ついにルーマニアの国際空港でも胴体着陸の事故、でも乗客乗員計51人に死傷者無し。一部では「ルーマニアの奇跡」と伝えられている報道もあり、ほっと胸をなでおろす瞬間。ルーマニアの空港でも、と書いてしまう、相次ぐ航空機の事故。
>51人乗り旅客機が胴体着陸 ルーマニア、死傷者なし
>AP通信によると、ルーマニア西部ティミショアラの空港で、同国の航空会社「カルパト・エア」の小型旅客機が胴体着陸した。乗客乗員計51人は無事だった。
>旅客機は着陸体勢に入ろうとした際に着陸用の車輪が故障し、空港上空で約2時間旋回を続けた。炎上を防ぐため燃料をほぼ使い切ってから胴体着陸したという。
>空港滑走路には消防車や救急車が緊急着陸に備えて待機し、防火剤もまかれた。
旅客機はスウェーデン・サーブ社の小型プロペラ機「サーブ2000」。
>モルドヴァの首都キシニョフからティミショアラに向かっていた。(共同)(2009.2.28 21:15 MSN産経ニュースより)
カルパト・エアという格安航空会社、わたしは初耳です。もちろん利用したこと無し。ルーマニアにはほかに、国営のタロム・ルーマニア航空、格安航空会社のブルー・エアがあります。世界の航空会社の安全基準によるとタロム航空199位、カルパト・エアは223位(2007年)・・・
世界の航空会社の安全基準「IOSA」ってどんなの?調べてみました。
>古くなった機体やメンテナンスの行き届いていない機体を使用していない、搭乗前のセキュリティーチェックできちんとした検査ができる、また管制システムもきちんと機能している、などの基準です。(All Aboutより)
おまけにEU圏内飛行禁止の「危険な航空会社リスト」まで発表されているそうです。このリストに載っている航空会社は、航空業の国際的な安全の基準を満たしておらず、飛行機の運航には「不適格」と判断した会社。このリストに載ってしまうと、EU圏内の空域を完全飛行禁止、または制限が課せられることになっているそうです。
リストは、3ヶ月ごとに見直し予定、とのことですが、以前はほとんどがアフリカやインドネシアの航空会社でした。検索してみると『「世界の航空会社の安全基準」を獲得しました』、という航空会社側の嬉しい発表ばかりがヒットします。
でも、航空機事故が報道されて来るのは、「IOSA」合格の名前の聞いたことのあるメジャー航空会社ばかり。今年に入ってからでもハドソン川の奇跡・USエアウェイズ、ロンドンでの英国航空胴体着陸事故、成田でのノースウエスト航空機の乱気流事故、アムステルダムでのトルコ航空の惨事・・・。相次ぎすぎ。
「IOSA」合格だから、「奇跡」と賞賛されるほどの犠牲者がない事故で済んでいるのかもしれないし、成田でのノースウエスト航空機のようなバードストライクは自然の生態による避けられない事態だから防ぐ手立てがないのかも。
航空機はその輸送距離からして最も安全な交通手段といわれているけれど、その根拠は?
>アメリカの国家運輸安全委員会 (NTSB) の行った調査によると、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%であるという(アメリカ国内の航空会社だけを対象とした調査ではさらに低く0.000034%)。
>アメリカ国内において自動車に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.03%なので、その33分の1以下の確率ということになる。これは8200年間毎日無作為に選んだ航空機に乗って一度事故に遭うか遭わないかという確率である。これが「航空機は最も安全な交通手段」という説の根拠となっている。
(Wikipediaより)
う~ん、8200年間、毎日飛ぶんですかぁ、そんなに長生きできないよぉ~、運を天に任せるしかな~い!
一番上の写真は、フランスの牧草地帯。もうじきBeauvais空港に到着~。
いつもご声援ありがとうございますm(__)m
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