まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

命名権表記

2018年07月29日 | Weblog

で、

『命名権表記、施設の場所分かる? 地名付かない例や是非論争も 

7/29(日) 17:00配信

京都新聞

球場、競技場はネーミングライツ表記ではどこにあるのか分からない。わかさスタジアムが西京極球場のことなのが最近、やっと分かった。何県何市の施設なのか表記してほしいー。京都市左京区の83歳の男性から、こんな意見が寄せられた。

公共のスポーツ・文化施設などに愛称を付ける権利「ネーミングライツ(命名権)」。自治体が命名権を企業に売却して施設の維持改修費に充てる手法は、東京スタジアムの命名権が東京都から売却され「味の素スタジアム」になった2003年以降、全国に広まった。

ただ、このケースのように施設名から地名が削られる例が少なくなく、分かりづらくなったと感じている人は多いのではないだろうか。試しに、地名も企業名も付かない「ウカルちゃんアリーナ」(大津市)の認知度を調べてみた。

7月上旬、最寄りのJR膳所駅で通行人に尋ねると、「いかるちゃん?」と聞き返す人、「アイスアリーナのこと?」と他の施設と勘違いする人…。バスケットボールBリーグ1部の滋賀レイクスターズが拠点にしていることから「バスケしてる体育館」と答えた人もいたが、滋賀県立体育館の愛称と正答したのは40人中わずか9人だった。

命名権を取得したのは学習塾大手の成基(京都市中京区)。同社の公式キャラクターで「受かる=合格」の意味の守護神ウカルちゃんにちなみ、2年前に名付けた。当初は社名を冠する予定だったが、親しみやすさを重視して決めたそうだ。

他にも県内には企業名や商品名を入れないネーミングの例がある。「山門水源の森」は工作機械商社の山久(長浜市)が命名権を取得し、「奥びわ湖・山門水源の森」になった。「(企業宣伝が)あまり生々しいのはどうか、という考え方が企業側にあるようだ」と、県行政経営企画室の担当者は話す。

わかさスタジアム京都(西京極野球場)、島津アリーナ京都(府立体育館)、長浜バイオ大学ドーム(県立長浜ドーム)。スポーツ施設ではこうした愛称が人々に比較的受け入れられている半面、文化施設では少々事情が異なる。2016年に京都市美術館の命名権が京セラに50億円で売却された際には、施設改修に充てられる税金が減ることを歓迎する声があった一方、美術館に企業名はなじまない、支援企業の顕彰方法は他にもあるのでは、と議論になった。

取材中、こんな笑い話も聞いた。京セラドーム大阪(大阪市西区)に行こうとしてインターネットの路線検索で最寄り駅を調べ、電車で行き着いた先は、近江鉄道の京セラ前駅(東近江市)だった-。実話かどうかはさておき、関連施設の多い大企業だからこそ笑いのネタにもなるのだろう。』

※それ、どこにあるの?