Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

びっくりキャリアの俳優たち

2018-10-23 03:52:07 | コラム
そりゃあ、にんげんだもの。いろいろあるよ。

むしろ優等生のまんま成長するほうが、こういっちゃアレだが気持ち悪い。

寄り道もするだろうし、火遊びもするだろうし、それで傷ついたり拗ねたりするほうがヒトっぽくて自分は好きだな。

「あぁ、あのころは、あんなに可愛かったのに…」と、いわれがちな「子役あがりの俳優さん」の話。


ジョディ・フォスターだってクリスティーナ・リッチだってマコーレー・カルキンだって、みんな躓いている。
でも生きているしね、
ヒトを殺すようなことをしていない、あるいは自身が死んでいないかぎり、そのキャリアは正解ですよ、はい。
(あぁブラッド・レンフロ合掌!!)




しかしきょうのコラムは、子役の話じゃない。

成人した俳優で、デビュー当時では考えられなかったキャリアを築き、映画小僧の自分を驚かせた3人を挙げてみようかと。


(1)リーアム・ニーソン



B級系で輝く地味な俳優だったのに、
オスカー・シンドラーを熱演して以降、実在の人物などを堂々と演じる「大作系」のアクターに変身。

と思ったら、最近は「がんばるおじさん」を体現、老体(失礼!)に鞭打つアクション俳優となった。

面白いなぁ。

(2)マギー・チャン

成龍ジャッキー映画を支えるヒロイン、
成龍の鬼の演出を甘んじて受け入れ、落下や転倒のアクションをノンスタントでこなしていた。
このままずっと、アクションが出来るかわいい女優さんをつづける・・・のかと思いきや、
ウォン・カーワァイに起用されたことをきっかけとして、いきなり艶っぽいおんなに変貌、非アクション系でほんとうの才能が開花するにいたる。



(3)トム・クルーズ

トシ喰ってもフレッシュさを失わない、永遠の青春スター。
ときどき失敗はするものの、このまま安泰・・・のはずなのに、スパイ役が板についてきたころから、どういうわけか成龍化が顕著に。

いつになってもオスカーもらえないことでヤケクソになったのか、なにがなんでもノンスタントでアクションをやりたいらしく、実際に怪我をして撮影期間が延びたことも。





俳優さんって、つくづくたいへんだ。

それが分かっていても、スターになりたいひとは絶えない。

一瞬でもいいから輝きたい―そういうひとが多いってことでしょうね。

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明日のコラムは・・・

『『拝啓、〇〇様』(3)』
コメント (1)
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