MacTiger!

Mac、IPOD、音楽、映画、時事問題などについて、疲れたときのストレス発散ブログです。

娯楽は流行っても、教養、啓蒙は流行らない

2011-01-10 23:51:58 | Weblog
トンデモ日本古代史本が流行るのは、娯楽好きの大衆とマスコミの宣伝がマッチするからであろう。 まあ、歴史ミステリー、推理小説ののりなのである。 しかし、本来の学問研究とその成果というのも「正確」に世間に伝えるのも学者の使命だったりするんだが、この一般向け、歴史の教養書とか啓蒙書というのが少ないし、それを書くだけの力量の学者も少ないということであろうか。 もっとも、口当たりの悪い無味乾燥な本は売れない . . . 本文を読む

書評番外編 古代史妄想に対する活!

2011-01-10 17:55:05 | Weblog
最近、古代日本史に関する最近の情報をふまえた本がいくつかでている。 八幡和郎著「本当は謎がない「古代史」」(ソフトバンク新書)☆☆☆  学説の記紀批判(津田史学)や、トンデモ学説に対して、記紀を素直によんでみれば、「謎」なんかひとつもないという立場からの一冊。痛快です(笑)。特に聖徳太子不存在説や藤原不比等陰謀論に対しては、私もまったく同感です。学者(トンデモ歴史研究家含む)は深読みしすぎです! . . . 本文を読む

SFホラー考

2011-01-10 16:28:18 | Weblog
ジョン・カーペンター監督の「光る眼」「遊星からの物体X」の映画をみて、SFホラーは成り立つかを考える。SFは最終的に不合理な自体に合理性を与えるものだとすると、最終的にホラーになりえないのではないかと思うのである。しかし、「侵略者」ものは理解不能なモンスターに対する恐怖という点ではSFホラーも成り立つのかとも。「光る眼」はジョン・ウィンダムの著名な侵略SF「呪われた村」の映画化であるが、じわじわと . . . 本文を読む