昨日、玉名郡長洲町にあるメガソーラー発電施設を視察しました。
トステムやイナックスなどが統合してできたリクシル社が設置をしたものです。
工場の2割の電気を補っているとのことでした。
太陽光パネルが20280枚!
東京ドーム2.5倍!←九州に住んでいる人間にはわからんですバイ!
フル稼働で、一般家庭の1000軒分の電気を発電します。
黄砂などの影響で少し汚れていましたが、雨が降れば自然と流れるそうです。
また海の近くでもあり塩害も心配されますが、
架台にアルミ材を使用するなど対応しているとのことでした。
視察に行った時には、2411kWの発電がなされていました。
これで一般家庭600軒分だそうです。
太陽がギンギンに照ればいいかというとそうでもなく、
気温が35℃を超えると発電効率も悪くなるということでした。
子どもたちへの環境教育など啓発活動も町と連携して進められています。
「採算がとれるのか?」こうした質問もぶつけてみました。
説明では、「事業費のもとをとるのに20年間かかり、
太陽光パネルの耐用年数も20年」ということで、
リクシルとしては、採算性というより、地球環境への貢献を目指す
企業理念をもとに取り組みを進めているとのことでした。
施設わきに置いてあった電動バイク。一回の充電で40kmほど走るとか…。
環境への負荷をかけずに、音を出さずに、太陽の光を受けて電気を生みだす太陽光発電。
今後のエネルギー政策の中でも重要な役割を果たすことは間違いありません。
今後は、自治体などが保有している遊休地などに
こうした施設を建設することができないかなぁと考えています。
ともあれ施設のみなさま、長洲町の職員のみなさま、お世話になりました。
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その差額は電力会社が電気料金に上乗せする。
従って、太陽光発電をしていない人々が負担しなければならない。その結果、貧しい人々はますます貧しくなる。
その上、国や自治体が税金を使って太陽光発電設備の設置に補助金を出している。
太陽光発電をしない人々はその税負担もしなければならない。
このような、貧乏人にしわ寄せがいくような制度は改めなければならない。
確かに現状のままでは課題も多々あり、
それがすぐに実行に移せるのかという点でいえば、
改善を要する事項も多々あることは確かです。
今回視察した企業では、発電した電力は自社工場の
電力(2割に相当)にあてているとのことでした。
ただ社団法人からの補助金(原資は国庫補助金)が
出されていることは事実です。
税金を使っての施設設置という点については、今後のエネルギー政策を考えるうえで、
環境負荷を抑える太陽光発電の効果を社会的価値として
どう位置づけるのかという視点で考えなければならないと思います。
設置者のみが益を受けるということよりも、持続可能な地球環境を
どう整備するのかという視点での検証が必要だと考えます。
また、電力会社による買い取り費用が電気料金に上乗せされる問題などについては、
原発推進に使われている電源開発促進税(年間約3500億円)
などを利用して、電気料金に転嫁させない方策も必要です。
ともあれ、一つ一つの課題をクリアしながら、自治体として
できることは何かということを考えていきたいと思います。