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語学留学でセブに行く63 バケーション3 フェリー乗り場

2020-11-08 16:19:46 | Weblog
写真はフェリー乗り場。とにかく人、人、人。

【湯舟につかりたい!】
私も授業開始から1か月。個人レッスンでは私のできなさ加減に深いため息をつく先生もいたりして、若干疲弊。さらに10月末にテストで進級できたのはめでたいことなのですが、新たに5人クラスのメニューが加わり、それが私並みに英語ができない人同士で空気が重い、という危険な状態に突入していました。

ここらでちょっとリフレッシュも悪くない、と、この間の目と鼻の先まで接近していて気になっていた大きな島、ボホール島に行くことにしました。

久々に湯舟にも浸かりたいとインターネットで宿を慎重に選び、ボホールに直行するフェリーを予約して準備万端。ただ大型休暇で混んでいるのかちょうどいい出港時間は取れず、ようやく11時40分セブ出港となりました。

学校が長期休暇に入った11月1日早朝は朝4時ごろから生徒が旅立っていきました。私はいつものように朝食をしっかり食べようと食堂の開く8時に行きました。さすがにガラガラです。それでももしゃもしゃ食べていると心配性の家人がグラブタクシーを8時半に呼んでしまい、あわただしい出発となりました。

「道が混んでいてフェリーに乗り遅れたら、たいへんだ」

と家人はいうのですが、祝日早朝の道は驚くほど空いていて、9時半にはフェリー乗り場に到着していました。ここから出発までの2時間は長かった!国際空港じゃないのですから、早く行く必要はないのです。

【盲人あんま】
フェリー乗り場では待合室に入るにも空港なみの検査があって並んでいました。入ってみるとステンレス製の座席は人でいっぱい。床にも人が座り込むほどギチギチで、その合間を売り子が甘そうなお菓子を売り歩いていました。

赤ちゃん連れも多く、手にお土産品のようなものを持っている人もたくさんいました。セブに働きに出ている人のUターンラッシュの真っただ中なのでしょう。道はすいていたので、移動は近場ではなく、船や飛行機などの大移動が中心なのかもしれません。

待合室にある小さなお土産物屋をのぞいてみました。飲み物や帽子、子供のおもちゃといったものしか見当たりません。あっという間に見終わって、隣の赤ちゃんと目を合わせてニコっと笑いかけても10分しか時間は進みません。

人々は寝たり、新聞を読んだり、スマホでゲームをしたりして、時間をつぶしています。セブで不思議なのは、長時間の移動で座る姿勢が多くなると予想されるのに、いつも通りのぴったりのジーンズを身に付けていること。体臭も驚くほどなく、清潔です。他のアジアの旅では床に座るのも勇気がいるのですが、掃除も行き届いていて、食べかすも落ちていなくて、安心して座れそう。

ふと見ると、白衣を着て、サングラスをかけ、白いマスクをつけた(新型コロナの前から衛生面に気を使っていました)盲人あんまの方が2人いて、客待ちをしていました。他にすることもない退屈な私には最後の時間つぶしとなりそうです。みなもそう思うのか、彼らが現れると客が途切れることはありませんでした。
 ただ日本のように、あんまを行うための特別な場所があるわけではなく、客が座る座席に出向いては、力いっぱい肩をもむのでした。

私もやってもらおうかしら、と考えつつ見ていると、おもしろいことに頼んだ人がもまれた瞬間から微妙そうな顔に変化するのです。どうも凝ったところを上手にもみほぐすのではなく、ひたすら力をかけているだけのようでした。

そうこうしているうちに11時40分発のフェリーが重いエンジン音をあげて、緑の波をゆらして着岸。乗客がおりきると、すぐに乗船開始となりました。
(つづく)


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