とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

「電子書籍」時代の本格的幕開けか

2010-06-17 22:46:00 | 読書
今日、気になったニュースは、電子書籍「AiR【エア】」が出版社を介さずに刊行されたことだ。多額のコストがかかる紙の本と違い、電子書籍の企画はリスクが少ないのでこれから新たに本を出版しようという人にとっては、おおいにチャンスがめぐってくる可能性がある。

発行元は、執筆者らで設立した「電気本」という会社だ。「iPad」や「iPhone」向けに配信するというので、手に入れたばかりの「iPad」で見ることができそうだ。「AiR[エア]」は一般書籍40字×16行換算で334ページもあり、キャンペーン価格350円での発売である。最近の作家たちの新作がこの価格で読めるというのは、かなり安い。しかも、コンテンツも興味をそそる内容である。

因みに、こんなコンテンツとなっている。
・巻頭グラフ「横山裕一、豊潤の世界」
・小説「デビルマン魔王再誕」永井豪=原作/桜坂洋=小説/籬讒贓=画
・評論「平安デジャブ──抱擁国家、日本の未来」前野隆司(慶應義塾大学大学院SDM研究科教授)
・小説「魔法」瀬名秀明=文/むらかわみちお=画
・エッセイ「背徳の食卓~“やっちゃいました”と言ってみたくて~」岡田有花(ITmedia News)=文・絵
・対談「歴史、政治体制、ロボットアニメ」本郷和人(東京大学史料編纂所准教授)
・評論「『電子書籍が儲からない』は嘘である」中村祐介(エヌプラス代表)
・エッセイ「IT革命と相撲」カレー沢薫=文・漫画
・ノンフィクション「1969 バブル世代に生まれて」堀田純司

「iPad」で何をやるかといったら、やはり電子書籍の利用が一番興味がある。新作本を手軽に刊行できるようになると、今までの出版形態が大きく変わるだろう。本屋の販売形態も今までとは違った形になってくるかもしれない。そういった意味でも「電子書籍」時代の本格的幕開けになったといえるニュースである。


詳細はこちらから
http://electricbook.co.jp/