ヒュー・ジャックマンとユアン・マクレガー主演のサスペンス。
物語の核にセレブのみが会員の秘密クラブが存在し、官能の気配が漂う。邦題はその辺への目配りがあるものの原題「DECEPTION」は詐欺、ペテンを意味し、官能のかけらも無い。
秘密クラブはオトリを詐欺へ誘い込むための「甘い罠」に過ぎない。主筋の方はコンピュータで口座を操作するネット犯罪の話になる。そのどちらも細部の詰めが甘く、面白くはあるものの唸るほどではない。
今回脇役のシャ-ロット・ランプリングは60年代後半から息の長い名女優として活躍しているが、いまや60歳超。「ウォール街の美女」役で秘密クラブのメンバーとして迫られてもなぁ・・・。「愛の嵐」の頃ならともかく、本人にも気の毒なキャスティングだ。
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