Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(486)

2024-01-12 00:10:00 | コラム
とっとちゃんね「る」→「る」ーにまーら

じつは「ら行」が最も回ってくる頻度が高く、いよいよ候補が少なくなってきて「どうしよう…」と思うことも増えてきたのですが、今年もしりとりを展開していきます。

ホアキン・フェニックスのパートナーとしても知られるルーニ・マーラさんは、同業者の姉ケイトの影響を受けて芸能界デビューを飾りました。
(ちなみに。2020年に生まれた子どもは、ホアキンの兄リヴァーと同名です)

38歳、いま乗りに乗っている感じがしますね^^


最初に注目されたのは、2010年のデヴィッド・フィンチャー監督作『ソーシャル・ネットワーク』。

Facebook創設者、マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)の元カノ役です。

彼が結局、追い求めても手に入れられなかった「薔薇のつぼみ」的キャラクターでしたね。


2011年、再びフィンチャーに起用されて『ドラゴン・タトゥーの女』に主演。

※スーパークールなオープニングクレジットをどうぞ!!


スウェーデン産のサスペンス快作、『ミレニアム』(2009)の米版リメイク。
ルーニは全身ピアスのパンキッシュなヒロインを大熱演し、ファンも急増。

2015年―トッド・ヘインズが同性愛を真摯に見つめた『キャロル』でカンヌ女優賞を受賞。

ケイト・ブランシェットとの関係性、ゾクゾクするし、とても切なかったな…。



ホアキンと共演した『マグダラのマリア』(2018)もよかったけれど、


おすすめしたいのは去年のベストテンにも入れた『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(2022)ですね。

2000年代のボリビアで実際に起きたレイプ事件をモチーフとしており、俳優出身のサラ・ポーリーが演出、いわゆる「me too運動」の流れを汲む映画。

薬を盛られ、起床時にレイプ被害に気づく女たち。
男たちは悪魔のしわざであると彼女たちを信じ込ませるが・・・。

どうしてそんな風に信じ込ませることが出来るのか、その疑問を、この映画は冒頭近くで映像で示す。
彼女たちは教育の場を奪われ、読み書きさえ出来ない。
男たちにどう立ち向かっていくかを投票で決める場面で、「逃げる」「戦う」などの選択肢を「文字でなく」「絵で描いて」いるのだった・・・!!


ホアキンは社会問題環境問題に深い興味を示していますし、ルーニさん自身は筋金入りのヴィーガン。
そうした信条が、作品選びにきっちりと反映されている、、、といえるでしょう。


あすのしりとりは・・・
るーにまー「ら」→「ら」っきーまん。

・・・って、また「ら行」だぁ(^^;)(^^;)(^^;)

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(487)』
コメント
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