Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

巨人と玩具

2016-02-04 00:10:00 | コラム
毎年、自分の誕生日には誕生日(前後に)起こった恋愛にまつわるエピソードを記してきた。

『トゥルー・ロマンス』(93)の主人公クラレンスが、自分の誕生日に気に入りのオールナイト映画上映に出かける―あれと、同じ感覚ね。



しかしブログというものに手を出して15年くらいが経過、さすがにネタが少なくなってきた。
というわけで割と最近、、、といっても3年くらい前だが、そのころに起きたエピソードを記してみようと思う。

内容はアレだが、まぁ誕生日なんで許してください。
42歳のジジイなんで、許してください。

当時、デリバリーヘルスにはまっていた。
略してデリヘル、派遣型の風俗のことである。

7割のユーザーが、安めのラヴホテルでコトを済ます。
しかし自分は自宅に呼ぶのが好きで、しかもロングのロングのロングを希望する。

ロングの逆。つまりショートは60分前後だが、自分は120分でも足りん。
べつにあれだよ、120分(いやそれ以上)ずっとイタシテイルわけじゃあない、むしろ恋人気分を味わいたいので会話を楽しむことに重きを置いている、、、ゆえに自宅派なのだが、デリヘル嬢もショート3人を相手するより、ロングひとり相手するほうがラクらしい・・・ので、両者winwinの関係(古いよキチガイ)なのではないか。

ただロングだと、そーとー金を要する。
デリバリーピザ頼んで、一緒にメシ喰うし。
ワインなんかも呑んじゃって。
いい子だと、チップあげちゃうし。

それはともかく。
38歳の秋―ギャラが上がったご褒美にと、相模原のデリヘルを予約した。

黒髪ロング
時間もロングOK
童顔
ブルマが似合う

そんな子が居たので、口座から大金を降ろし! さっそく呼んだ。

やってきたのは、21歳の美大生A子だった。
絵画などではなく、フィギュアなどを制作する現代的なアート系女子である。

基本、自分はアダルトグッズなどを隠さない。
大量のAVコレクションは「誇るか」のように棚に飾ってあるし、ベッド横に「無造作に」ローターなんかも置いてある。

それに引くような女子とはうまくいかないだろうし、たぶん相手も無理だろう。

A子はぜんぜん引かずに、「わー、お店みたい♪」とAVのコレクションをキャッキャと眺めている。

その後の会話も弾んだので、それ以降、ずっと彼女を指名し続けることになった。
とはいっても前述したとおり、彼女と遊ぶには金を要する。
だから自宅でイチャイチャするといっても、月にいちど程度なのだった。

1月に彼女と遊んだ際、来月は誕生日なんだよ―といったら、じゃあお金なしで遊びましょう、プレゼントを持ってきてあげる♪ といってくれた。

いい子だな、このまま付き合えるんじゃないか・・・と思うほどに、自然な流れだった。

で、誕生日を翌々日に控えた2月2日―。
仕事を休みにしてA子と遊んだ。
時間を気にしなくていいので、昼間に映画を観て、夜は彼女の部屋で時間を過ごした。

「あなたの部屋ではなく、あたしの部屋で」といってくれたのは、自分の部屋だと「商売」を想起させてしまうから、、、だという。

すげーな、この感覚。
とってもいい子じゃないか。

プレゼントは手料理かな? と思ったが、そうじゃなかった。

画像をアップ出来ないので説明が難しいのだが・・・
A子自身を「やや」デフォルメした、裸体のフィギュアだったのである。

ひとりでナニをナニする、TENGA的なものを付属品にして。

「あたしを指名し続けてくれたってことは、あたしのこと気に入ってくれたんでしょ」
「そりゃもちろん」
「だから会えない日は、これ使ってね♪ ってことで」

・・・いや、うれしかったのだが、なかなか弾けている子だなと。
偏見あるかもしれないが、さすが美大だなと。


彼女はその春、美大を卒業し、それと同時にデリヘルも卒業した。
LINEでつながってはいるものの、会ってどうこうというのはない。(ハニー、出来たしね)

学費を稼ぐため、割り切ってデリヘルに勤めていたらしい。
嫌な客も多かったが、人生勉強が出来たと笑っていた。

強いなぁ、女子は。


そのフィギュア?

もちろん取っておいてある。
しかし、なんでも「誇るか」のように飾る自分でさえも、それは机の引き出しに仕舞っている。

だって、「これ、なんのフィギュア?」と友人に聞かれた際、説明するのがややこしいでしょうよ。


見てみたい! というひとは、ウチに遊びにきてくださいね。





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明日のコラムは・・・

『映画小僧による、小説10傑』
コメント (2)
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