Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

hair

2012-10-25 00:15:00 | コラム
ワケあって、3週間ほど髪を伸ばしていた。
ヒゲも、毎日剃っていた。

きのうから元の坊主姿に戻り、ヒゲも剃らずに済んでいる。

♪ あぁ自由ってすばらしい ♪

と、その程度のことでハッピーなんだから、我ながら可愛いヤツだと思う。


たった3週間のことなのに、その違和感・不快感ったらない。

枕に触れる頭の感触が、いつもとちがう。
シャンプーの泡立ち加減が、いつもとちがう。
帽子かぶるときのフィット感が、いつもとちがう。
汗のかきかた流れかたも微妙に変わるし、なんかもう自分ではないみたい。

中途半端に伸びたので「タワシ的な感触」も失せ、これでは「気持ちいい~♪」とかいって女子に撫でられることもなくなっちまう。


そこで思った、かなり大袈裟にいうが、
単に「モミアゲが嫌いだから」という理由から始めた坊主スタイルが、いまでは自意識と直結するくらい大事なものになっているのだと。
それはヒゲにもいえることで、まさにあれだ、デヴィッド・リンチの『ワイルド・アット・ハート』(90)で、ニコラス・ケイジが蛇革のジャケットを指し「俺って人間のシンボルだ」といったのに似ている。

シンボルねぇ。

映画にAVに格闘技にアイドル、Tシャツやハーフパンツ、チャリ、煙草、ビール、エロ本、自慰、ジョギング、そして坊主とヒゲ。
多いのか少ないのかフツーなのかは分からないが、自分はそういうもので出来ている。
20年前はツーブロックで前髪だけ染めていたこともあったのだから、髪型なんて・・・と思ってはいるが、いまではそれが欠けるだけで牧野光永の15%くらいを失った気分になる。

ちょっと繊細に過ぎるよな。

そこで考える。
このまま死ぬまで坊主なのかと。

その可能性は、かなり高い。

そもそも? 頭の形がいいので坊主が似合うし。
しつこい? が、女子に撫でられたいし。
もっといえば、ハゲた薄くなった……という問題とは無縁の存在になるし。
手入れは(長髪より)大変なのだが、見た目は清潔感が漂うといわれるし。

ただ清潔感をアピールし過ぎるのもつまらない? ので、アクセントとしてヒゲを生やしているわけで、、、というのは生やすための口実か、単にヒゲが似合うと思っているから剃りたくないだけなのだ。


チャリの買い替え数には負けるが、バリカンも現在ので(たぶん)6つ目。

風呂場で全裸になり、鏡を見ながら髪を刈っていくと、そのときの自分の体積? も質量? も、落ちていく髪の分だけ減るはずなのに、減れば減るほど自分らしさに満たされるという不思議。

落ちた髪をシャワーで流し、はい出来上がり。

これを、週に1度のペースでおこなう。

女子の髪型の好みとして黒髪ロングやツインテールを挙げるのは、たぶんその反動? なのだろう。


※トップ画像は、ツインテール美女のひとり「栗田恵美」@『日本ツインテール協会』より

※※奇抜なヘアスタイルも印象に残る映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2001)より、
アニメーションが素晴らしい『The Origin Of Love』を。

しかし名曲だなぁ、涙出てくる。




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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(19)』

コメント (1)
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