先日、ますだ牧子市議、上野みえこ市議、松岡とおる県議とともに、
益城町にある「グランメッセ熊本」を視察しました。
グランメッセは、大規模展示場(8000㎡)があるものの、
小さな会議室などが不足していいたため、
全体会と分科会が行われる大型会議には不向きとされていた施設です。
しかし今回、展示場をパネルで仕切り、
音が水平方向にまっすぐ届くスピーカーを活用するなど、
最新の音響技術を利活用し、小規模・中規模の会議室の設置が可能となり、
コンベンション誘致の取り組みが進められています。
コンベンションとは…会議、集会、大会または展示会や見本市など
何らかの目的を持って人々が集まることを総称して用いられる言葉です。
第2空港線沿いに位置するグランメッセは、
空港や高速道路インターにも隣接するほか、
2200台分の駐車場も整備されるなど、立地条件のいい施設です。
宿泊施設の利用や飲食、観光など、
熊本市への経済効果も大いに期待できます。
一方、幸山市長は、中心市街地桜町地区(交通センターなどがある地区)に、
再開発計画をすすめ、3000人規模の国際会議場の建設を計画しています。
福岡市にある同規模の会議場は、建設費用だけでも、100億円。
熊本市の場合は、さらに再開発ビルの床の取得代がかかることになります。
住民の暮らしが大変なさなか、中心市街地への大型国際会議場建設を
優先させる必要はありません。
建設費用や維持費など、後年に多額の支出を伴うハコモノ計画。
生活が厳しいなか、私たちが必死に納めた税金。
使うのならば、中心市街地のハコモノではなく、
国保料の引き下げ、介護施設の増設、介護保険料や利用料の軽減、
子育て支援に使ってほしいというのが市民の声です。
視察を終え、新たな国際会議場建設は中止し、グランメッセとの連携や
産文会館の再開など既存施設の利活用をすすめるべきと確信を深めました。
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