追憶

この本は、私が父から贈られた本

　　　　　　　　　　　　　　

贈られたと言っても、「読んでみなさい」と手渡された本・・・

　　　　　　「娘への十二通の手紙」　　　著：藤本義一



その頃、父は入院していた

偶然見つけた舌の裏の腫瘍、
結局‘舌ガン，だと診断され、手術することになった

その頃、実家を離れ、会社員をしていた私・・・

「あっこには、心配するから言うな」
母にはそう言ったらしいが、
その頃も、２．３日に１度の父母との電話は欠かせなかったので、
どうせ、いつかは判るからと、母がこっそり電話をくれた

手術の２日前、
休みをとって、父の元へ・・・

突然現れた私に驚き、「わざわざ来る事もなかったのに・・・」と言ったが、
あとから聞いたところによると、
「きてくれた」と、密かに喜んでいたらしい


　　　　　　　その時に、病院のベッドで読んでいたのがこの本

「これ、読んでみなさい」と言って、手渡された


この本は、著者が中高生の二人の娘に、
「今の時期にこそ、言わなければ」という、
父親としての考えや人生論を語った、２年にわたる手紙である

　　　大人になっていく過程で、
　　　こういうふうに考えをもって成長してほしいと書いたものである


　　　　　　「夫を餌付けしろ」

　　　　　　「男の心理を知ってほしい」

　　　　　　「性の心理について」

　　　　　　「夫婦の時間について」

　　　　　　「親から親になる前に」・・・・・などなど

著者の経験や考えから思うことを
人間として親として、率直に、飾らずに語っている


「読んでみなさい」と言うだけで、
父は、自分の感想や想いを話すことはなかった・・・


　　　　あの頃、
　　　　父がどういう想いでこの本を読み
　　　　この本を私に贈ったのか・・・

　　　　その真意を聞くことはなかった


その頃、２０代半ばの私は
ひと通り読んで、いろいろ考えたりもしたが
そのまま本棚行きとなった・・・


この４年後、父は他界し
この本は、父からの最後の本のプレゼントとなった・・・


結婚が決まったとき、
ふと思いだし、この本をひっぱりだして読んだ

自分でも訳が分からないまま、涙がこぼれた


　　　もしかしたら
　　　いつか嫁にいくであろう娘の
　　　その場面に立ち会えないことを、予感していたのだろうか？



この本をたまに開いては、父への想いを馳せる・・・


自分が親になり、
この本のページをめくるたびに、

　　　　　　　　　　　嬉しいような、寂しいような

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな気持ちになる・・・


　　　　　　　　　

　　　　　

愛情

我が家の愛すべきワンちゃんたち

改めてご紹介すると・・・


長男犬のミックス（トイ＆ヨーキー）

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　来月で５歳、体重４キロ


次男犬のヨーキー

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　４歳３カ月、体重２キロ


三男犬のデカプー

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　生後１０ヶ月で、７，２キロ


おのおの、自己主張しながら
じゃれたり、ケンカしたり・・・

　　　　それでも、とても仲の良い・・・

　　　　　　　　

　　　　　・・・って、なんで

　　　　　　　　　お互いそっぽむいてるのよ～


少なくとも、次男犬と三男犬は一緒に遊ぶ

　　　　　　　　　　　　　

でも、おとなしい長男犬は

あとからやってきた三男犬に心を開こうとはしない

いつも、一歩下がったところで２匹の様子を見ていたり、
知らん顔して寝ていたり・・・

決して、図体のデカい三男犬が怖いのではない

兄貴として、怒る時には怒るので
三男犬の方が一目置いていて（ちょっと恐れている）
無駄にちょっかい出したりはしない

　　　　どちらかと言うと、
　　　　「ガキの遊びにつきあってられっかよ」って感じ


もともと、甘え下手な長男犬・・・

それでも、他の２匹が見てない時には
そーっと寄ってきて、私の顔を舐めて体を寄せてくる

　　　　長男犬なりの甘えの表現だ

　　　　しばらく抱いたり、なでたりしていると・・・

それに気づいた２匹が、

　　　　　　　　‘ボクも、ボクも，と飛んでくる

そこで、長男犬の‘甘えタイム，は終了


　　　犬の世界も人間同様、

　　　どの子も「私が一番だよね？」と主張したがる

どの子にも、平等に愛情を注ぐのは難しい

っていうか、そもそも‘平等，って・・・


もともと、誰かが１番なわけはないし、どの子も１番だから

ただ、やはり父や母を独占したい時もあるだろうから、
ときどきそんな時間を持ってあげるといいのかなぁと思う

そうすると、逆に兄弟や家族みんなで過ごす時間も、
すごく愛おしく感じたりするみたい

　　　‘ないしょ，と‘ふたりっきり，は、

　　　　子育ての「魔法の言葉」になります

　　　　　　　　特に、ウチのような子どもの多いところは・・・


それにしても、三男犬・・・

ナリは大きくとも、まだ甘えたい盛り

私がダイニングの椅子に座ってると、

スキあらば、私の膝にジャンピング

　　　
　　　最近では、足にみみずばれが・・・


このままだと、再び夫の

　　　　　　　　　ＤＶ疑惑が・・・


　　　　　へっへっへへ

　　　　　　　　　　しつこい　　　　　



　　　　　　

　　　　　　　　　　

開講式

梅雨らしく雨が続き

花壇やプランター、ミニ菜園の水やりはしなくて済んでるけど
洗濯物の処置に苦戦するマダムです

　　　　　それに気圧のおかげで、若干不調
　　　　　少し酸欠ぎみで、ヒヤ汗が・・・


それでも、
「なんかやっとかないと、もったいないと
好奇心がウズく、もったいないおばさん・マダムあっこ

昨夜は、念願の

　　　　　　　‘ゴスペル隊　発足，

に、こぎつけました


その名も、
　　　　
　　　　あらびきゴールデンシスターズ


　　　嵐のような天気のなか、
　　　夫には「嵐を呼ぶ‘あらびきハリケーンシスターズ，にしたら？」
　　　というメールをもらい、「ほっといて」と返信

なんで、‘あらびき，かと言うと、

主婦したり、仕事したり、母したり、妻したり、
いろいろやりながらの活動・・・

若干、‘芸，が‘荒けずり，になっても、
まあ、いいかって感じで

それに、‘あらびき，なのに‘ゴールデン，なんて、

　　　　　わけわかんなくて、いいじゃなーい


ということで、小さく呼びかけはしたものの
本当に集まってくれるのか、少し不安


天気も悪いし、「誰も来なかったらどうしよう」と思っていたら

私を含め１２人集まった

　　　　良かった～


とりあえず、練習日とか今後のことを話しして、

早速Ｋさんの指導で、

　　　　　　軽いストレッチをして、体をほぐし、
　　　　　　声の出やすい状態に

　　　　　　続いて
　　　　　　‘顔のウォーミングアップ，

　　　　　　あまり人に見せられた顔でもないが、
　　　　　　みんなでやれば怖くない


そして、いよいよ歌に

　　　　　　Ｋさんが、
　　　　　　‘あらびきのテーマ，を、替え唄で作ってきてくれた

　　　　　　いつか、どこかで発表する時がきたら

　　　　　　オープニングはこれで決まり

みなさん、まだ気恥かしさはあるが
そのうちコワレてくるようになるさ

もう１曲やって終了

なんか思ってたより、なんとかなりそうな気がする

　　　　ただし、自分の歌唱力が不安になってきた

　　　　鼻歌でもなんでも、日頃から‘唄う，習慣付けとかなきゃ



昨日は、諸事情で夜の開講式となったが、
「昼間なら参加したい」と言ってる方も数名いるとか・・・

日程を調整して、レッスン日を昼と夜とに分けることにした

先生方も昨夜は２名参加して下さった
他にも、参加希望の方はいらっしゃるようだ

　　　　人数的には、もう少し増えそうだ


またひとつ楽しみが増えた

　　　なんか夢が広がって　　　わくわくするね


楽しみながら、練習して

　　　　　　ゆくゆくは・・・・・


　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　・・・のような・・・



　　　がんばろうね～　　
　　

疑惑復活？

なにかとお騒がせしている次男のケガですが、

このところ劇的に治りつつあります


土曜日に、
長男の通っている‘Ｈ整骨院，に連れて行った

本人が、
「体育もしたいし、休み時間も外で遊びたいし、
プールも入りたいし・・・」

　　　　わかった、わかった


先生のわかりやすい説明で、
「そろそろリハビリを兼ねて、動かしたほうが良い」
という結論に

松葉づえなしで歩くと、怖々足をかばいながらだったのに
治療が終わって歩いてみたら、

　　　　　　ふつうに歩いてるぅー

全く
違和感がないわけでもないが、自然な歩き方

　　　　本人もびっくり

もう、すっかり‘クララ，の気分

　　　　　　（クララがたったクララがたった）
　　　　　　（次男があるいた次男があるいた）
　　　　　　　ってな感じ


だいたい、気分的なモノも少しは影響あるみたい
先生も「足を付いたら痛い」という恐怖感があるから、
ついつい足をかばってしまい、かえって筋肉の回復が遅れたり・・・
というようなことも、おっしゃった

　　　　　　　特に、この次男・・・

　　　　　　　　　　　　暗示に弱いタイプ


もちろん、「無理はしないこと、痛みがあるようだったら
松葉づえを使うこと」と約束して帰った

　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　

今日から、松葉づえなしで登校

特に問題もなかったようだ


帰ってくるなり
「おかあさん、整骨院行きたい」


　　　　とにかく、１日でも早く治したい

　　　　もう明日からでも、走り回りたい


「無理をしない」という条件で、
激しい運動以外はＯＫが出た

　　　　　　　　もう、すっかり有頂天だ



それなのに・・・


夜になって・・・


洗面所のドアの角に・・・


足の小指を・・・


　　　　　　　　　ぶつけたぁー


次男？

ちがうちがう、私


あまりの痛さにうずくまっていた

今、ズキズキしている



湿布して一晩寝たら治ることを願いたいが、

万が一、どうにかなってたら


次男の次は妻が・・・


　　　　　　　　またまた、夫の

　　　　　　　　　　　　　　　　ＤＶ疑惑、復活である　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

父の日

今日は父の日

午前中、義父の入所しているグループホームへ

　　　

そこから見える景色・・・

　　　　
　　　元気そうな父に、キャップのプレゼントを

昔から、帽子・・・それもキャップ好きだったので
結構気に入ってもらえたみたい


昼過ぎに、部活の長男を迎えにいって、そのまま買い物へ

夕方までショッピングモールで過ごし、
「父の日だから、おとうさんは何が食べたい？」と子どもたちに訊かれて
「うーん、何がいいかなあ」


結局、子どもたちの要望で

　　　　　　　　　やきにくだ～

　　　　　　　　


あげくに、我が家は・・・


　　　　　　　　
‘ホルモン，好き～

　　　　　　　　

へたすると、カルビよりもホルモンかも


そして・・・

　　　　　　　　

　　　　　「おなか、いっぱ～い」


大満足な我が家でした



　　　嬉しいことに、この焼肉屋さん
　　　「父の日なので」と、缶ビールを１本くれた

　　　　　　　　

　　　なかなか、オツなことを


おなかいっぱい、幸せいっぱいの‘晩餐，でした



家へ帰ると、
毎年恒例の、子どもたちから‘おとうさんへのお手紙，

　　　　　　　　　　　　　　　　

長男は、夫に「手を出して」と言って、力強い握手

　　　「いつもありがとう、これからもよろしく」との言葉

いつも手紙だから、たまには違った趣向で


　　　　　　いい夜だね～　　おとうさん



天国の私の父にも「父の日の感謝を」

黒糖焼酎と父の好きだった‘おつまみ，を・・・



　　　　　幼いころ、
　　　　　晩酌する父の食卓には
　　　　　缶詰めの‘アスパラガス，と、この‘チーズ，

　　　　　お気に入りだったようだ
　　　　　
　　　　　ときどき、そばをウロウロしてると
　　　　　「食べるか？」と、口に入れてくれた


　　　　　　　　　私には、
　　　　　　　　　　　　　　　なつかしい‘味，だ