今日から始まるクリスマスシーズン

　
今日も朝から雨、こんなときルーマニア語では、「天気が閉じている」と言います。でも、12月6日の「モシュ・ニコラエ」の日を前に、今日からオルトドックス（＝ルーマニア正教）・カレンダーのクリスマスシーズン。
　
我が家でも、朝食の食卓に付いたときから、ヴィシネ（ダークチェリー）のお酒で乾杯。「おめでとう！」「健康を祈って！」、これからの聖なる時期を祝い、無事過ごせるように。
　


そして今日から見かけるようになるのが、この時期の賑やかな鳴り物隊。田舎からのドラムや笛を携えた音楽隊や、カプラ（山羊）と呼ばれる装束の隊列、クマの毛皮をかぶった人たちのクマ・ダンス。これらは12月いっぱい続きます。
　


あいにくの雨だったけれど、初日の午前中にやってきました。ブロックハウスの街区に響き渡る太鼓と笛の音。雨なので窓を閉じていたけれど、それでもドンドコドンドコ、響いてきます。「来た！！」、日本で言うところの、チンドン屋行列を見るような楽しみ。
　


雨が降っていなければ、下まで降りていって近くで見物するのだけれど・・・。今日はブロックハウスの5階（＝ルーマニア流で言うと我が家は4階）の窓ごしに眺めていました。この鳴り物隊への風習は、「おひねり」。道で出会ったら紙幣を渡すし、ブロックハウスの街区にやってきたら、窓から下へおひねりを落とします。
　


打ち付けるような雨なので、ほとんどの家が窓を閉じたまま。ごくたまにおひねりを落とすお宅があるようで、華やかな装束のカプラが、ブロックハウスの際まで行って拾い集めます。
　
お昼ご飯の前にも、カイセ（＝アプリコット）のお酒で乾杯。外は雨が強くても、今日は特別な日。

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クマ・ダンス、昨年の様子はこちらから。
地下鉄構内にも出没、こちらから。

//＠Bucureşţi


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