まきた@VetEpi

酪農学園大学をベースに、発展途上国と日本の獣医疫学に取り組む獣医師のブログです。

にゃまちょうま

2008-12-09 03:22:29 | グルメ
12月8日(月)。

中国人研究者2人と現地スタッフ2人と合計5人で、近くのパブに行ってきました。
ケニヤで有名なパブ料理は、「にゃまちょうま」と言って、串焼きバーベキューです。

ローカルな店なので、車から降りると、一斉に視線が集まります。店の名は、「CALIFONIA」。Rが抜けてますが、誰もそんなことは指摘しません。小汚い店の一角に小さな小屋があって、中におじさんが一人、皮を剥いだ状態で吊るされた羊と牛の半身に囲まれて、肉を切っています。

そのおじさんに、どの部分をどれくらい、と注文すると、吊るされた肉を、骨ごと叩き切って、秤の上に乗せてくれます。そして、他のお兄さんが来てそれを店の外にある大きな網の上で、炭火であぶるのです。

この火が強すぎると、肉が固くて乾いて美味しくなくなってしまう。ただ肉を焼くだけですが、美味い店というのは、この火加減が違うのだそうです。

ビールを飲んでいると、最初は焼けた肝臓をそのまんま木のまな板に載せて、お兄さんがやって来ました。テーブルの上で、ナイフで切り分けますが、このナイフがよく切れること。辺りは血なまぐさい匂いが立ち込め、生焼けの肝臓の断面を見ると、血管の断面から血の塊が見えてます。いくつか食べましたが、さすがの僕も、あまり食が進みませんでした。

しばらくすると、今度は大きなあばらの塊が運ばれて来ました。これまたよく切れるナイフで、お兄さんは上手に切り分けて行きます。これを、まな板の四隅に盛られた塩を付け、たかる蝿を手で追い払いながら手づかみで食べる。

肉自体は美味しかったけど、野菜も何もなく、ただひたすら羊肉を食べるだけだったので、評価はイマイチ。ウガンダの豚肉の串焼きの方が、アボカド、トマト、玉ねぎなどと出されるし、肉も断然美味かった。ま、久し振りに途上国の地元料理を食べに行けたということで、よしとしましょう。

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4 コメント

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にゃまちょうま (おゆき)
2008-12-09 07:36:30
気になって検索したけど見つかんなぁい(-_-;)

羊と牛かぁ
中国では羊の鍋をあちこちで食べました。
美味かったですよ==
子供の頃は貧乏で母親がマトン(固くてくさいんだよね~チョッと)ばっか
調理していたのを思い出しました。

やっぱ、野菜は無いとね~
特に年取ってからは野菜が旨い(笑)

今度はこっそり画像も撮ってきてくださぁい。
食文化 興味津津
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写真 (まっきー)
2008-12-09 15:04:15
おゆきさん、

そうそう、カメラは富の象徴として人に見られるような気がするので、僕はいつもカメラを持って歩かないんですよね。もったいない話なんですが。あと、ウガンダのパブでは、写真は御法度になってます。携帯にいいカメラが付いてれば、一番いいんですが。でも、そのうち慣れたら、写真も撮り始めたいと思います。

きっと面白い写真が撮れると思いますよ。
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さ、さすがの (まるきち)
2008-12-12 22:36:47
さすがのまっきーさんも
食が進まないっての
新鮮!
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日本では有り得まっしぇん (まっきー)
2008-12-14 02:40:25
まるきちさん、

食といえば、そば談義を思い出します。そば職人は、そばを出してから、客がどんな音を出して、すぐさまそばをすするのかを聴いている、という話をしてましたね。
あんなに美味しそうにそばを喰らう僕でも、やっぱり病気は怖いっす。
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