、続編に続くとなれば、見終わってもあっさりしたものである。特に感じたものもなく映画館を後にした。3D映画の効果と、ミラ・ジョヴォヴィッチとアリ・ラーターのかっこいいアクションに満足しただけでよしとしておこう。