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Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(198)トム・べレンジャー

2025-04-08 00:10:00 | コラム
49年5月31日生まれ・75歳。
アメリカ出身。

トップ画像の近影だけだとフィクサーっぽさ??を感じさせるべレンジャーさん、なんといっても『プラトーン』(86)のバーンズでしょう。


目のあたりから頬にかけての傷、みなまでいわなくとも戦場における大怪我だと想像出来るわけですが、これがあるからこそキャラクター性に説得力を持たせることが出来ました。
きっとストーン監督のなかでモデルにしたひとが居て、実際に傷があったのだと思います。

この映画がほかの戦争映画とちがうのは、両極端な上官を配置させたうえで主人公クリスに、「きっと僕のなかにはバーンズとエリアスの両面が存在しているのだろう」と語らせるところ。
どっちが悪いとかではなく、父性と母性の両面が自我のなかでせめぎ合っている、、、と結論づけたところに感心したのであります。


※そして、この映画も人気。クライマックスの展開は、野球の面白さを凝縮していて素晴らしいなと。



<経歴>

キャリアのスタートは、オフ・ブロードウェイから。

映画俳優デビュー作は、77年のリチャード・ギア主演『ミスター・グッドバーを探して』。

タイトルからイヤな感じがするけれど観てみたら意外と面白い『新・明日に向って撃て!』(79)、

フレデリック・フォーサイスが原作、クリストファー・ウォーケンと共演した『戦争の犬たち』(80)、


『再会の時』(83)を経た86年、前述した『プラトーン』で注目される。

リドリー・スコットの映画にしては忘れられ過ぎている、でもしっかりリドリー印のサスペンス『誰かに見られてる』(87)、


『影なき男』(88)、

ひとつおすすめしたいのは、コスタ=ガブラスによる社会派サスペンス『背信の日々』(88)。

付き合い始めた彼氏がじつは、過激な人種差別主義者だったという衝撃作です。


89年、『メジャーリーグ』で躓いたキャリアからなんとか再生しようとする捕手を好演。
(94年のパート2にも出演)

『7月4日に生まれて』(89)、
93年の戦場アクション『山猫は眠らない』は一部から熱狂的な支持を受け、テレビ映画ではあるものの続編が大量制作、2020年の時点でパート8までつづいてます。

ついでといってはアレですが、そうなのですテレビ映画では映画以上に活躍していたりして、日本でも話題となったシドニィ・シェルダンによる小説『明日があるなら』のドラマ版(86)でも主演を務めていたりします。


話を映画に戻し・・・
『硝子の塔』(93)、『シェイド』(96)、

70年代東映映画を想起させるタイトル『野獣教師』(97)、


『トレーニング デイ』(2001)、
『インセプション』(2010)、最新作が日本では劇場未公開の『ネイビーシールズ 空港占拠』(2024)。


21世紀に入って以降はとくにテレビ映画での活躍に限定されていますね、
もし『メジャーリーグ』の最新作があるとするならば、監督とかGMになるのかな。。。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(199)ドン・ジョンソン』
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