Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

sports commentator

2018-05-07 00:02:41 | コラム
少し前に「テレビの御意見番」について記したが、きょうはもう少し範囲を狭めて、「テレビのスポーツ解説者」について。

というのも自分は現在、MMA興行『RIZIN.10』の取材を終え、福岡から東京に戻っている最中。
会場のマリンメッセ福岡から出るまでのあいだに少し時間があったので、ネット経由で地上波放送を軽く観てみたんだ。

そうしたらば高田統括本部長の解説が、昔と比べて緩くなったな、つまらない試合をしたファイターに怒ることをしなくなったな―と思ったもので。。。


客観的評価ではなく、自分の好みを優先すると・・・

プロ野球の解説なら桑田真澄と古田敦也、



サッカー解説なら岡田武史、
ボクシングなら飯田覚士が最も分かり易い解説をしてくれるし、話そのものも面白い。

逆に、いわゆる「キャラ立ち」しているという意味では満点かもしれない(サッカーの)松木安太郎は、解説者としては「うーん。」なのだった。



後半残り20分でも、10分でも、5分でも、アディショナルタイムに入っても、いつでも「まだ時間はあるから」としかいわないし!

ほかには「ファウルだろう、いまのは!」とかね、4つか5つある口癖を、テレビの電波に乗せて繰り返しているだけだと思っている。

強調しておくけど、タレントさんとしては面白いひとだと思いますよ、ただ解説者には不向きだろうと。

松木さんと同じように「キャラ立ち」している高田統括本部長は、しかし、いうときはいうし、もうひとりの解説・TK高阪剛に助けられている面はあるものの、解説者としては及第点だと評価していたんだ。

最近までは。

しかし。
きのうの放送はTK不在というのもあってか、本部長のひどさが際立ってしまった。

なにかあれば「しびれる」「手が汗でびしょびしょ」「もう5分(3分)経ったの!?」しか、いわない。

技術論も、へったくれもなかった。

あれ、昔は(たとえそれが的外れだったとしても)もう少しズバズバいってくれていたんだけどな、、、と。


そう、MMAを分かり易く解説してくれるのは、TK以外に見当たらないのであった。

現役選手の立場から、五味ちゃんやKIDがときどき解説席に座ることがあるけれど「オレ寝技わかんねぇや」というスタンスだし笑、
頑張っているのは川尻達也・宇野薫くらいで、
青木真也は玄人向けだし、
日本のMMAは、ファイターだけでなく、解説者も人材不足といっていいだろう。


興行としては失敗だったと個人的には思っている『RIZIN.10』を観て、そんなことを思ったのであった。


※しかしこのドキュメンタリー・シリーズは、かなり観応えがある。
こういうことが出来るのに、しっかりとした解説陣が「ほぼ居ない」というのは、けっこう問題なのでは?

今後のジャパニーズMMAを発展させていくためにも、改善していかなければいけないことだと思っています。



…………………………………………

明日のコラムは・・・

『黄金週間特別企画 やっぱり「ここ」が好き(27・終)』
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1 コメント

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解説者は試合の面白さを左右するから (̴夢見)
2018-05-07 15:56:53
その競技の経験者 元選手さんだと納得できることを言ってくれるなって


でも中にはこれは居酒屋要員 にぎやかしーと思えるお方もおります^^;
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