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永田町文学に気をつけろ!

2014年10月15日 | 政治
”永田町文学” って聞いたことあるかな?
日本独自のそれはそれはファンキーな文学なんです。
ここで言う ”ファンキーな” というのは要するに ”胡散臭い” と同義です。

永田町文学にかかれば、ヤバい言葉もなんだか良さげなことに聞こえてしまったり、並んだ字を見る限りいい事なんじゃないの?と思わされてしまう。

”雰囲気”に弱い日本人。
字ヅラに騙されてしまう人が実に多い!

例をあげましょう。

2013年の参議院選挙でちょっとだけ話題になった『ねじれ解消』。

まずこの ”ねじれ” 。
ただ単に ”与党より野党の人数が多い状態” の事で、別に悪いことではありません。

なのに ”解消” という、妙に前向きな雰囲気の言葉を使うことで、
ねじれていることがいかにも悪いことのように聞こえてしまうんですね~・・・

議会はねじれててナンボですよ。
ねじれてなければ、与党の主張ばかりが通ってしまって、まともに議論になりません。

”ねじれ解消” というキーワードに騙されて、”解消しなくっちゃ!” とそんな理由で与党に票を投じた皆さん。
おかげさまで自民党がどんなにアホな事を提案しても通ってしまうようになっちゃいました( ≧”≦)!


もう一つ。
日本は、武器輸出が禁止でしたね?
しかし最近は普通~に売り歩いてますね?
なぜそんなことが可能になったのかと言うと、ここにも永田町文学の功績が。

”武器・兵器は売っちゃダメだけど、
『防衛装備品』って名前だったら売っていいことにしちゃおっと(*´艸`*)きゃはっw”

って事です。
でも結局、”防衛装備品” は 武器・兵器の事に変わりありません。



どんどん行きましょう。
『積極的平和主義』。
これもなんだかとっても平和な響きでイイ感じでしょ?

ところがドッコイですよ。
その意味は・・・

”日本の平和を脅かすような動きが他国に見受けられた場合には、
平和を守るために先に攻撃しちゃうからよろしくねっ(^ ^)v”

という意味です。

何に ”積極的” なのかというと、”武力を使うことに積極的” なんですよ!



極め付け。
『集団的自衛権』。

これね~・・・
”自衛” という言葉が付いてたら ”自衛” だと思うよね?
しか~し、ちょっと違う!

『集団的自衛権』とはつまり、”日本と仲良しの国が戦争してたら、その戦争に加わって戦争をする権利” のことなんです!

どこが自衛なんだよ?と。
”よその国の戦争に参加して海外でドンパチする時に、戦場での ’自衛’ のために武力を行使する” とでも言いたいんでしょうね~( ー”ー)

よく、
”中国や北朝鮮が日本を攻めてきたら護れないじゃないか!
だから集団的自衛権は必要なんだ!”
という人がいますよね?

こういう人達は完全に永田町文学に騙されちゃってる人たちです。
”無知で~す バカで~す” と言っているに等しく、ぶっちゃけ恥ずかしいです(/ω\*)

他国が日本をターゲットに攻めてきた時に武力を使って国を守る権利は『個別的自衛権』と言って、もうすでに憲法の解釈によって認められているんです。

従って、こういう場合には ”集団的自衛権”ってのは一つも関係ない。
だって、集団的自衛権ってのは ”人んちの戦争にわざわざ巻き込まれに行く権利” の事だからね!


・・・どうよ? 永田町文学。

ちゃんと調べもしないで字ヅラの雰囲気に騙されてしまわないように気をつけないと、大変なことになりますよ!

永田町文学にはくれぐれも気をつけてねっ!