Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ジャンク野郎の生きる道

2013-06-17 00:15:00 | コラム
月に少なくて2回、平均して3回はケンタッキーで鶏を買う。
回数にすれば「それほどでもねーな」という感じだが、1回で5000円ちかく飛ぶので、芸能人であればとっくにCMを任されているクラス? かと。

だから町田駅前店の店員さんも自分がレジ前に立っただけで「待ち構えている」風だったのだが、異動があったのか、自分の知るマネージャーさんやバイトさんがひとりも存在せず、ちょっと困った。
というのも平日の午前中である、5000円ちかくのテイクアウトがオーダーに入るとは思っていないはずで、ちょっと焦らせてしまうかもしれない・・・と。

そこまで考える必要もないのだが、
たとえば自分、コンビニで後ろにひとが並ぶというのが既にNGなのである、
いつも沢山買うから、、、というのもあって、だから混雑時などは客が少なくなるまで店内をうろつき、店員さんが「手すき」になった状態を見つけてダッシュでレジへ向かう。

東京で生きている割には繊細で、神経質に過ぎるかもしれない。
しれないが、そうすることが自分らしさにつながっていると思うので、やめようにもやめられない。

ケンタッキーに入店したこの日も、だから自分の後ろに並ぶお客さんに順番をゆずりまくった。
快く応じてくれる客ばかりではない、「え、なんで?」という顔をされたりもしたし、店員さんでさえ「なんだ、このひとは」という感じで自分を見る。
ヒトリゴトのように「沢山、頼みますから」と返したが、店員さん、その意味が分からなかったんだろうな。

で、やっと自分の番になる。

「―食べ比べパック3つ」
「はい、3つですね」

店員さん、当たり前のようにこれで注文が終わりだと思っている。
そうか、最後に「○○と」というように「と」をつけないと分かり難いわな。

「オリジナルチキン5ピースと」
「えっ、はい5ピースと」

ほれ、やっぱりもう終わりだと思っていたようだ。まだまだ甘いなアンちゃんよ。

「ぶっかけチキンのサンドを単品で」
「単品で、ですね」

「それと、ツイスターのペッパーマヨ味」
「・・・ペッパーマヨ」

ちょっと申し訳ない気もしたが、動揺し過ぎなんじゃないか・・・とも思った。
気持ちが表情に出過ぎている、格闘技じゃ勝てないよ。

「以上でよろしいでしょうか」
「これでチキンは、17ピースになりましたよね?」
「はい、そうです」
「じゃあ、以上で」

スターバックスの店員をやっている子に「グランデ」(いちばん大きいサイズ)を頼む客は厄介だと聞いたことがある、
マックでバイトをしていた子も「クォーターパウンダーを3つくらい頼まれると、ちょっとパニックになる」といっていたっけ。

ファストフードの鉄則は「早く提供すること」であるからして、大量注文に応えることがメインではないから、、、なのだろう。

甘いぜ坊ちゃん、そんなんじゃ21世紀を乗り切れないぞ。

「―少々、お時間いただけますか」
「りょーかい。そのつもりで来てますから、ほかのお客さん優先していいっすよ」
「いえ、それはさすがにちょっと、、、」

ここにきてやっと、自分がほかのお客さんに順番をゆずっていた理由が分かったんじゃないだろうか。


ケンタッキーだけでない、
基本、マクドナルドでも同じ注文の仕方をするし、前述したようにコンビニでもほかのお客さんに気をつける。
気を「使う」というよりは、「つける」のほうが適切かなと。

大喰らいで大量消費主義者であることを自覚しているからの、それなりの処世? 術。


そうすることが気持ちいいからやっているのであって、けっして「えらい」とは思わないが、
ときどき見かける「順番抜かし」や「順番で揉める客たち」に比べたら、自分、なかなかスマートじゃね? などと自分を褒めてみたくもなるのだった。


※というわけでベタだが、レニクラの名曲を。
かっけー!
チョーかっけー!!




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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(194)高岡蒼佑』

コメント (1)
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