熊本市議会議員なすまどか~まどかレポート

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熊本市議会議員 那須円(なす まどか)の活動日記

就学援助制度の改善を求めて

2014年05月10日 | 熊本市政のおはなし

先日、新日本婦人の会熊本支部のみなさんと、熊本市に対して、就学援助制度の改善を求め要請を行いました。


「就学援助」とは、義務教育中、経済的な理由で、就学費用が負担できない家庭の子どもたちへ、その費用の援助をする制度です。就学援助が決定すれば、学用品代・給食費・修学旅行費などが支給されます。

詳しくは、コチラの投稿をご覧ください。



要請では、生徒会費・PTA会費・部活動費など(国が財政措置をしているが熊本市は支給していない)を費目に加えること、新入学学用品費の拡充や支給の時期を早めることなどを求めました。


子どもの貧困が大きな社会問題となるなかで、現在、小学生の7人に1人、中学生の6人に1人が就学援助制度を利用しています。

本来、私たちが払った税金は、貧富の差を是正するために、子育て制度や福祉制度として再配分されます。しかし、日本に限っては、税の再配分を行った結果、子どもの貧困率がさらに悪化するという情けない国となっています。
つまりは、払った税金が十分に子どもの貧困対策に使われていないといういうことになります。


今回の要請のなかで、「所得基準額のみではわかりにくく、あわせて給与額も記載してほしい」「支給の要件が『失業・災害・事故等により所得が減少した場合』となっているが、一般的に所得の低い世帯も支給対象となることをわかりやすく記載してほしい」「インターネットからも申請書が取れるようにしてほしい」など要望が出され、市からは改善に向け検討したい旨の回答が寄せられました。


しかし、費目の拡充や支給額の引き上げについては、残念ながら改善の回答は得られませんでした。

市への働きかけはもちろんですが、国がしっかりと子どもの貧困対策に取り組み、就学援助についても予算拡充を行うよう求めていきたいと思います。


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2 コメント

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コウヤマさんは、 (二児の父)
2014-05-21 18:44:16
どうして、コウヤマさんは箱物ばかりを建設したがるんでしょうか? MICE施設を作っても費用対効果は確実なんでしょうか?
一方で熊本市は待機児童は増えるし、乳幼児医療費助成も政令市では最低水準の3歳無料まで、菊陽町、大津町、山鹿市と比べても恥かしいです 同級生でも、熊本市は子どもに優しくないから、近郊の菊陽町、大津町に住むって人がほとんどです。 熊本城、MICE施設、森都心プラザ、もういいでしょう。
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二児の父さま (なすまどか)
2014-05-23 16:04:18
コメントありがとうございます。

今回のMICE整備は、民間企業がすすめる再開発計画のなかで、床を買う形で整備されます。300億円の整備費のほか、毎年9億円の維持費がかかります。ハコモノに使うお金があるのならば、暮らしや福祉や子育てに使えというのが市民の率直な思いです。MICE整備はきっぱり中止すべきですね。

実際に、二児の父さんが指摘されたように、子育て世代については、熊本市から周辺町村(菊陽、大津、合志など)へ転出者が転入者を上回り、人口が流出しています。

県外、国外から人を呼び込みにぎわいをつくりたいと幸山市長は思っているようですが、市民に愛想を尽かされ周辺自治体に転出している現状を認識すべきです。

MICE施設の是非を問う住民投票の準備なども進めています。ぜひご協力ください。
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