夜半から雨、二重窓でもガラスに打ちつける雨音で目が覚めます。週末の雨予報どおり。窓を開けると冷蔵庫のような冷気。無理もありません、正午前でも外気温6.2℃。
でも、テルモパンと呼ばれる軽量の金属サッシ&二重窓、そして1年前の外壁リフォーム(=断熱材を外壁に貼り、さらに上塗装する)によって、室温は保たれていて、約20℃。それほど低くはない気温。でも、秋の始まりのころの20℃と、外が冷え込んでいる20℃では体感は異なり、もうすでに裏起毛のパーカーを着込んでいます。マイダーリンは長袖のTシャツ一枚。
ブカレスト市では、暖房のスタンバイOK~今年一番の冷え込みとなった水曜日夕方から、カロリフェールへの温水供給が始まっています。ルーマニア社会主義の時代に作られたブロックハウスが80%をしめるこの街、暖房も管理され、集中暖房。工場で作られたお湯が各ブロックに廻ってきて、それが暖房になるのです。
カロリフェールへの温水供給は、その年の冷え込みを見ながら。いつから、と事前に決まっていないので、供給が開始されることが決まるとテレビや新聞(上の写真、当日の夕刊紙より)・ラジオで一斉報道。温水が廻り始めるとき部屋にいると、室内の温水管がポコポコ音を立て、中の水が巡回していくのがわかります。
でも室内気温20℃あれば、暖房は不要。私は薄手のレッグウォーマーで足元守ります。真冬にはフリースに進化していくレッグウォーマー。これ、手放せません。
お姑さんは寒さを感じれば一番に温めるのがあたま!昨日まで足は素足にスリッパ履きだったけれど、あたまにはネッカチーフ。今日からは家の中でも毛糸の帽子着用。少し風邪気味のようで、ネッカチーフの上からさらに毛糸の帽子。でも足元見れば、短いソックスだけで、足首が見えています。
・・・それじゃあ、寒かろう、と思うのはわたしだけ?小さいころから、「頭寒足熱」と健康法を習ってきました。頭は涼しくしておいても、足は温めること。「首」のつくところを暖めればよい、とも言うので、「足首」(byレッグウォーマー)・「手首」(byアームウォーマー)・「首」(byネックウォーマー)を温めるのはもはや常識。
しかしルーマニア人、寒さを感じたらまず温めるのは「あたま」!寒いときに外出するのに帽子は必ず。小さい子供は耳まで覆う帽子。年配の女性は圧倒的にネッカチーフ(=いわゆる頬かむり)が多いです。
家の中でほおかむりをしているお姑さん、なんだか可愛らしいので、写真を撮ろうとしたら、「それは止めなさい。」とストップをされてしまったけれど・・・。
冬に我が家にホームステイにやってきたルーマニア人、「僕、寒気がするから、その電気座布団貸して。」と普通はお尻の下に敷く座布団に、枕のように頭を乗せて床に就き・・・翌朝、「熱すぎなかった?」と聞く私に「ちょうど良かったよ。」と。普通、お尻の下に敷いてもちょっと熱く感じるときもあるのだけれど。
ふつう、風邪気味の時には頭も痛くなるもの。それを温めるとさらにズキズキしそう。私はそんな時決まって「熱さまシート」、ルーマニアにはないので日本から持参。そしてゾクゾクする背中を温めるべく、ツボに「使い捨てカイロ」、これも日本から持参。
洋の東西、ここまで民間療法が異なるとは。ここは分断。日本式は「頭寒足熱」、ルーマニア式は「頭熱足ほったらかし~」。
一日中冷たい雨は降り続き、一歩も外出せず。裁縫したり本を読んだり、掃除もしたかな。こんなとき、一日の総歩数、きっと100歩くらい?
次の日曜日は、ブカレスト・シティ・マラソン。このまま行くと冷え込みが心配。
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へ~、おもしろいですね。
私、美容院でシャンプーしてもらった後に、首筋から後頭に温タオルを引いて温めてもらえるのですが、それがまた気持ちいい。
同じようなことかな?
そちらは、内陸なので、やはり冷え込みも厳しいのかな?
こちらも、だいぶ寒くなってきました。
風邪ひかないようにね!
今週末特に冷え込んでいるみたいで、ヨーロッパの北のほうのアイルランドと同じくらいの気温!急に寒くなったので応えます。
たっつみいさんのところも、内陸といえば内陸、盆地の気候かな?寒暖の差が大きいでしょうね、風には気をつけましょう。
☆アイロンマンさんへ
>「脳味噌が凍るから」
という発想はルーマニアにはなさそう。元来陽気なルーマニア人。
でもヨーロッパではよく帽子をかぶっている人を見かけますよね、特に寒いところは、毛皮の帽子。文化の違いと風土の違いかな?
頭を暖めるのもやっぱりそれと感じるときには有効なのでは?
ハーフを走ったけど脚が凍り、1時間34分、これが実力だぁ~
>真冬に頭の血管が切れるような感じ
これ、こわい~~
やっぱ、頭を暖めよう!!