ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

怖かった地震~叫び声が取り持つご縁

2009-04-29 | ルーマニア・わたしの日常

 
夕方、いつものように散歩兼ジョギングに出かけるとき、ブロックハウスの玄関口で同じ棟のおじいさんに出会いました。いつものようにご挨拶、「こんばんは!」

このあいだの地震、怖かったね~。あんたの叫び声、隣まで聞こえてきたよ。」
そりゃやっぱり、驚いたし怖かったです。

「日本では、しょっちゅう地震があるって言うじゃないか、それでも怖いのかい?」
当たり前です、地面がゆっさゆっさと揺れるのに、慣れるわけないです、いつもどんな震度だろうと怖いものは怖いです。

「アンタは大阪から来たんだろう。大阪から東京まで、時速350キロの超特急があるっていうじゃないか。日本はすごいね。」
あれ、ちょっと間違えているみたい、500キロ余りを2時間半だから、時速350キロにはならないけど(→もちろん説明してあげました)。

「そんなに速く走るのに、ぜんぜん揺れないそうだね。こちとらのトラムや電車は、ガタゴト、揺れっぱなしなのにね。」
 
それから、新幹線代が往復25000円くらいかかることや、ブカレスト=大阪間の往復航空券が安ければ1000ドルくらいであることなど、四方山はなしが続き、「それって、ここからニューヨーク往復くらいだね。」と教えてもらい、「いやあ、とにかく日本はすごいよ。」と。
 
このおじいさんとこんなに話をするのは初めて。同じブロックハウスに日本人が住んでいることを知って、話がしたかったみたいです。

「引き止めて悪かったね、では、行っておいで。」と散歩に送り出してもらいました。わたしの「キャー」の叫び声が、おじいさんにきっかけを与えたようで。また出会ったら、立ち話に誘ってくださいね。

一番上の写真は、1977年のブカレスト大地震のときのもの。ブロックハウスがなだれ落ちるように崩れています。先般の地震を受けてしばらくの間、新聞には地震の記事、多数。

私の住んでいるブロックハウスは1976年に建てられたもの。「77年地震でも、びくともしなかったよ。だからこのブロックハウスは、次も大丈夫。」とマイダーリン。そりゃ前回の地震は新築1年、これで崩れてもらっては困ります。もうそこから32年も経っているのよ~大丈夫かなあ?

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世代交流マラソン大会

2009-04-29 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
ウィークデイの水曜日に開催された「Crosul Generatiilor」、初の試みの参加ルールは「20歳以上年齢の離れた人とペアを組んで、一緒に走り一緒にゴールすること」~おじいちゃんもおばあちゃんも、子供たちも一緒に参加してください、との趣旨で、私はこの大会名を「世代交流マラソン大会」と和訳。
 
ペアの相手を会場で探そう、と言う人たちが朝から続々集まってきます。子供たちも大挙してやって来ています。週の半ばですが、先生引率のクラスルーム単位で参加してきているのです。

「お姉ちゃん、走るの?僕と一緒に走ってよ。僕と組んでよ。」と小学生達が一生懸命ペアを探すのはとっても可愛らしいです。
 
さあ、私は誰とペアリングしようかな?でも、女性ペアの部門がありません。リレーではなく一緒に走り一緒にゴールするのがルールなので、当然、順位はペアを組んだの遅いほうの人の走力にかかってきます。これでは女性はどうしても不利。男性の速い人同士組んだほうが、速いに決まっているからです。
 
私よりも速い男性と組んで引っ張ってもらい少しでも順位を上げたいけれど、相手方にとっては不利になるので、ペアを組んで、と言い出せません。
 

(上の写真、マイダーリン(=後ろの右端に写っている)そっちのけで若い男の子と記念撮影に夢中の、誰とは言わない、マドモワゼル・H。)

そんなとき、「ヒロコ、僕と走ろうよ。」と誘ってくれたのはカタリン。何度もマラソン大会などで顔を合わせているので、私の年代を知っていて「20歳以上差」をクリアしていることもわかっています。

「でも、カタリン、速いから、速い男の人と組んだほうが良いよ。私と一緒だと、チャンスを逃がすよ。」~そう、彼はいつも上位狙いをしている走力の持ち主。

「いいよ。僕たち、年齢もちょうどいいし、一緒に走ろう。ヒロコと一緒でも10位以内に入れると思うよ。」~総合順位の10位までが入賞だと言うのです。

「無理だよ、そんなの。男の人と組んだほうがいいよ。」
それでもカタリンが「ほかの人とは組みたくないよ。」と言うので、ペア成立。チャーミング・ボーイのカタリンとペアだなんてとっても嬉しいけど、脚を引っ張ること、必至。
 


順位を狙っているマイダーリンは、先のクロス・ユニバで1位の男の子を見つけ、さっそく交渉、ペア成立。年代別優勝の常連ビクターは同クロス2位の男の子と組んでいます。あれれ、ビクターよりも走力のあるステファン、ブロンドの美人女子高生と組んでいるよ、なんだかニコニコして楽しそう。
 
ドンとなってスタート、小学生もいるので走る距離は公園内花壇の周りをぐるり廻ってくる850mほど。マイダーリンとビクターの2組があっという間に見えなくなり、あとはどんぐりの背比べ。ほかの走力のある男性達はカップリングを楽しんで、相手方を励ましながら走っています。
 
一緒に手をつないでゴール、だったらもっと嬉しかったけど、二人でリボンを持って走って、そのままゴール。順位札は「7」!~「ブラボー、ヒロコ!!」、カタリン、喜んでくれました。
 
その後、私達より上位の3チームが年齢差を満たしていないことが判明して4位に繰り上がり。でも残念ながら主催者側の急遽の変更で、上位3組のみが表彰対象となりました。と言うのも、ペアを組めなかった小学生が続出し、ペアランの後、同じ距離を走る個人戦が新設され、こちらに賞品が廻って行ったのです。
 


それでも私達ペアは走りきったことに大満足。とっても仲良しの記念撮影。完走証に一緒に自分達の名前を書き込み、「4位」も書き加えました。
 
一番上の写真、優勝したマイダーリンペア。17歳のソアレ・ニコラエくんと一緒~ソアレ(soare)はルーマニア語で太陽、の意味。眩しいような苗字です。今回、距離が850mほどと短く、ダッシュを得意とするマイダーリン、ビクターに圧勝。(ルーマニアのweb-siteの記事はこちらから。中央の女性は主催者のマルガレタさん、ルーマニア国王ミハイ1世の長女さん。

豪華賞品はデジカメ(富士写真フィルム製)とi-pod。ダーリン、PCから音楽をダウンロードするなど面倒なことは苦手なので、ポイ、と私に手渡し。いただいちゃいました。1GBの小さなものですがどこにでも取り付けられる便利なクリップ式、なんだか得しちゃった~



上の写真、聾学校の生徒さんも参加。引率の先生、イオン・モイサ(後列向かって右端)はかつてフルマラソンを2時間23分で走っていたエリート。学生達もコーチに見事にこたえ、うちひとりは来年台湾で行われるスペシャルオリンピック(聾唖者のオリンピック、デフリンピックと言っていたことも)・800mに参加するそうです。この記念写真は日本を代表する聾唖ランナーさんに送ります。



ランのスタート前にはこんな余興も。どんごろす袋を足に履き、ジャンプ&ジャンプで約20m。これもエントリーしたペアで戦います。太ったおじさんがボヨンボヨンとジャンプするより、小さな男の子がピョンピョン跳ねていくほうが速かったりして、ギャラリーも大声援。

マイダーリンペア、余裕で予選を勝ち抜き、決勝では2位。ワンジャンプの差だったので、真剣に悔しがっています。これって子供向けのゲームだと思うけどね~



四足の下駄競走。親子ペア、おばあちゃんとのペアも真剣勝負していますよ~。



会場となったヘラストロウ公園、まだチューリップが楽しめます。週のど真ん中に遊んで来ました、これもマラソン大会のおかげ。ああ、有り難たや、マラソン大会。

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丸まる犬、くつろぐ犬

2009-04-29 | ルーマニア・ブカレストの日常

 
朝夕は冷え込み5℃以下、空気が張りつめていて、20℃以上に上がる日中も日陰は寒いくらいの微妙な気候が続いています。
 
ブカレストの街区のあちこちで見かけるワンコも、寒がりで丸まっているのがいて、気持ち良さそうに伸びているのがいて。

ここで過ごすのも4年目の春、ワンコたちにも慣れてきました。よく見ると、キョトンとしているのがいて、しっかりしたのもいて、可愛いです。
 
今日のエントリー、ヒントは大人気ブログのこちらからいただきました。銀くん&ラムちゃんの「アメショッっす!」より。


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