ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

地下鉄回数券ばら売りの頼まれごと

2013-09-10 | ルーマニア・わたしの日常
 
 
ルーマニアの首都ブカレストの地下鉄は、全線均一料金。つまり、一度改札口を入るとどこまで乗っても同じ料金。でも、困ったことに1回券の販売がありません。最小単位は2回券、4レイ(=約120円)。ここから割り算すると1回乗るのに2レイ。でも、1回券はありません。
 
いつぞやの日曜日、友人に送ってもらい、普段余り利用しない駅から乗ろうとしたとき。改札口の手前で「ドアムナ」、と呼びかけられました(「ドアムナ」は一般的に女性に呼びかけるときの敬称)。
 
続けざまの言葉を聞いてみると、回数券を持っているのなら1回分を使わせてほしい、と言うのです。2レイを手に持っていて、1回乗車分を支払う、と言います。タダで使わせろ、と言うのではなく2レイを支払うと言うのだから、問題無さそう~「いいですよ」。
 
すると近くから中学生くらいの男の子がやってきました、どうやらこの子を地下鉄に乗せたいようです。いずれにせよ問題なし、私の持っている回数券を自動改札口に通し、改札口を通れる状態にしてあげました。

1レウ札2枚を差し出されたけれど、私の持っている月間回数券では、1回当たり1レウもしないので、1枚だけ受け取り、「これでいいです。」~こんなところで儲けても仕方ないし。
 
男の子、サーッと改札を通り、ホームへ走っていきました。あれ?降りるときはどうするの~大丈夫、ブカレストの地下鉄は、いったん改札を通り入場すると、後は検札も無し。降りるときの改札は無し。つまり入ってしまえば、後は切符を捨ててしまっても(=持っていなくても)いいのです。
 
改札口には係員がいるし、不正を見張っているガードマンもいますが、誰も何も言いません。日本ではちょっとお目にかかれない、こんな頼まれごともあります。

持ちつ持たれつ、気軽に通りがかりの人に声をかけて助けを求めることが出来る大らかさ、これはルーマニアの良いところだとワタクシ、マドモワゼルは断言♪

ブカレストの地下鉄料金:


2回券 =4レイ
10回券(約3ヶ月の有効期間) =15レイ
1日券(乗り放題) = 6レイ
7日券(乗り放題) =20レイ
62回月間回数券(最初に使った日から1ヶ月の有効期間) =50レイ
月間乗り放題券(最初に使った日から1ヶ月の有効期間) =60レイ
(乗り放題券に限り、15分ルールと言うのがあって、いったん改札を通すと、次に通せるのは15分経過後・友人と一緒に使うことはできません。回数券は、複数人数で同時使用可)
(1レウは現在の為替で約30円)

*パリのメトロも全線均一料金で、旅行者には1回券または10回カルネ(回数券)が便利。降りるときの改札はありませんが、時々乗り換え駅などの通路でいっせいに検札をしています。このときに、入場した際の切符を持っていないと罰金の対象に。切符は出場するまで所持しておくべし。



切符はどこで買うの?:


3年ほど前から、自動出札機が登場。ルーマニア語・英語・フランス語の3言語に対応。現金のほか、クレジットカードも利用できます。(ここで暗証番号を打ち込んで大丈夫かなあ、と常々思うけれど、怖いもの見たさ?でクレジットカードを使うときもあります)



または、通常の出札窓口で。上の写真、物々しい鉄格子ですが、切符を受け渡しする部分だけ、開いています。出札窓口が閉まっているときは、改札口の係員から購入できます。


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