ブカレストで仲良くしてもらっているラン仲間のステファン・ファミリー。この日は日本からのお土産、ハッピを届けに行きました。お土産は日本在住の友人からの預かり物、「日本の友達に写真を送るから、ファミリーの写真を撮らせて。」とお願いしたところ、ハッピを着込んでのサービス。
ステファンがキッチンで料理しているのは、前日にファミリーで郊外へ出かけ、湖で魚釣りをして採ってきた魚。小麦粉とスパイスをまぶし、唐揚げにしています。
ルーマニアは黒海に面しているけれど、黒海は内海で魚の種類も多くありません。そんなわけで魚は高級素材、ここでは余り魚を食べる習慣が無いけれど、こうやって自分で採ってきた魚はまた格別。
キッチンで料理をするのは主にロディカ奥様。この日もロディカが下ごしらえ、「魚河岸のおっちゃんみたい!」と魚にハッピが似合うので、上の写真は特別のパフォーマンス。一番奥の背の高い男の子は長男のヴラッド。高校ホッケーのルーマニア選抜チームのメンバーになっている長身の彼。
キッチンでひとしきり食事をいただいた後は、次男のラドゥにせがまれてリビングでダーツゲーム。このボード、おもちゃではなくかなりの重厚感がありしっかりしたつくりの本物。ステファンがマラソン大会入賞でゲットしたもの。
ダーツはどこに矢が刺さったかで得点を競うもの、ゾーンにより2倍、3倍と点数が乗じて加算されます。「よく見て、ここは3倍のゾーンよ。」とロディカも熱中。
「僕、真ん中の50点のところに入ったよ、これで3回目!」とご満悦のラドゥ。このダーツゲーム、一家のマイブーム。ヘタッピィ(=初めて参加の私かな~)もいるので、ダーツを立てかけてあるソファ、穴ぼこだらけ。
女&子供でしばらくゲームに熱中し、少しのどが渇いてキッチンに戻ってみると、さきほど食べ散らかして流し台に満載されていたお皿や鍋がきれいに片付いています。これぞステファン!~「僕の奥さんが料理してくれたから、片付けるのは僕がするんだよ。」と。
私の知る限り、ルーマニアのご家庭はたいてい亭主関白。訪ね歩く友人宅は30~40歳代のカップル、どこでもほぼ、家の中ではご主人が王様。デン!と威張っていて、家事は一切奥様任せ。どのお宅も共稼ぎだけれど、炊事・洗濯・掃除は奥様のご担当。子供とよく遊んであげたり、子供の送り迎えなどを担当するのはご主人の場合が多いです。
ステファンは、炊事・洗濯・掃除もこなすし、走ってもルーマニア・マスターズの年代別記録を持つ俊足。おかげで子供の遊び道具もゲットしてくるし(過去にはローラーブレードやピンポンセット・ビーチパラソルに至るまでゲットbyマラソン大会)、もちろん一緒に遊んでもオッケーのスーパーお父さん。でもちっとも偉そうにすることなく、常に廻りを気遣ってくれます。
「We are not animals, we are human.」(僕たちは動物じゃない、人間だよ。)がステファンの信条。気配りを忘れない優しさ、家庭の中でも発揮。ルーマニアで極上のお父さん!
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女性は家事ということですが、
ルーマニアでは働く女性が少ないのですか?
日本ではだいぶ家族の様子が変わって
来ていますが。
家事をする暇がありません。
(寝る暇もないです、大変!)
ドイツの一般家庭はどんな様子か、まだ知りません~
すでにこちらは共稼ぎでないと家計を維持できない世帯が多いので
(男女の雇用の平等、というより男性だけの稼ぎでは大変らしい)
男女共に家事をこなすような教育がなされていることでしょう。
「どの家庭も共稼ぎ」の歴史が長いそちらでは、
もう少し、男性も家事参加があると思ったら、違うらしいですね。
中国から来た夫婦に尋ねてみても、
男性はあまりやらない傾向があるみたいです。
私の友人(上海人)は、仕事が終わると家に帰って家族の夕飯の仕度、それから会計士の資格を取るため梅田まで出かけて深夜まで学習。
家では二歳になった雅美(中国語でヤーメイ)ちゃんの良きパパ。
どこの国でも極上パパがいるものですね!
この記事のステファンさんの奥様も警察官、しかも何度も昇級試験を受け、オフィサーに昇級、階級的には旦那さま(警察官)よりも2階級上にあたります。
ステファンは心優しくて、+恐妻家、かなあ~
ヨーロッパでは家族と過ごす時間を大切にし、バカンスを充分にとると思っていましたが、りすさんのところではちょっと忙しすぎてバカンスも難しい??・?
一緒に過ごす時間が少なくて、寂しいですね・・・
中国は日本よりももっと、男性が威張っていて火事に参加しないと思っていましたが、アイロンマンさんのお友達はさすがですね~