ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ブカレスト・ノルド駅で一難・・・

2009-04-08 | ルーマニア&あちこちで・びっくり

 
ブカレストからクルージュへの一人旅。朝7時半の列車なので、家を出るのは6時過ぎ。「送っていこうか?(でも僕、眠たいよ~)」というマイダーリンに「一人旅は何度もしているし、子供じゃないんだから大丈夫。」 
 
お姑さんの作ってくださったランチ・パックも心強い見方。何せ500キロ弱の距離を8時間以上かけて移動なのです。
 
「列車の中で、知らない人にコーヒーや紅茶を勧められても飲んではダメ。睡眠薬が入っていて、寝ている間に荷物を持っていかれたりするからね。」~よく聞く手口。マイダーリンに駄目押しをしてもらって、一人でいざ出発~。
 


何度も来ているブカレスト北駅、案内板で発着ホームを確かめ、自分の持っている切符で何号車に乗るのか確かめ、長いホームをそれらしき位置まで歩いているとき。
 
「は~い、僕、手伝ってあげるよ、君の荷物、持ってあげる。」~この手の輩には気を許しません、ぼったくり・ポーターであること間違い無し、またはそのまま荷物を持って駆け出していくホッツ(泥棒)。空身なので旅行者でないことがすぐにわかるのです。
 
「Nu, multumesc !(=結構!) 」と強い語調で拒否。
 


「君は何号車?切符見せて。」~わたしの持っている切符を覗き込みます。切符をかっぱらわれても一大事、しっかり握り締めていたのをポケットになおします。
 
「君は2号車だね、もっと前だよ。」~言われなくても判っています、完全無視。
 


「ほら、ここが2号車。」~さっと先に乗り込み、「ほら、荷物、持ってあげる」、中から手を差し伸べてきますが「Nu, multumesc ! 」

この駅のホームは低く、電車の乗り口は高く、よじ登る形になるのです。キャリーカートを持ち上げるのを後ろの乗客が手伝ってくれて無事に乗り込みます。ぼったくり・ポーターには荷物を触らせません。 
 
「はい、ここが君のコンパートメント。」と6人用のコンパートメントまでわたしの前を歩き、勝手に中に入り込み、網棚に荷物を載せようとするとさっと荷物をわたしの手から取り上げ、網棚に持ち上げました。あっという間の出来事。
 
「お金ちょうだい。僕、荷物を運んであげたよ。お金、お金。」
 
そら来た、予測どおり。その手には乗りません。「Nu, multumesc と言ったわ、あっちへ行け!行け! 」、同じコンパートメントに同時に乗り込んだほかの乗客も睨みつけてくれたので、ぼったくり・ポーター、あえなく退散。しつこくなくてよかったです、ほかにルーマニア人が居て、良かったです。
 
目的地のクルージュに到着して、さっそく電話でマイダーリンに報告。「そいつの顔を覚えているかい?こんど僕がノルド駅勤務のとき、一緒に来て。そういう輩を取り締まるのが僕の仕事だよ。」マイダーリン、激怒。
 
残念ながらまだ、こういう輩がうろうろしているのです。気を許さないこと、通常の注意と、ちょっとだけ身構えておくこと。怖気づくことは無いのです。

以前、マイダーリンと一緒のときにぼったくられちゃった・ポーターさんの記事はこちらから。




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