ブカレストにも新線開業ラッシュ

大阪はこの2年余りで4新線が開業しました（2007.12月地下鉄今里筋線・JR大阪ひがし線・京阪中ノ島線・2009.3月阪神大阪難波線）。ブカレストも負けていません！3新線が開業。

①地下鉄新線、開業


ちゃんと開通していました、ブカレスト地下鉄M1/M3号支線のニコラエ・グリゴレスク駅からリニア・デ・チェントゥーラ駅までの4.7キロメートル、3駅の区間。これは2008年9月に開業予定だったけれども、昨年11月にずれ込んだもの。わたしが昨秋10月の終わりごろブカレストを離れるときにはまだ営業開始していなかったです！
　
マイダーリンが日本にやってきたとき、「○月○日に開業すると言って、ちゃんとその通りになることが素晴らしい！」と奈良から三宮までの直通電車開通を褒めてくれたけれど、とりあえず新線開業はうれしいです、便利になったし。でも料金は今月5日からまた値上がり。
　


それにしても、ぴかぴかの新駅なのになぜこの車体なの？？いまは3駅の区間が独立していますが、ゆくゆくは東の端、リニア・デ・チェントゥーラ駅から市内中心部、ウニリ駅間で直通運転になるそうです。・・・が、いつのことやら？
　


車内の地下鉄路線図も、工事中の点線表示のまま。「日本だと開業の前日に、全部徹底的に書き換えるのよ。」～「ここはルーマニアだからね。」とマイダーリン。念のため、4月にはいってからの撮影。
　


新しい駅にはタッチパネル式の路線案内図もあります。新線開業後のちゃんと最新版。これによると、市内中心部を横断する地下鉄も計画されているのがわかります。・・・が、いつになるのかな？

②ヘンリーコアンダ空港線、開業
さらに3月にCFR（ルーマニア国鉄）もブカレスト北駅からヘンリーコアンダ空港（Internaţional Henri Coandă、旧称オトペニ空港）近くまで列車を走らせ、ごく短距離をバスで乗り継ぐだけでHC空港に到着できるようになりました。

従来なら地下鉄ビクトリア広場駅あたりから急行バス783に乗り換え、この路線が交通渋滞激しく、2時間以上かかることもあったのです。市内から距離にして約10キロ余り。
　
地下鉄もHC空港まで伸延計画があります、これが開通すると市内から地下鉄だけで空港まで行くことが出来るようになるので、利便性アップ。「国際空港だものね。」と期待していますが、いつ出来るのかは誰も当てにしていません・・・。

③「レッド・ドラゴン」線、開業
もうひとつ、ブカレスト北東部に新装成った「レッド・ドラゴン」（＝チャイナマーケット）へも、ブカレスト北駅から列車で行くことが出来るようになりました、これは今月から。
　
　

上の写真、オレンジの列車が「レッド・ドラゴン」行き。以前は市内からバスとトラムを乗り継ぎ、最後は徒歩で出かけていたものです。
　
「レッド・ドラゴン」は巨大な中国製品マーケット、以前は「ヨーロッパ」と呼ばれ、バラックのような店が所狭しと立ち並んでいたけれど、その近くに大きなショッピングモールを建設したのです。

中国パワーもすごいけど、ルーマニアパワーも頑張れ～。

関連記事：
中国パワーを下支えしている人たちの記事はこちらとこちらから。

/


いつもご声援ありがとうございますm(__)m