ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2009年4月号目次

2009-04-30 | 目次


A table of contents:
2009-04-01 ヨーロッパからも遠い国、ルーマニア①
2009-04-02 ヨーロッパからも遠い国、ルーマニア②
2009-04-05 ブカレストは一気に春
2009-04-06 イタリア中部で地震
2009-04-07 日本のお土産
2009-04-08 ブカレスト・ノルド駅で一難・・・
2009-04-09 警察学校訪問with着物
2009-04-13 ブカレストにも新線開業ラッシュ
2009-04-14 トランスヨーロッパ・フットレース、開催へ
2009-04-15 「ジャパン」のプレゼン、わたしの答え
2009-04-16 シナゴーク、sinagoga
2009-04-17 復活祭まで大忙し
2009-04-18 今年は特盛り、復活祭のご馳走
2009-04-18 ルーマニアでもバードストライク
2009-04-19 ご馳走続きでPaşte Fericit!
2009-04-20 復活祭の月曜日も教会へ
2009-04-21 出産休暇&育児休暇
2009-04-22 イースター明けは・・・ゴミの山
2009-04-23 いつになるやら・・・工事現場
2009-04-24 6度目の参戦、フランスTPC大会
2009-04-24 ブカレストの新名所、チャイナタウン
2009-04-25 チャイナパワーの光と影
2009-04-26 ルーマニアでも地震!
2009-04-26 大学生に混じって6位
2009-04-27 ホッケー応援単独マラニック、敢行
2009-04-28 ルーマニアでアンチ・エイジング&美肌になる
2009-04-28 お気に入りの自然派基礎化粧品
2009-04-29 丸まる犬、くつろぐ犬
2009-04-29 世代交流マラソン大会
2009-04-30 「ツール・ド・ペイ・ド・コー」2009参加の日本選手団の皆様へ
2009-04-30 TPC大会参加の日本選手団の皆様へ:「お土産編」
2009-04-30 怖かった地震~叫び声が取り持つご縁


いつもご声援ありがとうございますm(__)m

TPC大会参加の日本選手団の皆様へ:「お土産編」

2009-04-30 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


一つ前のエントリーより続きです。

日本からはいつもたくさんのお土産を持ってこられているので、運んでくるのも大変かな~と思っております。
団としてのお土産は、予算・品選びとも、いつも団長様にお任せになっているようです。

個人的な小さなお土産に頭を悩ますところですが、日本風のものにこだわらず、使えそうなものでもいいのではないかと思います。

かくいう私も初年度は「健康青竹」(=100円ショップにて購入)をダンボール一杯30個ほど用意し、各国ランナーに日本の健康法をお伝えさせていただきました。「健康青竹」なるもの、欧米では余り見かけないものだそうです。

さよならパーティのときにダンスミュージックに乗ってランナーの人たちと青竹踏み、みんな4日間のレースを戦った後ですので足裏は疲労のかたまり、「痛い、痛い」と言いながらも「これは健康に良さそうだ」と、それぞれ青竹を持ち帰ってくれました。

ほかに日本のマラソンTシャツなどはやはりレア物ですから、喜んでいただきました。日本では昨今、参加賞のTシャツでも速乾性の質の良いものが提供されていますが、こちらでは綿100%が一般的。ドライフィットのものはやはり喜ばれるようです。

参加者の人たちに気軽に記念に配ることが出来るよう、小さなものをいくつかご用意されるのがいいのではないか、と思います。

何も持ってきていない人たちも多いですが、昨年度12名の選手団でやってきたポーランドチームは、自分達でお揃いのTシャツとバッチを作って持ってこられていて、各国からの参加者にも分けていただきました。



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いつもご声援ありがとうございますm(__)m

「ツール・ド・ペイ・ド・コー」2009参加の日本選手団の皆様へ

2009-04-30 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
こちらのエントリーは、来月20日よりフランスで行われる「ツール・ド・ペイ・ド・コー」2009参加の日本選手団の皆様へ、稚拙ながら昨年までの経験を作文したものです。(09年改訂版)

初めまして大阪快走クラブのマドモワゼル・ヒロコと申します。04・05年に同大会に新日本スポーツ連盟から派遣いただき、かけがえのない経験をさせていただきました。そこでご縁をいただいたルーマニアより、同国チームのメンバーとして、引き続き06~08年のコー大会に参加させていただきました。

今年のレースを走ることへの準備は整っておられると思いますが、なにぶん日本では類を見ない、4日間連続異なった会場での6レース・合計90キロという長丁場の大会です。

私の見たところ感じたところから、是非、今年の参加者の方々にお伝えしておきたいことをまとめてみました。昨年度(08年)の様子を綴っております。渡仏前でお忙しくされていることと思いますが、どうぞ流し読みにでもしていただければ幸いです。
 
1> レース概要
レースの日程やコースなどは、現地「クラブ・コショア」Club CAUCHOIS のHPに掲載されています。ただしフランス語ですが、適当にクリックしていると地図などを見ることが出来ます。web上の翻訳ソフトではgoogle翻訳などが便利です。
 
現地入りしてから配布されるプログラムにも、一日の主なスケジュールとともにレースのコース図・高低差・各レース会場への送迎バスの発着時間が書かれていますので、行動の目安となります。
 
各レースの詳細については、後述いたします。

2> 最大の目的・国際交流
私が日本選手団として参加していた04・05年には、主催者側の手配で現地在住の日本人女性を通訳として選手団に同行してもらっていましたが、06年には全日程に同行の通訳がなくなりました。
 
06年の通訳なしのときに、主催者の方いわく「通訳をつけないほうが、日本人選手が皆の中に積極的に話して入っていくみたいだね。通訳が居ると、日本人選手は通訳とばかり話していたからね。」とのことで、おそらく今年も06年・07年に引き続き、全日程に同行の通訳なしかもしれません。
 
07年にはレースの前後に合計4日間、フランス語の話せる現地日本人女性にお手伝いいただきましたが、日本選手団のメンバーの方いわく「英語で話してくれたら単語だけでもわかるけれども、フランス語で話されたら何を言っているのかさっぱり判らない。」とのこと、英語の通訳のほうが日本選手団に向いているのかもしれません。
 
私はたまたま片言の英語が話せたので、身振り手振りで自分の思ったことを伝えようとしましたが、フランス語はちんぷんかんぷん。フランス人女性と話したければ、英語とフランス語の判る人を探してきて、「ちょっと手伝って下さい。」と通訳してもらったものです。
 
また、初参加の04年にはパリにてFSGTの国際会議も見学、このときも、4人寄れば4ヶ国語が飛び交うなかでの経験でした(仏語・英語・スペイン語・ヘブライ語)。

でも皆、通訳すること、人のあいだにたつことを何も嫌がりません。積極的に話しかけることを一番喜んでくださると思います。
 
3> 食べ物・飲み物について
「マラソンランナーは胃袋で走る」といわれている(快走クラブのトレーナー曰く)くらい、食べ物は私たちランナーにとって大切です。食べ慣れた日本食ではなく、オリーブオイルとバターの多いフランス料理で長丁場のレースを完走しなければなりません。しかもフランスのお食事の後に必ず出てくるのがチーズ類、食事をチーズで締めくくってから、普通の甘いデザートに入るのです。
 
残念なことに、和食よりもはるかに脂分の多い食事で、胃腸の調子が整わなくなることが多いです。しかも連戦の疲れで胃の消化機能自体も弱ってきます。04年には医学博士の佐藤先生が団長として同行くださり、お墨付きの胃薬をいただきお世話になりました。ご家庭の常備薬である飲み慣れた胃腸薬などを多めに持参されることを強くお勧めいたします。
 
宿舎には電子レンジもあり、調理場をちょっとの間借りることも出来ます。レンジでチンのレトルト白ご飯やお湯を注ぐだけのパック入り味噌汁、梅干などもお勧めです。レースの朝はやっぱりご飯(またはお餅)でなくちゃ、とおっしゃる方も多いと思います。観光旅行ならば現地のものを食べる楽しみも大きいですが、わたしたちはレースを走るアスリート、食べなれたものを持参するのが一番です。
 
宿舎では温かい食事(ケータリング=出前の場合が多い)とともに、ビール・ワイン・リキュール類が振舞われます。また、各レースが終わったらその直後から会場でワイン・ビールなどが出されます。もちろんジュースやオレンジ・ビスケットもあります。疲れた身体に食欲を増すのはアルコール、とおっしゃる方も、私一切駄目だわ、とおっしゃる方もどうぞ雰囲気を楽しまれるといいと思います。
 
でも待っていても誰もワインやビールを注いでくれません、欲しいものは自分でゲット。自分で自分のグラスに注ぐのは何のマナー違反でもありません。
 
外国選手はこの、レース会場でのアフタードリンクを実に楽しんでいて、クーリングダウンそっちのけでみんな集まってきてマラソン談義しています。
 
フランスでは飲み水はペットボトル入りのものを購入しなければなりませんが、宿舎・食堂ではふんだんに用意されていますので、自由に飲むことが出来ます。水も、炭酸ガス入りのものとガスなしのものがあります。たまにレース会場でレース後に振舞われる水が炭酸ガス入りのものだけの場合もあるので、宿舎のペットボトル入り水をちょっと拝借していくといいと思います。
 
なお、宿舎のペットボトル入りのお水は2リットルボトル、と大きいので、レース会場への携帯にはかさばります。500mlくらいのボトルに詰め替えて持っていくことをお勧めいたします。現地では余り買いだしに行く時間がないので、日本から空のボトルを持参されるほうが便利かと思います(空でも機体預けの荷物の中に入れてください)。

4>  気候について
毎年開催時期が異なり、そのたびに気象条件が異なってくるので、暑い・寒い・雨が多い、など一概に言うことが出来ません。 
 
ただ、大西洋に近いこともありドーバー海峡からの影響で、その日の天気は晴れ、と天気予報が言っていても時折にわか雨が降ることも多いです。
 
晴れれば汗を掻き洗濯、雨が降っても洗濯をしながらのレースとなりますので、レース服装(シューズも含めて)は多めにいろいろな天気に対応できるようにご持参されたほうがいいのでは、と思います。
 
築100年を越えたレンガ造りの宿舎内は湿り気が多く、乾燥しにくいこともあります。洗濯機は使えないため、手で洗濯です。
 
04年は5月GW終わってからの開催でどちらかと言えば暑い気候、05年はちょうど良い気候、06年は雨に降られ寒さとの戦い、07年にも雨に降られましたが幸いにして冷たい雨ではありませんでした。08年は4月30日からの開催、とこれまで一番早い時期の開催でしたが、この年ヨーロッパは早く暖かくなり、ちょうどいい気候で走れました。
 
ヨーロッパ大陸の気候の特徴として、朝夕冷え込み、日中は気温が上がります。今年のTPC大会は5月下旬の開催、かなり暑くなることも予想されますが、夜間は思いのほか冷え込むこともあり、要注意です。

5> 選手村でのようす
フランス到着からレース終了の翌日午前中パリへの送迎まで、主催者側クラブのお世話になります。レース開始までの3日間も、午前中は体調管理のための自由時間、午後は主催者手配で観光や見学ツアーやショッピングが組まれています。もちろん強制参加ではないので、時差ぼけなどで体調が整わなければ無理をして参加する必要はありません。そのときには、理由をはっきり告げて断っておけば大丈夫です。
 
すべて選手村からバスでの移動になります。宿舎内食堂にスケジュールが貼り出されるか、または口頭で連絡があるので聞き逃さないようにしておきます。内容が判りづらい時はどんどん質問します。
 
日本人選手には毎年、シャワー付きのお部屋をいただいていますが、万が一アウト・シャワーの部屋になると、シャワーの台数が少ないため、レース後などは争奪戦となります。レース会場でシャワーを用意してくれているところもありますので、利用できれば利用しておいたほうがいいかも、です。
 
ただし、レース会場見取り図などは配布されないため、「シャワーはありますか?」と隣近所の慣れていそうなランナーに尋ねながらの行動となります。わたしも覚えている限りでご案内させていただきます。
 
宿舎に用意されているもの
居室:寝具類・トイレットペーパー・電気のコンセント(240W、丸型の2つ穴コンセント)

→持って行かなければならないもの
・ 石鹸・シャンプー・リンス・タオル・ティッュペーパー類
・ サンダル類(ずっと靴を履いたままの生活は慣れていないのでしんどいです、簡単なつっかけ・シャワーサンダルなどがあれば楽です)
・ あればいいのが、紐類(洗濯物を干す)、簡易ハンガー(クリーニング屋でくれる針金ハンガーで充分、部屋に供え付いていない場合もあるから。用済みになればお部屋に寄付しましょう)
食堂:電子レンジ・冷蔵庫(自分の飲食物には自分の名前を書いて入れておくといいです)・ガス台
→ガス台でお湯を沸かすことも出来るので、海外仕様の電気ポットなどは不要。
バスタブはなくシャワーのみ:入浴剤は不要です(初参加のとき、日数分持って行って重いめをしただけでした・・)

6> 開会式
火曜日の夕方に開催されます。地元の市長さんや地元選出の国会議員さんが来られる場合もあり、フォーマルな式となります。スーツを着てこられるお偉い様方に敬意を表するべく、きちんとした服装のほうが日本人らしいのでは、と思います。スポーツウェアーでそのまま参加する人も多いですが、個人の感覚でそれもオッケーです。

7> 各ステージ 08年に第2ステージ・第3ステージが大きく距離変更・コース変更されました。思い出すままに書くことにいたします、抜けていることがあるかもしれませんがご容赦下さい。 
 
また、内容は昨年までのものであり、今年もまた変更があるかもしれません。いずれの会場も荷物預かりなどはありませんので、どうぞご注意下さい。お金を使うことはないので財布不要、貴重品は部屋内のスーツケースに入れて鍵をかけておくのがいいと思います。部屋ももちろん鍵かかります。

第1ステージ当日の午前中をゆっくり過ごして夕刻からの第1レースです。日没は遅く、スタート時刻は遅いのにまるで日中のレースのよう。06年よりコース変更、アップダウンの大きな丘陵地帯の中の周回路を3周します。街区では石畳の部分もあり走りにくいですが、街の外に出ると雄大な草原を走っているようで気持ち良いです。

トイレは発着点のごく近くに公衆トイレがあります(備え付けペーパー無いこともあるので持参のこと)。

レース後に簡単な飲食物が振舞われ、マッサージサービスもあり、レース結果の発表を待ち、表彰式あり、時間がきたらバスで宿舎に戻り遅い目の夕食となります。
この会場にはシャワーは用意されていないので、宿舎に戻ってからとなります。

第2ステージ
08年より距離・コース変更となりました。
郊外の陸上競技場を発着し、丘陵地帯に出て大きな周回路を1周します。アップダウンも大きく、途中土道もかなりあり、雨に降られるとかなり足場が悪くなります。最後は下って来て競技場にゴール。

発着点は体育館併設の陸上競技場、体育館内の更衣室やシャワー施設を使うことが出来ます。でもお湯はとてもぬるいこともありますので、湯温を確認しながら、体調に合わせて利用するといいと思います(裸になる前に湯温確認!~シャワーはいつも熱いお湯が出るとは限りません、私の経験より)。

同じ体育館の奥まった一部屋でマッサージのサービスもあります。
レース後に陸上競技場屋外のステージで結果発表と表彰式、バスで昼食会場に移動、時間がきたらバスで宿舎に戻ります。宿舎から一番遠いレース会場で、バスで30分以上かかります。

08年は同じコースを2周するハーフマラソン大会も同時開催されており、主催者はとても忙しそうでした。

第3ステージ
起伏のある住宅街を走り抜けるハーフマラソン、風が強いこともありますので、ご注意下さい。
  
コースは小さく街区を1周してから、大周回を2周します、曲がり角も多く、余り走りやすいコースではありません。
トイレは、荷物置き場となる建物の中にあります。

レース後に同じ場所で簡単な飲食物が振舞われ、結果発表と表彰式、時間がきたらバスで宿舎に戻りかなり遅い目の夕食となります。

レース会場でも、宿舎でもマッサージのサービスがあります。
この会場にはシャワーは用意されていないので、宿舎に戻ってからとなります。

第4ステージ
ここまでのレースの持ちタイムのトータルゆっくりランナーから30秒ごとに順次スタートする個人戦です。プログラムには9時半スタートと掲載されていますが、9時半に先ず、チームリレーの持ちタイムの遅いチームのランナーがスタート、続いて個人種目の選手のスタートとなります。

前日夜に各自のスタート時刻が宿舎の食堂に張り出されますので、自分のスタート時刻を○時○分○秒、までチェックしておきます。スタート地点でスタート順に整列します。このとき、自分の前後の選手のナンバーカードと覚えておくと、列に入りやすいです。スタート係りもコールをしてくれます。

トップ10の選手は1分おきにスタート、持ちタイムの一番早い選手が一番最後にスタートします。このTPCのレース、どのコースも折り返しがなく、トップ集団とすれ違い彼らの走りを見る機会がありません。この第4ステージだけが、トップ選手の走りを間近で見ることのできる唯一のレース。自分のレースを済ませたら、ゴール付近などで観戦するのが楽しいです。

小屋のようなところが荷物置き場になります。この近くにトイレあり。
スタート地点とゴール地点が300mほど離れていますので、要注意です。送迎バスはゴール地点に到着します。

持ちタイムの遅い選手は早い時刻にスタート、持ちタイムの速い選手は遅い時刻にスタートしますのでいずれにせよ、前後の待ち時間が大きくなります。リラックスして過ごしてください。

レース後、結果発表、その場で表彰式があります。表彰式後に小屋のようなところで簡単な飲食物が振舞われ、時間がきたらバスで宿舎に戻り昼食となります。
この会場にはシャワーは用意されていないので、宿舎に戻ってからとなります。

第5ステージ
いよいよ疲れもたまってきての第5レース、街区をスタートして大周回を3周します。

この街区が石畳でとても走りにくいです。おまけに急カーブになりますので、足場を取られないように要注意です。
  
大周回に出ると一度砂利道を軽く上り、林の間を走ります。下ってきて川沿いの車道から遊歩道のようなところに入ります。川沿いなのでとても風が強いことが多いです。この遊歩道も足場悪く、砂利などを跳ね除けながら走ることになります。
トイレは発着点のごく近くに公衆トイレがあります(ペーパー持参のこと)。

レース後、結果発表、その場で表彰式、時間がきたらバスで宿舎に戻り遅い目の夕食となります。

この会場にはシャワーは用意されていないので、宿舎に戻ってからとなります。
この日の夜は、宿舎でもマッサージサービスがあります。
又翌日午前中のレースはないため、みんな少し遅い目まで夜更かしして飲み交わします。

第6ステージ
レース4日目は午前中を宿舎でゆっくり過ごし(自由行動)、昼からのレースです。
  
宿舎で昼食をいただいてからバスでレース会場に移動します。
レースの後、閉会式とさよならパーティに直行しますので、パーティドレスやタキシード(?!?)など必要なものをすべて持っていきます。
  
レースはコース中最大の難関、ワンウエイのハーフマラソンです。持ちタイムによって、ゆっくりランナーの人たちはひとかたまりで20分先にスタートすることになりますので、自分のスタート時刻を確認します。
  
荷物置き場とスタート地点は200mほど離れているので、要注意です。

コースは最初に軽いアップダウンがあり、草原の中に出ると中間地点くらいまで気持ちよく下るのみ。森林浴の気分になれるコースです。
  
途中から一部土道もあり、前日に雨が降ったりすると大きな水溜りの中を走ることになります。いずれも余り足場はよくありません。
  
コース終盤に大きなのぼり、入り口に「von courage」(=直訳すると、良き勇気、しっかり上ってね、と主催者が書いてくれています)、アスファルトでそんなに長くはないのですが、ここを歩いてしまう人も多いです。上りきってしばらくすると街区に入ります。
  
街区では風が強いこともあります。広大な畑の間を駆け抜け、農道みたいな狭いところや家の間をすり抜け、街区に入り、まだかまだかと思っているとようやく競技場入り口です。ここからもかなり長く感じるので覚悟が要ります。08年にゴール地点が競技場に変更されていますが、距離が以前より少し長いように思います。
  
ゴールした人は皆、栄光のフィニッシャー!周りの人と手を取り合って完走をたたえあう姿があちこちでみられます。
  
レース後に簡単な飲食物が振舞われます。
会場から歩いて1キロほどのところにシャワーを利用できる体育館があります。こちらのシャワーは個人ブースで区切られているものではなくて、壁に蛇口が並んで付いていて、みんな裸のお付き合いです。
  
わたしは最初、みんな整列していっせいにシャワーを浴びている風景にちょっとびっくりしました、なんといってもブロンド美人達ですから。
  
第7ステージ(閉会式&さよならパーティ)
レース後シャワーを浴びたりしているうちに閉会式の時刻となります。ゴール地点奥の荷物置き場の奥の会場で閉会式が始まります。
入賞ランナーのみならず高齢者賞や病気から復活した賞など、いろいろの表彰があります。

皆がステージ上に上がって、完走記念品とトータル結果の集計表をいただきます。
そのあと簡単な飲食物が振舞われます。
しばらくして着席会場がオープンし、さよならパーティのはじまりです。
席が決まっているので自分達の席を探します。
招待をしてもらっている人たちはたいてい真ん中のほうに席を用意してもらっています。

走り終わって腹ペコですがしばらく待っているとオードブル・メインなどが振舞われます。

のみものは最初のワンドリンクが付いています。さらに追加が欲しい人は、飲み物コーナーでボトルなどを注文、その場でお金を支払います。
ここでわたしが泉北RCのK出会長からいただいたアドバイスは!~日本のお酒を持っていって、皆と酌み交わすこと!

各国チームが各国のお酒を持ってきているのです。自家醸造のワインあり、蒸留酒あり、いろいろなお酒を楽しむことが出来ます。
  
あとは各国チームの出し物、例年日本選手団は華やかにハッピなどで盛り上げていますが、ほかの選手団は簡単に歌を歌ったりしているだけのところも多く、余り気を使わないで参加したほうがいいと思います。
そしてダンスタイムです。日付が変わってからお開きになります。
 
8>お目にかかれるのを楽しみにしております
ペイ・ド・コーの大会は単なるマラソン大会にとどまらず、大きな家族的なつながりを持った大会だと思います。主催者も参加者もボランティアも、皆、走ること、走る楽しみ、楽しんで走っている人を応援する楽しみ、盛り上がっていきます。

さて、わたしはこのフランスでの大会でご縁を得てルーマニアに嫁ぎました。ルーマニアチームとして参加した06年は、ルーマニアに来てからあっという間に参加が決まり、メール環境も整わないまま、日本のどなたに断ることもなく出走してしまったことを残念に思っております。

特に、フランス現地で日本選手団として参加してこられた方々には驚かせてしまいましたので、翌年からは新スポ連本部の桑名さまのご協力を得てこのファイルを発信できますことをありがたく思っています。

今年もルーマニアチームの皆さんと一緒に参加いたします。昨年、日本選手団の参加がなかったので、「日本の人たち、今年は来るの?」とルーマニアメンバーも楽しみにしています。現地で皆さまにお目にかかれるのを楽しみにしております。

(お土産編に続く)