SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画「ラフ」

2006年09月20日 | 映画(ラ行、ワ行)

 見なければ良かったとは思わないが、見なくても良かった。

  製作資金が不足したのか、時間が足りなかったのか。とにかく、どこかを切り捨てて見切り発車してしまったような物足りなさがある。
 水泳大会の模様を描く冒頭の短いエピソードの後、主人公二人は高校に入学し、同じ寮で生活することになる。

  ということは冒頭のエピソードの二人は中学生?というあたりから始まり、スポーツ特待生の集まる寮なのに競技シーンですごいと思わせる描写もない。ストーリーも人物描写もイマイチ決まらないまま終わってしまうという印象であった。

  スタッフもキャストも出来上がった作品は見たと思うのだが、満足したのだろうか?

  同じ長澤まさみ主演のあだち充コミック「タッチ」は十分に楽しんで見られただけに少し残念な気がする。