ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ルーマニアでもバードストライク

2009-04-18 | ルーマニアの新聞記事より

 
金曜日のヤシの空港にて。なんとコウノトリ(barză)が飛行機の先端に突っ込みました!その型通りの穴ぼこ。
 
が、敏腕の機長さんのおかげで難を逃れました、死傷者なしで無事着陸。この飛行機には、ただいまのルーマニア・カップ(サッカー)で首位を独走中のディナモ・ブカレストの選手も乗っていて、何かあったら大変なことでした。
 
ベテラン機長さんはプライベートでシェパード犬の愛護連盟にも名を連ねる要人。今回の一事と言い、前回のティミショアラでの胴体着陸・死傷者なしと言い、タロム航空のパイロットさん、敏腕です。
 
新聞記事の中の「câinii roşii」は「赤い犬たち」、二匹の赤い犬をエンブレムに飾るディナモの愛称。この事故が原因ではないと思うけれど、ディナモは土曜日のヤシでの試合に負けてしまいました。ディナモ・サポーターのマイダーリン、がっかり。 
 


それにしてもぶつかったのがコウノトリ。そんなにたくさん居るの?はい、居ます、特にトランシルバニア地方では、コウノトリ電柱が立っているほどたくさん居ます。先週見つけたのはこんな電柱。
 


電柱のてっぺんに作った巣に余りにもフィットしているので最初は飾り物か、と思ったほど。でも本物。このあたりをドライブしていると、あちこちで見かけます。

ルーマニアは自然に近くていいな、と思える出会い。たくさんの子宝に恵まれますように

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今年は特盛り、復活祭のご馳走

2009-04-18 | ルーマニアのご馳走


美味しい香りが一日中漂う復活祭前のキッチン。去年は復活祭の日からフランス遠征、ダーリンはその前からオーストリアに行ってしまっていたので、家族で食べる人が半減。今年はみんな勢ぞろいしているので、お姑さん、張り切って作ってくださっています。
 


まずサルマーレ。いつもよりもずっと大きなお鍋に何層にも重ね、2時間以上煮込みます。ひとつずつブドウの葉っぱに包んだものは、ミンチ肉・タマネギみじん切り・お米をあわせていためたもの。時間をかけて煮込んでいるので、口の中でとろけるように美味しいです。
 


今年はドロブも焼きました。ドロブは子羊肉を使ってテリーヌ風に仕上げたもの。塊肉を切り分けそのままでも食べること出来ますが、さらに卵やスパイスを加えて型に詰め、オーブンで焼きます。
  
 

ルーマニアでは復活祭に子羊肉を食べる習慣があります。上の写真は先週通りかかった牧場にて。マイダーリン、これを見て「こんなに可愛いのに子羊を殺してしまうなんて、僕はこの習慣に反対だ!」と言いつつ、ドロブはパクパク食べています。あのね~~。
 


そしてブルンザ(=白チーズ)の焼き菓子、パスカ。お姑さんの田舎・モルドヴァでは無くてはならない復活祭のお菓子。ほかに北のマラムレシュ地方でも食べられていますが、ここら当たり南の地方には無い習慣。
 


お姑さんが田舎の献立を守って、毎年作ってくださるのが嬉しいです。外側はかりっと仕上がり、ブルンザの塩味とちりばめた砂糖が絶妙のコンビネーション。
 


さらにこんなにたくさんのお肉(豚肉、冷蔵庫にはまだこの倍以上のお肉が寝ています)。前日からマスタードとハーブ類に漬け込んでおいたものに、ニンニクのスライスを混ぜ込んで焼きます。
 


こちらではニンニクは2種類。上の写真、どう見ても青ねぎのようですが、根元がちょっと膨らんでいて緑の部分が平たいです。見かけ、ニラと青ねぎの合いの子。香りはニンニク。これもたくさん刻んで、お肉の上に振りかけておきます。
 
一番上の写真は、赤いクロスがかけられた復活祭のテーブル。いつもはたくさんウサギをかたどったチョコレートを買い込みますが、今年はお味優先でボンボンになりました。赤ワインまた買い込み、先週クルージュの友人からもらってきたツイカもあります。しばらくご馳走続き。


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