Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間シネマガイド

2015-04-17 05:23:23 | コラム
本年度の米オスカー賞に輝いた傑作、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が日本でも封切られた。

少し前に試写で鑑賞済みだが「入り」が気になったので、都内のシネコンを何件か覗いて調べてみると・・・

思ったとおり、興行的に苦戦している。

残念!!

内容が内容、だものなぁ。。。
一般層への売りになりそうなものが、「なんにも、ない」わけでね。

20代の映画ファンにマイケル・キートンの主演では響かないだろうし、監督イニャリトゥってだれ? 覚え難い! っていわれそうだし。
でも間違いなく観る価値「おおいに、あり。」だから、若い子を強引に劇場まで連れて行こうかしら。

腰縄でもつけて、「観ろ! バカヤロウ!!」って恫喝しながら。


近過去を遡り、日本におけるオスカー作品賞の(おおよその)興行成績を見てみようか。


2015…『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 ヒットならず

2014…『それでも夜は明ける』 ヒット

2013…『アルゴ』 スマッシュヒット

2012…『アーティスト』 ヒット

2011…『英国王のスピーチ』 大ヒット

2010…『ハート・ロッカー』 ヒットならず


う~む。
ここ数年で、いちばん振るわない気がする。

まもなく黄金週間をむかえる。
『バードマン』も黄金週間を見据えた作品の1本―のはずだが、このままの状況だと、さすがに打ち切りはないものの、2週間後には「朝1回の上映」あるいは「レイトショーのみ上映」という扱いになりそう。

ミニシアターのシステムというのは、なかなかに残酷だからねぇ!

それではあまりにも可哀想だから、あと1~2回、劇場に足を運んでみようと思う。


それはそれとして。
今週と来週に公開される映画も、そのほとんどが黄金週間を見据えたものなので、映画小僧として無視出来ない・無視するわけにはいかない7本を紹介しておこう。


<4.17公開>

『セッション』



音楽の世界をスポ根的に描く。

鬼軍曹、J・K・シモンズの熱演が素晴らしい。

<4.18公開>

『ザ・トライブ』

ウクライナ産の怪作。

出演者全員が聾唖のひと。
しかし字幕などが入らず、全編が手話だけで構成されている。

『インヒアレント・ヴァイス』…トップ画像

PTAこと、ポール・トーマス・アンダーソンの新作。

重めの作品がつづいたが、今回はだいぶライト。
ではあるものの、一筋縄でいくわけがない。

『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』



ロボとーちゃんを、超えられるかな。

<4.25公開>

『シンデレラ』

ディズニーの新作―という点においては、自分が取り上げなくてもいいと思うが、監督がケネス・ブラナーなので。

『寄生獣 完結編』

前作は面白かった。
でも2部作なので、これを観てからじゃないと、きっちりとした評価は下せない。

原作のとおりであれば、いとしの橋本愛ちゃんが大変なこと? になるはずだが、さあどう決着をつけるのか。

『龍三と七人の子分たち』

北野武の新作。

「おじさん、がんばる」つまり、一時期のイーストウッド映画のような感じだと思う。

けっこう期待しています。




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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『黄金週間的おもひで』
コメント (2)
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