たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

介護施設の周囲は栗の花のフェロモン浴

2016-06-19 11:52:49 | 花とつぶやき

梅雨入りの季節はクリの花の季節です。
徘徊人の近くに介護老人施設があります。



診療所が併設されていて、毎月、
降圧剤と血液がさらさらになる薬を戴きに行きます。



施設の周囲はクリ林になっています。
花の最盛期には拙宅にまで、あの臭いが漂ってきます。
文字にし難い芳香を漂わせるので、
好きな人もいれば嫌いな人もいるクリの花の香り。



施設入居者の中には窓辺からの匂いを感じて、
青春の青臭い夢を見る人もいるのでしょう。
反応する人は、まだ元気の証です。頑張りましょう。



フランス語では「Marron」(マロン)。
花言葉は贅沢・豪奢ということです。



子どものころ祖父に季節が来る度に聞かされた、
「桃 栗 3年、柿8年、梅は酸い酸い13年、
柚子の大馬鹿18年、林檎ニコニコ25年」。

 
地方によって言い方や順番が違うようですが、
実が実るまでの年数の言い伝えです。
時期が来るまで待たないと実が結ばない。



タニシの爺は実る時期が有ったのか、無かったのか、
判然としませんが、
時期が過ぎてしまっていることは、確かのようです。

今ごろは、信州・小布施の散策にいい季節です。