MacTiger!

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テロ戦争の節目

2011-05-03 23:01:50 | Weblog
国際ニュースは、アルカイダの中心人物で911の首謀者といわれるオサマ・ビン・ラディンの殺害のニュースでもちきりだ。
アメリカ軍の特殊部隊が急襲し、40分で掃討したとのこと。
パキスタンの軍の拠点地に潜伏していたということで、パキスタン政府ないし軍の支援が疑われている。
しかし、この暗殺作戦、映画やドラマのような印象をうけるが、国家的な暗殺は、一種のテロと言われても仕方がない。
国際法上の問題がありそうだ。もっともアメリカ的にはテロ戦争の一環と主張するのであろう。
フセインのときは一応拘束し、裁判を経て死刑となったのだが、オサマ・ビン・ラディンの場合は即射殺だ。遺体も水葬したというが、謎がおおい。
法的正当性はともかく、この事件は、2001年から10年経過したテロ戦争の節目となること、アメリカ的には、アフガニスタン、パキスタン、イラクでの軍事展開の最大成果であり、国内及び国際世論の支持をうけるであろうこと、リビアのような反米独裁政権に対する大きな抑止となること等であろう。
もとより、テロがこれでなくなるわけではない。根本の解決ではないのであるから。しかし、ジャスミン革命にみられる民衆蜂起のアラブ世界の潮流が、テロという方向ではない手段でなされると、反米勢力をどうおさえていくか、アメリカの世界戦略上、武力以外の対策も考えねばならず、こういった意味での節目でもあろう。

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